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2023年02月の記事は以下のとおりです。

ベルリンは晴れているか

  • 2023/02/23 06:18
  • カテゴリー:読み物

敗戦した被占領国民の立場は虫けらほど低い。

無条件降伏した日本もそうだった。先日書いたように、戦後78年経とうとする今でも、実質的に米国の占領下にある。それでも、「虫けら」よりは、多少はましなはずだが、どうなのだろうか。と、米軍機の音を聞きながら思う。

引用は、深緑野分著「ベルリンは晴れているか」(筑摩書房、2018年)から(p90)。

読了せず。読みかけていたものの、うっかりしていて返却期日が来てしまった。図書館の窓口へ行って、もう一度借りる手続きをお願いしたら、次の方の予約が入っていて、借り直せなかった。少し延滞して読んでしまえば良かったと思わなくもなかったけれど、ルールは守らないとね。近い内にまた借りて来よう。

実質的にまだ占領下にある戦場のコックたち(いずれもサイト内)。貸した本どこいった? 那覇市立図書館へのサイバー被害で所在不明に 「早めの返却を」(2/14)、予約サービスの再開について(2/16)

GRUBの導入、Arch Linux

再チャレンジ、Arch Linux、その2

Arch Linuxインストールの一連の作業の中に、通常、GRUBのインストールが含まれる。

$ pacman -S grub
$ grub-install –-target=i386-pc /dev/sda
$ grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

これに関連して、ArchWikiのGRUBの項に以下の補足説明がある。「grub-mkconfigがインストールされている他のシステムを検索して自動的にメニューに追加するには、os-proberパッケージをインストールして、他のシステムが起動するパーティションをマウントしてください。その後、grub-mkconfigを再実行します」と。

作業をしているサブ機では、隣のパーティションにantiXが入っている。これもメニューに並べたい。そのために、ArchWikiのこの説明通りにやってみるのだけれど果たせない。インストール終了後に再起動すると、GRUBのメニューに現れるのはArch Linuxのみ。

これには、antiX側にGRUBを入れ直して対処した。USBメモリーに入れたantiXのlive版で実施。結果的に、GRUBのメニューに、antiX、Arch Linux、2つのOSが並んだ。

再チャレンジ、Arch Linux(サイト内)。GRUB#他のOSの検出|ArchWiki、複数のOSを使う(3)GRUBを使ったデュアルブートTutorial: Custom Grub Menu for Multi-Boot, using a custom.cfg file

N響、フルシャ、23年2月

  • 2023/02/21 06:15
  • カテゴリー:音楽

ヤクブ・フルシャが振るN響定期公演を聴いた、NHKラジオの聴き逃しで。以前にもこの指揮者でラジオ中継を聴いたことがある。これから、っていう人なんだろうな。

まず、第1978回(2/10)のラフマニノフ作曲「交響的舞曲」作品45。この曲、第一楽章の冒頭で指揮者の腕前がよく判る。案の定、Non allegroのテンポ取りが上手く行かず音楽が前へ進まない。その後、段々と調子が出て来て、最初の旋律が戻って来る所に至ってはだいぶ取り返したようだ。2楽章や3楽章のゆったりしたフレーズではオケを十分に歌わせてなかなか良い。

そして、第1979回(2/15)のブラームス作曲交響曲第4番ホ短調作品98。冒頭、随分あっさりとした節回しだなぁと思っていると、以降は熱量がどんどん増す。それに、オケ全体が鳴っている箇所あちこちで、バランスや色彩があまり整理されていない。粗削りと言うか若いと言うか、決して悪い印象ではないのだがプロらしくない感じはする。なぜか、4楽章の終り方は極めて淡白。

今のN響は比較的充実しているのだろう。無難で安心して聴いていられる。この2回の公演では、ホルン・パートの良さが際立っていた。要所要所で和音が決まると気持ちいい。

ブラームスの4番交響的舞曲ヤナーチェク、N響19年4月(いずれもサイト内)。過去の公演|NHK交響楽団、ベストオブクラシック▽N響第1978回定期公演(NHK-FM、2/10 19時半、NHKホールから中継)、N響第1979回定期公演(NHK-FM、2/15 19時、サントリーホールから中継)

ベン・ハー(2016)

振り返るな。人生は目の前に広がってる。

モーガン・フリーマン扮する族長が言う。映画「ベン・ハー」(米、2016年)から。

ちょっと拍子抜け。チャールトン・ヘストン主演の旧作(1959年)を焼き直したんだろうけれど、上手く行かなかったね、と、そんな風に見えてしまう。昨今、CGで様々な表現が可能になっている。映画の良し悪しはそんな小賢しい小手先の小細工で決まるわけじゃないということか。

砂の上を文字が駆け抜けるエンドロールはよく出来ている。こんなところに労力かけるなら本編の方で、もうちょっと、頑張れば良かったね。[Filmarks 3.3]

ABEMA(サイト内)。GYAOベン・ハー (2016年の映画)|Wikipedia

中国が戦狼外交を転換か

軍備が理由で互いを信頼できないのではありません。互いを信頼できないから軍備を行うのです。

米レーガン大統領による演説から。この中で、ソ連のゴルバチョフ書記長に対し、ベルリンの壁を壊せと諭す。映画「アトミック・ブロンド」(2017年)で引用されていた。壁崩壊前後の東西ベルリンを舞台にしているこの映画では、当時のニュース・フィルムが度々登場する。[Filmarks 3.6]

中国は、2023年の年明け早々、外相が米国へ協力関係推進を呼びかけ、強面スポークスマンの左遷も行った。これまでの過激で好戦的な「外交姿勢を転換させたのではないかとの期待がふくらんだ」。背景には、「ゼロコロナ政策で疲弊した経済復活のため、欧米との関係改善を図りたい事情」や、「ウクライナ侵攻をめぐり、友好国ロシアと距離を置く」意図があるようだ。東京新聞の社説「中国の戦狼外交 転換本物か見極めたい」(2/15)がそう伝えている。

中国の戦狼外交からの転換について社説で述べたのは、在京六紙の中では東京新聞以外にはない。さすが、多様性や寛容に敏感な同紙だけのことはある。と思いきや、米国による偵察気球撃墜への対応の件で「戦狼の地金が出た」、協調外交は打算的な演出に過ぎず、習近平政権の「世界秩序に挑む姿勢」に変化はないのではないか「しっかり見極める必要がある」と冷やかな目を向ける。

そう懐疑的にならずに、もう少し、信用や信頼を養う姿勢があってもいいのでは。ロシアと離れたら親しい友はもう誰もいない、と中国は感じている。日本は、手を差し伸べて、信頼関係を回復する絶好の機会ではないか。「互いを信頼できないから軍備を行」おうとしている今、日中の関係次第では、軍備増強の議論に関して違う観点が得られる可能性がある。新聞は、近隣諸国、特に大国、中国へのより良いアプローチについて、もっと意見すべきではないだろうか。

さて、2/13wの六紙社説は、そのほかに、日銀新総裁、国産旅客機撤退、臓器斡旋事件、マスク着用緩和、原発60年超容認、戸籍に読み仮名、偵察気球への対策、スマホアプリ市場寡占、核ごみ最終処分、被爆2世の救済、H3ロケット中止などを題材とした。

六紙社説、ABEMA(いずれもサイト内)。Remarks on East-West Relations at the Brandenburg Gate in West Berlin | Ronald Reagn Presidential Library & Museum、アトミック・ブロンド|Wikipedia

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