世界に響け職人の心意気
- 2019/04/24 21:21
- カテゴリー:工芸・美術
陰翳を認め、日本人はその中で生きる工芸・芸術を作り上げた。日本古来の芸術の特徴だと主張している。暗さや静けさは古来の日本では当たり前であり、
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」に触発され、社用ホームページの色遣いを大きく見直したとある。谷端信夫著「世界に響け職人の心意気」(リックテレコム、12年)から(p142)。著者は、株式会社タニハタ(組子製品製造販売)の二代目社長。
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2019年04月24日の記事は以下のとおりです。
陰翳を認め、日本人はその中で生きる工芸・芸術を作り上げた。日本古来の芸術の特徴だと主張している。暗さや静けさは古来の日本では当たり前であり、
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」に触発され、社用ホームページの色遣いを大きく見直したとある。谷端信夫著「世界に響け職人の心意気」(リックテレコム、12年)から(p142)。著者は、株式会社タニハタ(組子製品製造販売)の二代目社長。
きわめて優秀な頭脳の持ち主はしばしば間の抜けた感じを与えるものだ
A.J.クィネル著「ヴァチカンからの暗殺者」(新潮文庫、87年)から(p232)。この話にも、ヘックラー&コック(Heckler & Koch GmbH)社製の拳銃が登場する。主人公ミレクが訓練キャンプで試射に用いた VP70 だ(p121)。一方、「1Q84」で青豆が携えていたのは同社製 HK4 だった。あちらでは、メーカー名は、確か、ヘックラー・ウント・コッホとドイツ語風の読みで記されていた。「1Q84」を読みながら、なぜかクィネルを思い出し、この「ヴァチカンからの暗殺者」を三十年ぶりに再読した。拳銃のメーカーという妙な共通点を見付けてちょっとうれしくなった。それと、これも偶々だけれど、この暗殺も1984年の話だ。
ドボルザークの弦楽四重奏曲で、第12番「アメリカ」以外に聴く曲がもう一つある。番号の付いていない「糸杉」だ。ハーゲン弦楽四重奏団の盤がそれら二曲をカップリングしているので(間にはさまっているコダーイの2番はすっとばす)、続けて聴く内にお馴染みになった。ただし、彼らの「糸杉」は抜粋だ。全12曲ある内5曲のみの収録。この度、全曲聴いてみようとシュターミッツ弦楽四重奏団の演奏(93年)を聴いてみた。ここ一週間ほど少し時間があれば毎日のように流している。なかなか良い。
スケールやディテールなどは、緻密に神経質に研ぎ澄ましているわけでもなく、けれども大雑把で無頓着であるわけでもなく、どちらとも言えないようなちょうど”適当”と思える地点を探り、その地点に留まることに注力
山田きみえ編「小さな平屋に暮らす。」(平凡社、17年)から(p26)。素敵な本だ。県立図書館の棚にあるのを見かけて借りて来た。
# 垂木は継がずに出せる定尺4m材(p82)