第13作は兼用卓
- 2020/12/20 16:34
- カテゴリー:工芸・美術
一つの天板、一つの脚部で、二通りの使い方ができる卓。見た目をがらっと変える。一方は、高さ75cmほどのリビング用のテーブル。もう一つは、ソファの前に置くローテーブル、いわゆるセンターテーブル、ただし食事をすることもあるので高さ50cmほどの頑丈な作り。
脚を、戦国武将が野戦の時に使う腰掛け(床几)のように立てる。それに天板を載せると、図の上側、これでリビング用の高い方。その脚を、90度倒して、天板をあらためて載せ直すと図の下側、これがローテーブル。四隅に垂直の柱が立つ。
塗装も終わって全工程修了。この週末、自宅に運び込んだ。デザインを考え始めたのは7月だった。ピタゴラスの定理などでざっと計算して高低の切り替えができそうな感触を得た後、CAD上で図面を描き進めた。制作は9月下旬スタートで週一回の作業。構想に2か月、完成までにさらに3か月かかったことになる。