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2020年12月の記事は以下のとおりです。

第13作は兼用卓

一つの天板、一つの脚部で、二通りの使い方ができる卓。見た目をがらっと変える。一方は、高さ75cmほどのリビング用のテーブル。もう一つは、ソファの前に置くローテーブル、いわゆるセンターテーブル、ただし食事をすることもあるので高さ50cmほどの頑丈な作り。

脚を、戦国武将が野戦の時に使う腰掛け(床几)のように立てる。それに天板を載せると、図の上側、これでリビング用の高い方。その脚を、90度倒して、天板をあらためて載せ直すと図の下側、これがローテーブル。四隅に垂直の柱が立つ。

塗装も終わって全工程修了。この週末、自宅に運び込んだ。デザインを考え始めたのは7月だった。ピタゴラスの定理などでざっと計算して高低の切り替えができそうな感触を得た後、CAD上で図面を描き進めた。制作は9月下旬スタートで週一回の作業。構想に2か月、完成までにさらに3か月かかったことになる。

水差しの蓋(サイト内)。白化現象_(塗装)|Wikipedia

Re: GoTo停止

「景気が落ち込めば、自殺者が増えかねない」と漏らしていた。

主語は、GoToトラベルに拘った菅首相。共同通信の署名記事「相次ぐ難題、翻弄される菅首相 コロナ、Go To、鶏卵、桜…」(12/18)から。

GoToを継続するともしくは停止すると、自殺者数にどう影響するか。施政者は、時期や天候など様々な条件の下、それを推算して(させて)いて当たり前だ。省庁には多数の統計専門家がいる。もちろんコロナの新規感染者や死者の数は推定しているだろう。ただし、自殺者数とコロナによる死者の数双方を天秤に掛けるわけにはいかない。GoTo継続で自殺者は減るがコロナの犠牲者が増える。停止の場合はその逆。どちらかを選ぶ二者択一では決してないのだから。経済的な困窮者への支援、コロナウイルス感染予防や重症者へのケア、各々別々に、議論や施策を行うべきだ。当然そうしているんだろうけれど。

昨年(19年)の自殺者20,169人の内、自殺の原因・動機が「経済・生活問題」と分類されたのが3,395人。一方、新型コロナウイルスによる死者は12月18日時点で2,841人。ちなみに、今年感染者が大幅に少ないインフルエンザはどうか。直接的及び間接的にインフルエンザの流行による死者を推計する「超過死亡」という概念があり、それによると毎年1.3万人が死亡している(1952-2008年の年平均)。これも併せて備忘のため記しておこう。

GoTo停止インフルエンザと比べて(いずれもサイト内)。「相次ぐ難題、翻弄される菅首相 コロナ、Go To、鶏卵、桜…」(12/18)。令和元年中における自殺の状況|警察庁。インフルエンザ 1週間で全国57人 例年より大幅に少ない状況(12/18)

日本経済の現状

内閣府の月例経済報告は、「ゆるやかだけれど回復している」と。ただしその速度は極めて遅く経済活動の水準は、4-6月の大幅な落ち込みを回復していない。日銀の短観は「横ばい」。そして、当面の短期の経済見通しについてかなり信頼できる景気ウォッチャー調査、その先月下旬の調査では「悪化」と出た。

そんな話があった。昨日の『三宅民夫のマイあさ!』▽マイ!Biz・経済展望「日本経済の現状と第3次補正予算」竹中平蔵(慶應義塾大学名誉教授・東洋大学教授)(NHKラジオ第一、12/18 6時台)から。

十日ほど前の同じ枠、マイ!Biz・経済のイマ「2021年経済の注目材料は?」永濱利廣(第一生命経済研究所首席エコノミスト)(NHKラジオ第一、12/7 6時台)では、「今年の日本経済は一言で言うと四重苦」と表現されていた。1) 米中摩擦、2) 景気後退局面で消費増税、3) コロナ・ショック、そして、4) 東京オリパラ延期。

コーナー紹介|マイあさ!

落語家の道50年

大学3年生の時に入門しました。もう大学は別に出なくてもいいやと思ってたんですけど、師匠が、「いやっ、そりゃおまえ、出といた方がええでぇ」とか言うて(笑)、「のぉ、つぶしが効くがな」てなこと言われて(笑)

文珍さんがそんなことを言う。師匠の5代目桂文枝(当時3代目小文枝)の声色がよく似ていて面白い。ラジオ深夜便▽明日へのことば(3/12)から。このインタビューの中でも語られるように、文珍さんは、後に、関西大や慶應大の教壇に立つ。学歴が奏効したのかどうかは判らないけれど、ある意味「つぶしが効」いたわけだ。今では、他の仕事は外して、「落語の高座を主体」に活動しているとWikipediaにある。

かつて五代目桂文枝オフィシャルサイトで「あんけら荘夜話」という回想録が公開されていた。小見出し「文珍入門」の箇所にこう書かれている(05年2月アクセス)、「私の噺が好きで入って来たやつですから、古典を勉強しようという気持ちはありましたね。「パンダ」の時には、彼が一番地味でしたね。その時はきん枝とか八方、小染のほうが色がはっきりと出ていて、文珍だけはちょっとくすんだ感じでね。それが後にふっきれて、新作やりだしてから売れたんです。コツコツと自分なりに勉強もしとるし、非常に頭の回転の速いやつやし、そういう意味では、今の時代にうまくのってる男ですね。

ラジオ深夜便▽明日へのことば「落語家の道50年」桂文珍(NHKラジオ第一、3/12 4時台)、桂文珍|Wikipedia

R・クルーソーを探して

  • 2020/12/17 07:10
  • カテゴリー:読み物

自分は一体全体、何をやっているのだろう? 太平洋の小さな島のとある丘の斜面で、四つん這いになりながらもがいていることが、とても滑稽なことにすら思われてくる。もしくは地球の裏側まで来て、何の変哲もないシダの海に乗り出し、絡み合った茎に足を取られて転倒することがとても馬鹿げているようにすら思える。

島を踏査中に腐った木の根を踏み抜いて山から転げ落ちる。そんな時にふと我にかえる。立ち止まって考えてしまう。髙橋大輔著「ロビンソン・クルーソーを探して」(新潮社、99年)から(p119)。R・クルーソーの漂流記にはモデルになった実話があったんだな。知らなかった。

著者の新刊がHONZで紹介されているの見て興味を持ち、処女作の本書を読んでみた。書き手としてはもちろん、実践者としても力がある方のようだ。関連情報を洗い出し、決め打ちせず選択肢を並べ、そして、自分でやってみる、倦まず弛まず怠らずに。

# 第46回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(2000年度、高校)。『剱岳-線の記』古代日本のファーストクライマーを探せ!

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