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2019年04月の記事は以下のとおりです。

3月末の取材キャンセル

NHK は、新元号の決定を前に中西さんに取材を行い、新元号の発表後にインタビューをする予定になっていました。

がしかし、取材対象のご本人(中西進氏、万葉学者)から、理由は言えないが取材は受けられなくなったと、3月末になって、断りの連絡があったとのこと。NHKジャーナル(ラジオ第1、4/2 22時)がそんな話を伝えた。

NHK は、その取材を申し込んだ時点で、新元号の典拠が万葉集になることを知っていたわけではないだろう。国書典拠になる可能性もあると見当をつけた。それならば万葉学者に声をかけておこう、外にも、記紀は誰それ、平安初期の漢詩は誰それ、以下続く、と唾をつけておく、そう取材方針を立てたのだろう。すると、先月末、取材の断りが出た。それは、中西氏一人だったか、複数だったか。その段階で、NHK は、ある程度、新元号の典拠を絞り込めていたのかもしれない。

安倍首相「令和は国書典拠」自慢の間抜け!絶対ない、とは言いきれない…「超愛国的」元号候補を考えてみた

海行かば

国民みんなが知っている万葉の歌があった。軍歌だよ。

酒宴で、ある方がそんなことを言った。おれがまだ会社の研究所に勤めていた頃のこと。その軍歌のタイトルが「海行かば」だと聞いて、それ知っていると思った、確か映画で軍艦が沈没するときに流れる音楽だ。その曲には歌詞が付いていてそれが万葉集の歌から採られていると言うのだ。日を置かずに調べてみた。大伴家持が詠んだ長歌の一部だった。

先の大戦から遠く離れた今の時代、万葉集と聞いて軍歌「海行かば」を思い浮かべる人はどのくらいいるだろうか。首相が、談話(4/1)の中で、古代の兵士である「防人」のことを口にするのを聞いて、やっぱりねと思った人はどのくらいいたろうか。

海行かば【安倍首相談話全文】

令和、典拠は万葉集

現政権の右寄り傾向を思うと、国書を典拠とすることは十分あり得ることだった。引かれるとしたら、嵯峨天皇の漢詩集あたりだろうか、とぼんやり思っていた。万葉集は意外だった。

元号が大和言葉だと長くなるので、漢文風の文章で書かれた序文から引用したことに今回の特色がある

これは、歌人、岡野弘彦氏のコメント。昨夜のNHKジャーナル(ラジオ第1、4/1 22時)が紹介していた。今回、元号の考案者の中には、大和言葉や訓読みの案を検討した方もあったのではないだろうか。結局は、万葉集という国書を典拠とはするものの、引用にあるように、大和言葉で詠まれ万葉仮名で記された歌(本文)からではなく、添え書きの漢文から取る、という折衷になった。それならば、いっそ、重箱読みの元号にして折衷の度合いを上げても良かったのでは。

迷路

欲深き人の心と降る雪は積もるにつけて道を忘るる

ドラマ10「昭和元禄落語心中」第3回「迷路」(18/10/26)から、「夢金」のマクラに登場する狂歌。このドラマ、観ないまま全10話を全部残していた。柳家喬太郎が出演していることをつい先日知り、週末、第1回から見始めた。なかなか良い。

古今亭志ん朝の「夢金」を聴き直してみたところ、こちらは、積もるに「つれて」、と言っている。

# 高橋泥舟(1835-1903)

新元号が発表される日

4月になった。新元号の予想盛観、政府案は五つ?、外国人材受け入れ拡大、大阪W選の疑心暗鬼、サバ缶値上げ、白鳳右上腕故障、藤井七段詰将棋5連覇、そして明石商が初の4強。そんなトピックスが今朝のニュースには並んでいる。5時の那覇は、気温16.9℃、北の風6.6m、湿度62%。予報では、日中の気温は18℃までしか上がらないらしい。

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