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ベトナム戦記

  • 2020/12/13 07:02
  • カテゴリー:読み物

最前線はどこですか、どこですかとたずねて何度も説教された。"最前線"の"現地"へ迷いこんでからも戦争はどこにあるのですか、最前線はどこですかと聞いて、そのたびにたしなめられた。それがわかってるくらいなら苦労はしないよというのだ。

国の全土が最前線。開高健全集第11巻(新潮社、92年)に収載の「ベトナム戦記」(初出65年)から(p105)。沢木耕太郎、角幡唯介両氏の対談の中で引き合いに出される三つのノンフィクション、それは、「極限の民族」、「さもなくば喪服を」、そしてこの「ベトナム戦記」だった。

サイゴンの特産品「テロ、デモ、デマ、クー(デター)の四つであった」(p11)。ベトナム語の「チョーヨーイ」(p34、ニチェヴォ、没法子、やれやれ)。

旅人の表現術(サイト内)。チャーチル(Winston Churchill、1874-1965)

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