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2021年01月04日の記事は以下のとおりです。

桜の便り、21年

那覇で桜、石垣で梅、各々開花が発表された。確かに今日(1/4)は暖かかった、那覇の気温は、最低18度、最高23度あたり、寒かった大晦日に比べると8度ほど高い。予報では明日も22度くらいまで上がる。

強い寒波がやって来たのは、12/30(水)だった。それまでの一週間は20度を超えて過ごしやすかった。が、30日は、最高気温は未明2時の21.2度。風向きが北からに変わると、朝、昼、夜と、気温は一直線に下がり続け、一日で10度下降。日付が替わってもまだ下がり、31日の4時頃、ここ数日の内で最低の10.6度となった。その日の最高は14.6度。年が明けてからは持ち直し、最低15度、最高20度あたりで、もしくはそれを超えて推移していた。

週間予報によると次の週末にかけてまた少し寒くなるようだ。

雷鳥の森

  • 2021/01/04 06:46
  • カテゴリー:読み物

二十年が過ぎたが、彼にはまるできのうのことのように思われる。人が生きていくなかで、時の長さは、暦ではなく、生じた出来事によって計られるからだ。道の長さが、実際の距離ではなくて、道行きの困難さによって記憶されるのと同じように。

マーリオ・リゴーニ・ステルン著「雷鳥の森」(みすず書房、04年)に収載の「向こうにカルニアが」はそのように始まる(p1)。カルニアは、中央ヨーロッパから西に歩いてアルプスを越えてきた者が、最初に踏むイタリアの地、と注にある。著者もまた、アルプスを越え、ナチスの強制収容所から生還したのだった。

持ったる懐剣なげうったが背筋へ当たってのう。暑さ寒さ陽気の変わり目に痛んでならん。二十年以前の傷だが、治るか。

古傷、切り傷に効き目があると口上し、がまの油を商っておれば、背中に後ろ傷を負った親の仇にいつか巡り合えるに違いない、と香具師に身をやつした姉弟。今まさに討つべき仇が眼前に現れた、のだが。引用は、三代目三遊亭金馬の落語「高田の馬場」から。放送、NHK第1、1/3 ラジオ深夜便1時台。初出、同局、56年3月の「演芸独演会」。

それから20年たった今、コロナ感染拡大を受けた給付金支給の混乱などを見れば、行政のデジタル化は進んでいなかったことが分かる。

2001年、時の森喜朗内閣が、IT国家戦略をぶち上げたのだったが、結局は何も進まなかった。引用は、「デジタル庁」元年、DX挽回なるか 菅首相肝煎り―番号カード・行政システム焦点(jiji.com、1/1 7時19分)から。縦割りや縄張りでデジタル化を阻む官僚機構、果たしてそれに風穴を開けることができるだろうか。

場所も時代も異なる3つの話。共通するのは「20年」、ただそれだけ。

# Mario Rigoni Stern (1921-2008)。石丸謙二郎の山カフェ「山びとの生き方~服部文祥さん」(NHKラジオ第1、11/21 8時)

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