元警察官へ死刑判決
- 2019/12/16 19:57
- カテゴリー:時の話題
人を殺してはいけないと教えるためになぜもう一つ命を奪うのですか
米国のある死刑反対派の方がそう主張する、と大谷昭宏氏が紹介していた。今朝の「深読みジャパン」で、元警察官へ死刑判決というニュースに関するコメントとして(文化放送くにまるジャパン極、12/16 9時台)。
ところで、きのう読み終えた本に「懲役の効果が薄いことは再犯率の高さからも明らか」とあった(虚ろな十字架、p153)。殺人犯に限った場合、その再犯率はどのくらいなのだろうか。web 検索してみた。平成22年版の犯罪白書が「おおむね10年間にわたり,再犯の有無の追跡を行」い、その集計結果を載せている。それには、殺人の罪で有期刑となりそのお勤めを終えた満期釈放者が再び殺人を犯す率は 2.9% とある(7-2-3-2-17図 出所事由別再犯状況 罪名別)。かつての殺人犯がシャバに戻って来ると何人かは、やはり、また殺ってしまうのだ。再犯率が 0 ではない以上、殺人犯は死刑に処すべきという強硬な意見はあるんだろうな。
# 元警察官 妻子3人殺害事件で死刑判決 福岡地裁、犯罪白書|法務省、新幹線殺傷被告が法廷で衝撃の"再犯宣言"、永山基準 - Wikipedia
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