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2019年02月の記事は以下のとおりです。

ブルックナーの7番

  • 2019/02/14 21:57
  • カテゴリー:音楽

昨夜のベストオブクラシック(NHK-FM、2/13 19:30-21:10)で、ブルックナーの交響曲第7番、その室内楽版が放送された。編曲は、シェーンベルクの門人、エルヴィン・シュタインらによる。シェーンベルク一派は、百年前、私的演奏協会(Verein für musikalische Privataufführungen)の活動で、多くのオケ曲を室内楽用に編曲した。マーラーの4番や大地の歌を、その時の版で、聴いたことがある。ブルックナーはどんな風に料理されたのだろうか。録音(mp3化)したので、その内ゆっくり聴いてみよう。

横尾流現代美術

描くとか作るとかしている時、でき上っていくことへの喜びを実感させるような状態を用意してあげる教育が必要だと思います。うまく描くことなど関係ないですからね。

問82、美術教育は必要だと思いますか、もし必要だとすると一番大切なことは何ですか、に対して著者はそう応じている。横尾忠則著「横尾流現代美術-私の謎を解き明かす」(平凡社新書、02年)、その第6章、横尾忠則への103の質問(p207)から。

捨てるvs拾う

ダリが「私の肯定的条件」と「私の否定的条件」を挙げていたので、ぼくもそれにならって、自分なりの二項対立を試みた

横尾忠則著「捨てるvs拾う-私の肯定的条件と否定的条件」(日本放送出版協会、03年)、その前書きから。対立する二項では、『市民ケーン』/ 市民権、や、バロック建築 / バラック建築、など言葉遊びがある一方で、光琳 / 琳派、修業 / 修行、など、字引きで確認しよう、と思わせる組み合わせも多々ある。

横尾忠則自伝

信じられないが、本物のサルバドール・ダリだ。「君かね、アーティストは?」ぼくの前で立ったまま言った。威圧されたぼくは立ち上がって挨拶するのも忘れてしまった。

スペイン政府に招かれた「日本のアーティスト」だ、ダリに会いたいのだが、とリクエストすると、なんと、その日の午後に邸へ来いと言われ、著者(ぼく)はカタルーニャ州カダケスへ訪ねて行く。現れたダリは、そのアーティストやらを自身の目で見てやろうとでも思ったのだろうか。横尾忠則著「ぼくなりの遊び方、行き方-横尾忠則自伝」(ちくま文庫、15年)から(p278)。時は1976年、サルバドール・ダリ(1904-1989)72歳、著者(1936-)40歳の頃の話だ。

ガリレオの苦悩

  • 2019/02/11 07:19
  • カテゴリー:読み物

実績を大袈裟に伝える報道を目にして、不快になったのだろう。ヒーローめいたものをマスコミが作りだせば、反発する人間が出て来るのは世の常だ。

東野圭吾著「ガリレオの苦悩」(文藝春秋、08年)から(p254)。ガリレオシリーズ第4弾の短編集。新キャラクター内海薫刑事が初登場する。図書館に予約した次の長編が届くのを待つ間これを先に読んだ。

帯を見ると、短編各話から文章が一つずつ抜き書きされている。最初に引用しようと思った個所はそこに含まれていた。上には別のところを引用した。帯は、たいがいの場合、文字がある部分が丁寧に切り取られ見返しに貼り付けられている。これならば、表紙(カバー)の全貌が眺められるし、帯に記載されていることも読むことができる。沖縄に移り住む前に利用していた区立図書館では、帯は元ある場所そのままに保護フィルムで表紙やカバーと一体化されていたものだが。

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