お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2021年01月の記事は以下のとおりです。

Re: 緊急事態宣言再び

今年最初の木工教室が感染症対策でお休みとなり、読みかけの本を片付けたり、web上の記事をあれこれ読んだりして過ごした。緊急事態宣言がらみの記事では、なるほどなと思うことがあった。

会食で「そこに酒が入れば、コロナ禍であることを忘れ談論風発、口角飛沫が感染リスクを高めるということだろう。だがそれは客の問題で飲食店の責任ではない」(日刊スポーツ、政界地獄耳、1/8)。確かにそうだ。大切なことは、

一人ひとりが、感染拡大の「現状を理解して対策に取り組むこと」。そのために、為政者は「国民が理解できるよう丁寧な説明を」しなければならない(NHK、時論公論、1/7)。果たして国のリーダーはどうしていたか、

首相は「再宣言発令に当たり国会で説明すべきなのに出席しなかった。国会報告は国民に理解と協力を求める場のはずだが」(東京新聞、社説、1/8)。国会(衆院の議院運営委員会、1/7)で、首相に代わって発令の事前説明を答弁したのは、西村康稔コロナ担当相だったのだ。それはなぜか、

1月4日に首相は西村コロナ担当相を呼び、『君が僕の代理だから』と国会での説明役をまかせた。おだてられて「すっかり舞い上が」った担当相は、代理を命じられたことを周囲に漏らし「もっぱら自慢」。「これで緊急事態宣言発出が失敗しても西村のせいにできる」し、党内の派閥対策にもなる。「首相はなかなかしたたかだ」(政界地獄耳、1/9)。

緊急事態宣言再び(サイト内)。飲食のせいにする政策自体見直すべき(政界地獄耳、1/8)、新型コロナウイルス 2度目の緊急事態宣言 その課題は(時論公論、1/7)、納得と共感得られるか 緊急事態を再宣言(東京新聞、1/8)、西村に責任押しつけ、細田派も分断(政界地獄耳、1/9)

養殖魚サバヒー

台湾でポピュラーな魚、サバヒー。沿岸で捕獲された稚魚が池に放り込まれ大量に養殖される。庶民は、毎日のように主に朝飯で、スープや雑炊にして食べるという。中文では、虱目魚と書く。

この魚は低温にたいへん弱い。養殖池の「水温が10℃以下になると被害が出はじめ、8℃以下となるとほとんどが死んでしまう。このため、年によっては寒波の影響で養殖魚が大量に死ぬ」とWikipediaにある。かつて台湾へ頻繁に行っていた頃、現地の専門家からこんなことを聞いた、「寒波が予想されて気温が12度を下回るとなると、多くの業者は早めの出荷を検討し始める」と。小ぶりでも売れる内に売ろうというのだ。

ところで、サバヒーと言っても、台湾では通じなかった。いつの出張の時だったか、これを食べてみることにした。中国浙江省出身の同僚が一緒だった。北部の港町、基隆、その街道沿いのレストランで、メニューにはなかったけれど、サバヒーで何かつくってくれないかと店の主人に頼んだ。もちろん同僚が中国語で。ところがサバヒーが通じない。文字なら伝わるだろうかと、虱目魚と書くと、「なんだ、サムイーのことか」と主人は笑った。それは家庭料理用、店では仕入れしない、近所の魚屋までちょっと買いに行って来る、スープでいいかな、と美味しいスープをつくってくれた。

主人が言った「サムイー」、それは日本で言う「寒いー」そっくりだった。後で聞いてみると、虱目魚をシムイーもしくは塞目魚と書いてサィムイー、そんな風にも発音するようだ。今朝(1/8)の那覇はだいぶ冷え込んだ。寒波がやって来て、「寒いー」と漏らす時、あの魚のことを思い出す。

桜の便り、21年(サイト内)。サバヒー|Wikipedia

「トリプルブルー」に

民主が大統領選に加えて上下両院で多数派を確保する「トリプルブルー」となり、20日に発足するバイデン次期政権の追い風となる。

nikkei.comの記事、米上院、民主2勝で多数派 「トリプルブルー」に(1/7 6:36、7:40更新)から。【ワシントン=永沢毅】で始まるこの記事は、当初、「米上院、民主が多数派に 決選投票で2勝」というタイトルだった。後の更新で、トリプルブルーの文言が加えられた。

さて、トリプルブルーだとどうなる。それは、大雑把に言うと、民主党が政策運営を自分たちの思い通りにできることを意味する。世界経済、そして、日本の安全保障への影響を少し考えてみよう。

民主党は、社会保障やインフラ投資を拡充するだろう。それには増税と規制強化が付いて来る。米国の景気は下向くと予想される。そうでなくても、世界中、コロナ対策の金融緩和や財政出動で、行政や企業の債務が膨らんでいる。一度、信用不安が巻き起こるとどうなることか。米国の景気後退がその引き金にならないとも限らない。

それと、軍事費を大幅に削減するだろう。日本に対して、トランプさんは、守ってやる、その代わり金を出せ、という姿勢だった。バイデン新政権だとどうなる。しっかり守ってやるには軍備は十分じゃない。けれど日本の勝手にされては困る。なんせ技術的には核を持てる国だ。ここは一つ、尖閣も安保条約第5条の範囲とリップサービスしておこう。さすれば大人しくしているだろう。もし万が一、東シナ海で事あれば、米議会で話し合えば良い。はるか極東へアメリカの兵士を送るか否か、それを決めるのは国民だ。本音はそんな感じじゃなかろうか。

トリプルブルーが確実になったこの日、NYダウ平均は上がった。「景気を下支えするための新たな経済対策を実施しやすくなる」と見る向きがあるようだ。引き続き株高傾向が続くシグナルだろうか、それとも、一時のご祝儀相場だろうか。しばらく、コロナ禍が落ち着く頃まで、様子を見る必要がある。この先、悪いことが起こらなければ良いけれど。

格差と民主主義2020年の米国と日本(いずれもサイト内)。NYダウ平均株価 経済対策期待で大きく値上がり 最高値を更新(1/7)

大と真

  • 2021/01/07 06:31
  • カテゴリー:読み物

人は、親が生み育てるのだけれど、後半生は本人が自力でやってゆかねばならん。人の一生っていうのは親と子の合作のようなもの

足立巻一著「大と真-おじじ子育て記」(理論社、81年)から(p19)。著者は、評伝三部作で、祖父と父、恩師、そして学生時代からずっと追っ掛けて来た本居春庭を書いた。本書は、なんと、孫二人との物語。

二つの言葉の語源が語られる。「生まれる」(p6)と「梅雨(つゆ)」(p134)。

足立巻一(サイト内検索)

緊急事態宣言再び

きのう(1/5)六紙は一斉に社説に書いた。左の3紙は、タイトルで訴える、「速やかに」、「明確」に、そして「誠実」にと。

  • 宣言再発出へ 対策の全体像速やかに(朝日)
  • 首相が緊急事態宣言へ もっと明確なメッセージを(毎日)
  • 心に響く誠実な言葉で 緊急事態再宣言へ(東京)
  • 緊急事態宣言へ 危機感の共有で感染症抑えよ(読売)
  • 緊急宣言発令へ 「一点突破」では不十分だ(産経)
  • 緊急事態宣言で急所つく感染防止策を(日経)

他3紙の意見を見てみよう。まず、アクセル派の日経でさえ「ある程度ブレーキをかけて」と書いているのが目を引く。「感染拡大の温床となりやすい飲食店の営業短縮を徹底するなど、的を絞った対策が効果的」(日経)。いやいやそれでは甘い、「限定的、集中的な対策だけでは、短期間に新型コロナウイルスを抑え込むことはできないことを、これまでの経験から認識する必要がある」(産経)。「菅政権の感染症対策は後手に回ってきた。専門家と意思疎通を重ね、迅速な対応を心がけ」よ(読売)。また後手に回るんじゃないか、大いに心配だ。

ページ移動

ユーティリティ

« 2021年01月 »

- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

報道の自由度、2024年
2024/05/19 06:04
歯周病と大腸がん
2024/05/18 06:31
石見相聞歌
2024/05/17 05:49
キダ・タローさん死去
2024/05/16 09:47
浪速のモーツァルト
2024/05/15 06:02
昭和100年式典
2024/05/14 06:00
帰省、24年5月
2024/05/13 06:24
教員の成り手不足
2024/05/12 06:01
フジコ・ヘミングさん死去
2024/05/11 05:55
硫黄鳥島
2024/05/10 06:07

Feed