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R・クルーソーを探して

  • 2020/12/17 07:10
  • カテゴリー:読み物

自分は一体全体、何をやっているのだろう? 太平洋の小さな島のとある丘の斜面で、四つん這いになりながらもがいていることが、とても滑稽なことにすら思われてくる。もしくは地球の裏側まで来て、何の変哲もないシダの海に乗り出し、絡み合った茎に足を取られて転倒することがとても馬鹿げているようにすら思える。

島を踏査中に腐った木の根を踏み抜いて山から転げ落ちる。そんな時にふと我にかえる。立ち止まって考えてしまう。髙橋大輔著「ロビンソン・クルーソーを探して」(新潮社、99年)から(p119)。R・クルーソーの漂流記にはモデルになった実話があったんだな。知らなかった。

著者の新刊がHONZで紹介されているの見て興味を持ち、処女作の本書を読んでみた。書き手としてはもちろん、実践者としても力がある方のようだ。関連情報を洗い出し、決め打ちせず選択肢を並べ、そして、自分でやってみる、倦まず弛まず怠らずに。

# 第46回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(2000年度、高校)。『剱岳-線の記』古代日本のファーストクライマーを探せ!

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