お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2022年10月の記事は以下のとおりです。

追跡・謎の中国船

大航海時代に世界の海原へ乗り出したスペインやポルトガルのように、今、中国が世界の海底に向かっている。他の国は追いついていない。大きな落差を感じる。

この21世紀の大航海に積極的に参加しなかった国々、日本も含む、は、将来、今の2020年頃をどんな風に回顧するだろう。海底の覇権争いも、その行方は、最早あの頃に決していたと思い返すのだろうか。

引用は、NHKスペシャル「追跡・謎の中国船」から。中国が、レアアースなどの資源を探す調査船や軍事拠点を築く浚渫船を世界の海に展開している。

# NHKスペシャル「追跡・謎の中国船~“海底覇権”をめぐる攻防」(NHK総合、10/5 2:05、6/26初回放送)豊原謙二郎語り

秋葉原事件

  • 2022/10/20 06:26
  • カテゴリー:読み物

答えを急いではいけない。そして単純化した答えを求めてはいけない。世界も人間も、極めて複雑な存在だ。決して、わかりやすいものではない。

中島岳志著「秋葉原事件-加藤智大の軌跡」(朝日新聞出版、2011年)から(p16)。

中島岳志(サイト内)

那覇もだいぶ過ごしやすい気温になって来た。きのう今日、朝方はタオルケット一枚では寒いくらい。長い夏が終わったことを実感する。

文七元結

覚えた味というのはね、何でもそうだけど、こと博打のは、一番忘れられないんだよ

古今亭志ん朝「文七元結」(1982年12月)から。

ラジオから録音したmp3ファイルを整理していると立川談志の「文七元結」があったので聴いてみた。佐野槌の女将さんが、思っているイメージとどうも違う。それが尾を引いて最後まで楽しめない。古今亭志ん朝の音源を取り出して聴き直したのだった。

落語を楽しむにも「覚えた味」はある。文七元結の流れで、明烏や、三枚起請、唐茄子屋政談、お若伊之助などを、志ん朝さんで聴いた。散歩の折などに数日集中して。

ちきり伊勢屋、リスラジ(サイト内)。志の輔ラジオ落語DEデート新春スペシャル▽立川談志、「芝浜」1982/12/9、「文七元結」1977/11/15(文化放送、1/2 14時)

シェアハウス、100カメ

匂いはさー、思い出すよね

100カメ「"家族"シェアハウス」(NHK総合、4/26 23時)から。

五感の内、過去の記憶を最も呼び起こすのは嗅覚。そういう説を読んだことがあるし、経験的にもそう思う。

100カメは、パイロット番組の「週刊少年ジャンプ編集部」を観た(2018年9月)。今年4月にレギュラー化。3か月の間に、「鎌倉殿の13人」のロケ現場や、「救急病院」など興味深い題材が並んでいた。一旦休んで10月から再開した模様。

# のぞき見ドキュメント(サイト内)。100カメ|NHK

パール判決を問い直す

  • 2022/10/17 06:36
  • カテゴリー:読み物

制定法があれば十分だという考えは、裁判を知らない人間の稚拙な発想と言わざるを得ない。社会通念にはカメレオンのように変わるという側面もある。けれども、通史的な次元もあり、保守されるべき根本となる規範もあり、慣習法もある、歴史的自然法もある。それらが社会通念のペースをなしている。浮動するのは表層的な面に過ぎない。

日本の侵略戦争や西洋の帝国主義に対するパールの批判的態度は、法律論ではなく社会通念に依拠していた、と西部氏は述べている。引用は、中島岳志+西部邁著「パール判決を問い直す」(講談社現代新書、2008年)、第三章『パール判決書』の問題から(p133)。本書の副題、「日本無罪論」の真相。

「パールの議論は、政治論として正しかった」(p193)と中島氏が言う。1) 欧米による帝国主義・人種差別・原爆投下などの非人道性を非難、2) 日本の帝国主義的歩みについて批判、3) 戦争肯定の論理を拒絶、牽制。4) ヒューマニズムに基づく文明観や世界連邦の理想など自らの思想表明、5) 「法の正義」を盾に東京裁判の政治性を批判。

中島岳志(サイト内)。西部邁|Wikipedia。「侵略」(覇権的先制攻撃)p205

ページ移動

ユーティリティ

« 2022年10月 »

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

Feed