政党と支持基盤
- 2021/04/23 06:55
- カテゴリー:読み物
自民党の支持基盤というのは、戦後の農地改革などで揺らいだ戦前以来の既成政党の支持基盤を五五年体制下の利益誘導政治によって固め直して形成されたもの
『現代思想』第46巻第2号(青土社、2018年2月)所収の、インタビュー、中北浩爾「対立構造の変容と政党政治の機能不全」から(p85)。自民党と支持者とを結び付けているのは「地域の人的ネットワーク」。それは昔も今も変わらない。日本会議の影響力が一時話題になったが、「自民党の地方組織がそれに乗っ取られたとはいえない」。
「保守リベラル(=中道)という立ち位置」(図1、p81)。日米安保に肯定的(保守)かつ、日本国憲法に肯定的(リベラル)。各々の逆側は、日米安保に否定的=革新、日本国憲法に否定的=右派。
この号を借りて来たのは、「転倒する保守とリベラル―その空虚さをいかに超えるか」宇野重規×大澤真幸、がOPACでヒットしたからだった。
# 那覇市に波浪警報が発令。1時間で1mmほどの雨、東の風11.3m/s(6:30)。台風2号は、こちらには来ない、現在、470kmほど南の辺りにあって、15km/時の速さで北東へ進んでいる模様。