「超」整理法
- 2019/12/07 08:29
- カテゴリー:読み物
携帯ワープロや録音機を持ち歩いて、どこでもせかせか仕事するなど、およそ知的でない。息が詰まりそうだ
著者がある人からそう指摘される。野口悠紀雄著、「超」整理法-情報検索と発想の新システム(中公新書、93年)から(p201)。四半世紀前、引用部分を読んで、そうだよな、と思ったものだ。が、今や、小さなコンピュータ、スマホを常に携行し、メールをチェックしニュースを読んでいる。慣れとは恐ろしい。
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2019年12月の記事は以下のとおりです。
携帯ワープロや録音機を持ち歩いて、どこでもせかせか仕事するなど、およそ知的でない。息が詰まりそうだ
著者がある人からそう指摘される。野口悠紀雄著、「超」整理法-情報検索と発想の新システム(中公新書、93年)から(p201)。四半世紀前、引用部分を読んで、そうだよな、と思ったものだ。が、今や、小さなコンピュータ、スマホを常に携行し、メールをチェックしニュースを読んでいる。慣れとは恐ろしい。
国民に対して何かの情報を極秘にすることなど、日常茶飯事だ。
東野圭吾著「パラドックス13」(講談社文庫、14年)から(p13)。この小説は、いわゆる漂流ものだ、そういう表現があるのかどうか知らないけれど。読みながら、十五少年漂流記や、シャクルトン卿による南極探検の話を思い出した。
# 漂流、ミニヤコンカ奇跡の生還(いずれもサイト内)、A・ランシング著「エンデュアランス号漂流」、N・デミルら著「超音速漂流」
訃報に触れ、オスロ・フィルとの快演、チャイコの5番を聴いた。
チャイコフスキー、交響曲第5番ホ短調 Op.64
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス指揮
録音:1984年1月26,27日、Oslo Philharmonic Hall
CHAN8351
# 世界的な指揮者 ヤンソンス氏死去、Mariss Jansons (1943/1/14-2019/11/30)
夢を見た。これまでの失敗を思い出そうとしている。赤っ恥をかいたこと、大穴を開けてしまったこと、他人の面子を潰してしまったこと、そして、倫理に悖ること。ああ、あんなこともやらかした。なんでこんなことを穿り返しているかは分かっている。あの本を読んだからだ。「私の失敗」という囲みのコラムがあちこちにあった。触発されたんだな。いっそ、今月のシリーズ十選はこれにしてしまおう、物心ついてからこの方の失敗の数々の中から選り抜きの大失敗を10個並べよう。近所の雑木林や、中学校の英語の時間、研究所の図書室、高校時代の隣席、上司の机の抽斗、阪神電車の改札口、取引先の会議室などの場面、そして起こったことの顛末を思い起こし選抜して行く。作業をあらかた終えたあたりで、目が覚めた。
# 続「超」整理法・時間編(野口悠紀雄、中公新書、95年)
アメリカなど欧米諸国は中国やロシアの国内問題への干渉を強めていて、両国の主権や安全を脅かしている
周主席が露プーチン大統領の側近との会談でそう述べたとか。中国 習主席「主権脅かす」と米を批判 中ロ連携で対抗する考え(NHK NEWS WEB、12/3 5時38分)から。主権という表現は、にわかに捉えにくい。この文脈では、国家の独立性あたりに置き換えると分りやすいだろうか。なお、両国とも共和国なので、いわゆる主権在民だ、一義的にはそうなんだろうけれど、何となく違和感がある。中国は、一つの政党が統率、指導している国であることは明らかだし。
我が国の主権については、高校の政治経済の授業で習った。主権という言葉は、憲法の前文から第1条にかけて、三度、登場する。各々が示す意味が少しずつ異なっている、そういう解説があったことを覚えている。どう違うのかはすっかり忘れてしまった。その内に諸国の主権も含めじっくり見返してみよう。