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2021年01月の記事は以下のとおりです。

モモリン

バク転のできる市長がいたら連れて来いここへ、そんなものができるわけないだろう

モモリン・フラッシュ(笑)。立川志の輔の新作落語「モモリン」から。志の輔ラジオ落語DEデート新春スペシャル(文化放送、1/1 13時)。観世能楽堂で収録(19年1月)。

年末年始には、この外にもいくつかラジオ番組の落語を聴いた。きのう引用した三遊亭金馬3「高田の馬場」や、春風亭柳昇5「結婚式風景」ほか(NHK第1、12/30 9時)、柳家小さん5「御慶」(NHK第1、1/1 1時)、桂吉弥「いのいちばん」(NHK第1、1/2 1時)、桂三木助3「ねずみ」(NHK第1、1/4 1時)。それと講談では、一龍斎貞水「駿府城内猿飛佐助忍術大暴れ」ほか(TBS、12/20 20時)。

立川志の輔さん肺炎で入院 パルコ全公演を中止(1/4)。講談師で初の人間国宝 一龍斎貞水さん死去(20年12月)

桜の便り、21年

那覇で桜、石垣で梅、各々開花が発表された。確かに今日(1/4)は暖かかった、那覇の気温は、最低18度、最高23度あたり、寒かった大晦日に比べると8度ほど高い。予報では明日も22度くらいまで上がる。

強い寒波がやって来たのは、12/30(水)だった。それまでの一週間は20度を超えて過ごしやすかった。が、30日は、最高気温は未明2時の21.2度。風向きが北からに変わると、朝、昼、夜と、気温は一直線に下がり続け、一日で10度下降。日付が替わってもまだ下がり、31日の4時頃、ここ数日の内で最低の10.6度となった。その日の最高は14.6度。年が明けてからは持ち直し、最低15度、最高20度あたりで、もしくはそれを超えて推移していた。

週間予報によると次の週末にかけてまた少し寒くなるようだ。

雷鳥の森

  • 2021/01/04 06:46
  • カテゴリー:読み物

二十年が過ぎたが、彼にはまるできのうのことのように思われる。人が生きていくなかで、時の長さは、暦ではなく、生じた出来事によって計られるからだ。道の長さが、実際の距離ではなくて、道行きの困難さによって記憶されるのと同じように。

マーリオ・リゴーニ・ステルン著「雷鳥の森」(みすず書房、04年)に収載の「向こうにカルニアが」はそのように始まる(p1)。カルニアは、中央ヨーロッパから西に歩いてアルプスを越えてきた者が、最初に踏むイタリアの地、と注にある。著者もまた、アルプスを越え、ナチスの強制収容所から生還したのだった。

持ったる懐剣なげうったが背筋へ当たってのう。暑さ寒さ陽気の変わり目に痛んでならん。二十年以前の傷だが、治るか。

古傷、切り傷に効き目があると口上し、がまの油を商っておれば、背中に後ろ傷を負った親の仇にいつか巡り合えるに違いない、と香具師に身をやつした姉弟。今まさに討つべき仇が眼前に現れた、のだが。引用は、三代目三遊亭金馬の落語「高田の馬場」から。放送、NHK第1、1/3 ラジオ深夜便1時台。初出、同局、56年3月の「演芸独演会」。

それから20年たった今、コロナ感染拡大を受けた給付金支給の混乱などを見れば、行政のデジタル化は進んでいなかったことが分かる。

2001年、時の森喜朗内閣が、IT国家戦略をぶち上げたのだったが、結局は何も進まなかった。引用は、「デジタル庁」元年、DX挽回なるか 菅首相肝煎り―番号カード・行政システム焦点(jiji.com、1/1 7時19分)から。縦割りや縄張りでデジタル化を阻む官僚機構、果たしてそれに風穴を開けることができるだろうか。

場所も時代も異なる3つの話。共通するのは「20年」、ただそれだけ。

# Mario Rigoni Stern (1921-2008)。石丸謙二郎の山カフェ「山びとの生き方~服部文祥さん」(NHKラジオ第1、11/21 8時)

拝啓カアチャン様

  • 2021/01/03 07:00
  • カテゴリー:読み物

一に通信、二にラッパ、三に薬莢のしりたたき、特別番外、馬にハト

歩兵連隊の中で、スカせる(楽ができる)ランキング。番外の馬当番と通信鳩担当はとりわけ楽ができる。薬莢の尻叩きは小銃を撃つことつまり歩兵本科。引用は、「棟田博兵隊小説文庫」第7巻(光人社、74年)から(p55)。解説に「資料的価値に富む」とある。物語としても随分面白い。

本書に収載された「拝啓カアチャン様」(初出63-64年)は馬当番の長編、「ポッポ班長万歳」(同60年)はタイトルの通りハト兵の短編、馬とハト、楽できるはずなのだが・・・。いずれも岡山歩兵第10連隊の兵営を主たる舞台にしている。一方、第三話の「サイパンから来た列車」(同55年)は東京駅から話が始まる、まったく毛色の違う話。

棟田博(サイト内検索)。ものかは、ゆくりなく、よそながら、メートルを上げる、小間物店を開業。小畑敏四郎|Wikipedia

年末年始の社説

六紙は、元日の社説で、今年をそして将来を展望した。朝日(1/1)がその中で長崎原爆資料館のメッセージを紹介している。

核兵器、環境問題、新型コロナという「世界規模の問題」を三つ挙げ、それらに「立ち向かう時に必要なこと その根っこは、同じだと思います」と語りかける。すなわち「自分が当事者だと自覚すること。人を思いやること。結末を想像すること。そして行動に移すこと」。

  • 核・気候・コロナ 文明への問いの波頭に立つ(朝日、1/1)
  • 臨む'21 コロナ下の民主政治 再生の可能性にかける時(毎日、1/1)
  • コロナ港から船が出る 年のはじめに考える(東京、1/1)
  • 平和で活力ある社会築きたい(読売、1/1)
  • 【年のはじめに】中国共産党をもう助けるな 論説委員長(産経、1/1)
  • 2021年を再起動の年にしよう(日経、1/1)

年末には、各紙、2020年の一年を振り返った。一つのタイトルに民主主義の文字が登場する。年末年始とも、いくつかの本文にも出て来る。以下の引用は、東京(12/30)から。

民主主義は完璧な政治制度などではなく、ほかの制度に比べて、少しましなだけかもしれません。だからこそ、不断の努力で民主主義を磨き、守り抜かねばならないのです。

  • 2020回顧・日本 社会が根底から揺らいだ1年(読売、12/22)
  • 2020回顧・世界 感染症が対立と分断を深めた(読売、12/23)
  • 民主主義はありますか 年の終わりに考える(東京、12/30)
  • 回顧2020 新型コロナに明け暮れた 克服への新たな戦いに臨め(産経、12/30)
  • 「1強」の終わり 危機に立ちすくむ強権政治(朝日、12/31)
  • 日本政治 この1年 異論を封じる手法の限界(毎日、12/31)
  • 企業は持続した株高生む変革と挑戦を(日経、12/31)

# 噴き出す疑惑/「桜」も「卵」も解明はこれから(赤旗、12/31)「買収資金の出どころ」、今年は歴史に残る失政の年(政界地獄耳、12/31)「2人の首相のおかげ」

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