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2021年04月の記事は以下のとおりです。

ランプシェード

階段下に照明を付けることになり、それ用のランプシェードをつくった。木製にしようかとも思ったけれど、木工教室は休みが続いているので、それは叶わず、材料には紙を選んだ。念のため、CADで図面を描き、四方転び部分の長さや角度、シェード本体と中に入れる電球との位置関係などを確認した。

週末に作成して、透明のテグスで吊り下げた(写真)。高さの調節に食パンの袋に付いて来る留め具を利用。これがなかなか具合が良い。その留め具はバッグ・クロージャーと呼ばれることを今回知った。

写真のようにシェードの色は白。それが、ライトを灯すと仄かに模様が浮かび上がって、微妙な色合いになる。材料に日本酒の紙パックを使ったので(笑)。

バッグ・クロージャー|Wikipedia

最適物流の科学

  • 2021/04/19 06:47
  • カテゴリー:読み物

リベリアなどは、福島第一原発事故による放射能漏れへの懸念から、一定距離内の海域での航行回避を推奨する勧告を出しました。

そんなことがあったんだな。京浜港への寄港を取り止めたドイツの船会社もあったとか。菅哲賢著「最適物流の科学」(ダイヤモンド社、2017年)から(p199)。

有事の際に、諸外国の船、外国籍の日本の船も含む、が、必ずしも協力的な態度を示すわけではない。想像を超える大災害に見舞われる、戦争に巻き込まれる、そのような事態において、物資輸送の主力を担っている「コンテナ船をどれだけ確保できるかが、国の命運を左右するともいえる」。

# Non-Vessel Operating Common Carrier (NVOCC)。船籍構成(日本の外航海運会社、2015年)は、パナマ61.3%、日本7.7%、リベリア5.9%、シンガポール5.3%、香港4.4%など。Marine Traffic

東芝社長辞任

英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズから買収提案があった後に、車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)が任期半ばで突然辞任した件、4/12週の社説(東経毎産読、4/15-17)から言葉を拾ってみよう。

三井住友銀行出身の車谷氏は、「東京証券取引所の一部復帰を果た」した(東京)。「損失リスクの大きい米液化天然ガス事業など負の遺産の処理」、外の人材を起用し「生え抜き主義の強かった東芝の風土に新風」(日経)など功績もある。一方で、

「子会社の架空取引問題への対応や経営戦略を巡り、大株主の別のファンドと対立」(読売)。社内でも、「コスト削減を急ぐ車谷氏への不信感」(毎日)、「外部から登用した人材に頼る車谷氏への不満が高まっていた」(産経)。そして、

「車谷氏がかつて日本法人の会長を務めた」(日経)CVCからの買収提案。それは「既存株主の株式を買い取り、非上場化する内容」(産経)。「もの言う株主を排除したい車谷氏にとっては、渡りに船」(毎日)、「古巣だったため、社内外から透明性を疑問視する声」(読売)、自身が「『買収を画策したのではないか』と批判」された(東京)。

「今回の辞任は『再建は完了した』とする本人からの申し出によるものだが、社内外の信任を失ったことによる辞任と受け止めるべき」(産経)。「株主総会では車谷氏再任に対する賛成が57%にとどまり」(日経)、「一部に解任を図る動きも」(読売)。「追い込まれた末の辞任」(毎日)。

CVC以外のファンドもいくつか名乗りを上げるようだから、争奪戦になるのだろう。ただ、東芝は原発や軍事など安全保障にかかわる分野を持っている。買収されるとしてもどこまでの事業が対象になるのか、線引きについて政府が関与するのだろう。すぐに片付く話じゃない。

東芝の買収に関して、軽部謙介教授(帝京大学経済学部)がそんな話をしていた。「伊集院光とらじおとニュースと」(TBS、4/15 9時台)にて。

この週(4/12週)の六紙社説、5紙以上が書いた題材は、東芝社長辞任のほかに、福島第一原発処理水海洋放出、コロナ第4波、熊本地震から5年、日米首脳会談。次点(4紙)は、高齢者へのワクチン接種、こども庁創設、そして、米軍アフガン撤退。

犯罪

  • 2021/04/17 06:59
  • カテゴリー:読み物

ありえない話が真実で、ありそうな話が偽りの場合がある

弁護士が語る事件簿には異様な犯罪が並んでいる。フェルディナント・フォン・シーラッハ著『犯罪』酒寄進一訳(東京創元社、2011年)から(p136)。この短編集の中で最も印象に残ったのは「正当防衛」。プロの暗殺者の話。

邦訳がおかしいかもしれないとあちこちで感じながらも読み進める内、銃弾が後頭部に達する云々(p37)の部分でいよいよ妙だと思った。それでは死んでしまう。この人物はこのすぐ後に拷問を受けて口を割らされるのだから。webで調べてみると、翻訳の誤りを正すサイトが見付かった。「優に100を超える」誤訳が指摘されている。「にもかかわらずなお高い評価を得ていることは、原著がいかに傑作であるかを逆説的に物語っている」とも。確かにそうだ。次作を読もうと思うもの。

シーラッハ『犯罪』の誤訳フェルディナント・フォン・シーラッハ著『犯罪』誤訳・文章の欠落のご指摘につきまして|東京創元社

幕が下りた後に

  • 2021/04/16 06:40
  • カテゴリー:未分類

ある劇団の公演が跳ねた後、出口に向かっていると、K氏がこちらに近付いて来るのに気付いた。以前に勤めた会社の社長だ。大病を患ったと誰かに聞いていたけれど様子は昔と変わらないし足取りは軽い。なぜ連絡を寄越さないんだと、いきなり詰問調、その声にも張りがある。ちょっと顔を貸せとばかりに近場の喫茶店へ連れて行かれた。

狭苦しいテーブル席に案内されそうになったので、比較的ゆったりしてそうなカウンター席を選んだ。L字の角のところだ。真正面ではなく90度の角度の方が良かったりもする。

健康状態など互いのことを確認するのもそこそこに、かつての仲間たちがどうしているかを語り合った。彼女が走るのをやめたのを知っているのかと最大の関心事をK氏が口にした。ええ聞いています、遅かれ早かれだったようですね。東京大会を最後の花道にと狙っていたのになあ。開かれないかもしれないので、さっさと見限って良い選択をしたんじゃないですか。ここで目が覚めた。見た夢を書くのは久しぶりかもしれない。

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