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2020年12月の記事は以下のとおりです。

GoTo停止

GoToトラベル全国停止という国の方針、今日は新聞が一斉に社説で採り上げるだろうと思ったら、朝日、東京は社説で採り上げていない。最近この両紙は独特のカラーが薄まったなあと思っていたのでそれを象徴するような出来事だった。

昨日の「朝刊読み比べ」(森本毅郎・スタンバイ!、TBSラジオ、12/15 6時台)から。結局、今朝(12/16)、朝日、東京も含めて本題の社説6つ出揃った。

  • GoToの一時停止 後手に回った責任は重い(毎日、12/15)
  • GoTo停止 感染抑止優先で安心を与えよ(読売、12/15)
  • GoTo全国停止 28日まで待つ必要あるか(産経、12/15)
  • GoTo停止 政策を転換する時だ(朝日、12/16)
  • GoTo停止 遅きに失した決断だ(東京、12/16)
  • GoTo停止でも続く医療逼迫の不安(日経、12/16)

以下、各本文からの抜粋。「中止を求める専門家らの声を無視し、事業を続けてきた菅政権の責任は、極めて重い」(朝日)、「停止を決断したのは当然」(読売)、「政府の対応はちぐはぐで後手に回った」(日経)、「感染対策を小出しにすることで事態を悪化させ」「感染拡大の責任を国民に転嫁するような物言い」(毎日)、トラベル事業「不要不急の外出自粛要請とは明らかに正反対」「認識の欠如」(産経)、方針転換が「支持率急落に後押しされたことは間違いない」(東京)

Re: COVID-19 感染予測

「Google、AI使ってコロナウイルスの感染状況を予測。11/16-12/13の4週間28日、沖縄県、945人感染(33.8人/日)、8人死亡。1日あたり最大の入院・療養等患者数は373人」と、11/17(火)の日誌に書いている。その4週間が経過して実際はどうだったか。きのう(12/13)の20人を加え、28日間の新規感染者は計1067人。Googleの予測より百人ほど上回った。期間の死者は、予測8人に対して実際は9人だった。

今はどの県が新規感染者数が多いのだろうか。NHKのサイトによると、直近一週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、12/12時点で、大阪府や、北海道、東京都が20人を超えており、広島県、愛知県、高知県の3県が18人前後で続く。その次が沖縄県(17.27人)。

COVID-19 感染予測(サイト内)。特設サイト新型コロナウイルス|NHK

ベトナム戦記

  • 2020/12/13 07:02
  • カテゴリー:読み物

最前線はどこですか、どこですかとたずねて何度も説教された。"最前線"の"現地"へ迷いこんでからも戦争はどこにあるのですか、最前線はどこですかと聞いて、そのたびにたしなめられた。それがわかってるくらいなら苦労はしないよというのだ。

国の全土が最前線。開高健全集第11巻(新潮社、92年)に収載の「ベトナム戦記」(初出65年)から(p105)。沢木耕太郎、角幡唯介両氏の対談の中で引き合いに出される三つのノンフィクション、それは、「極限の民族」、「さもなくば喪服を」、そしてこの「ベトナム戦記」だった。

サイゴンの特産品「テロ、デモ、デマ、クー(デター)の四つであった」(p11)。ベトナム語の「チョーヨーイ」(p34、ニチェヴォ、没法子、やれやれ)。

旅人の表現術(サイト内)。チャーチル(Winston Churchill、1874-1965)

税制改正と格差是正

税制の根本原則は公平性にある。政府・与党は公平な徴税環境を整え、無駄なく予算を配分する責任を持つ。ただ同時に税制を利用して苦境に直面した人々や企業を支援したり、産業育成につなげる工夫を行う義務も担っている。今回の大綱は小幅な改正でお茶を濁した感が強く新たなアイデアが不足している。

東京新聞の社説「与党税制大綱 力強さ欠く小幅改正だ」(12/11)から。果たして国家による再配分は上手く機能しているのだろうか。左も右もそれを懸念しているようだ。3紙の社説タイトルに格差是正の言葉が使われている。

  • 税制改正と暮らし 格差是正の議論が足りぬ(毎日、12/3)
  • 税制改正大綱 格差の是正を忘れるな(朝日、12/11)
  • 与党税制大綱 力強さ欠く小幅改正だ(東京、12/11)
  • 税制改正大綱 企業を積極投資に転換させよ(読売、12/11)
  • 税制改正大綱 格差是正の議論を始めよ(産経、12/11)
  • 脱炭素やデジタル化を税制でも支えよ(日経、12/12)

六紙の社説が同じ題材で出揃う。今朝(12/12)それが3件あった。もう一つは、高齢者の医療費負担増。日経は11月にも書いている。その折のタイトルは「75歳以上は窓口負担原則2割を明記せよ」(11/1)。年寄りからもっと絞り取れと。

  • 75歳以上の窓口2割負担、範囲を極力広く(日経、12/1)
  • 高齢者の医療費 負担議論は避けられぬ(東京、12/3)
  • 75歳以上の医療費 「選挙にらみ」が目に余る(毎日、12/10)
  • 高齢者の医療負担 引き上げの着実な実施を(産経、12/11)
  • 75歳医療費 本格的な改革の一歩に(朝日、12/12)
  • 高齢者医療負担 持続可能な制度への第一歩だ(読売、12/12)

それと、はやぶさ2。この題材で6つ揃うのは意外な感じがする。

  • はやぶさ2帰還 強みを生かし、着実に(朝日、12/7)
  • はやぶさ2帰還 世界に誇る探査技術を磨け(読売、12/7)
  • はやぶさ2 「挑戦」の大切さを学ぼう(産経、12/8)
  • 応用範囲広いはやぶさの技術(日経、12/8)
  • はやぶさ2帰還 天体衝突から地球守れ(東京、12/9)
  • はやぶさ2の帰還 人材育てる挑戦続けたい(毎日、12/12)

日本人というリスク(サイト内)

砂の上の黒い太陽

  • 2020/12/11 06:20
  • カテゴリー:読み物

君は闘牛士を知らん。闘牛士の心理をだ。闘牛士という人種は、どんな時でも引退の時を夢見ている男たちなんだ。

エル・コルドベスのマネジャー、パキート・ルイスがそう言う。ただし、何かを追い求めているときは活動を止めない、「あの年は私たちに大目標があった」。林栄美子編「砂の上の黒い太陽-闘牛アンソロジー」(人文書院、96年)の佐伯泰英著「闘牛士エル・コルドベス一九六九年の叛乱」(抄)から(p219)。

タイトルにある69年の叛乱、それは闘牛の興行を独占するトラストとの対立だった。スターとなった闘牛士は、移動式の簡易闘牛場でスペイン全土を巡業して回る。ところが翌70年に和解。そして「大目標」に向かって再始動する。65年に打ち立てた、年間出場111闘牛の史上最高記録を更新することを目指したのだ。「さもなくば喪服を」その後のエル・コルドベスを描く。

さもなくば喪服を(サイト内)

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