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2023年10月の記事は以下のとおりです。

存在目的を果たすために

われわれはなぜ存在するのか。存在目的を果たすのにどんな知の体系が必要か

を、深く考え構想する。それがあれば何をやって何をやらないかの意思決定は速い。野中郁次郎一橋大名誉教授のインタビュー記事から(nikkei.com、10/7)。

示唆に富んだ記事だ。さらに抜き書きしておこう。「行動が軽視され、本質をつかんでやりぬく野性味がそがれてしまった」。「計画や数値目標は、現状維持の経営には役立つかもしれないが、改革はできない」。組織の底流にある問題、「戦略のあいまいさ、短期志向、集団主義、縦割り、異質性の排除」。「個人に眠る暗黙知を集団で共有」「徹底した対話を経て、暗黙知を言葉や論理による形式知に変換」、それを実践し「個人の暗黙知をもう一段高める」。「戦略的ナルシシズムの誤り」を犯さない。

ちょっと思い出した。野中郁次郎、伊丹敬之、加護野忠男、三氏は経営学の三羽烏と呼ばれると聞いたことがある。が、今、3人のお名前と三羽烏とweb検索してみても、それらしい記載はヒットしない。そう称されたのは随分昔のことなんだろうな。

失敗の本質知略の本質(いずれもサイト内)。企業の失敗、野性喪失から 「失敗の本質」の著者説く(10/7)

鈴木宗男氏の訪露

平時には一切役に立たなくとも、いざという時、有事の際にチャンネルが使えるかどうかが外交と安保だ。

そう。有事にならないようにチャンネルづくりしておくことが何より大切だ。引用は、政界地獄耳「訪ロ鈴木宗男 クセの強いベテラン政治家を使いきれなかった維新の限界」(日刊スポーツ、10/10)から。日本維新の会の鈴木宗男参院議員が訪露し、アンドレイ・ルデンコ外務次官(アジア太平洋地域担当)らと会談したことを伝えている。

わが国は何かと物騒な国々に取り囲まれている。北朝鮮、中国、そしてロシア。韓国だってどうか判らない。時として反日を政権浮揚のネタに使う。その感情は国民に根深い。

今、関係が良くても悪くても、日頃から重層的な関係を構築し維持しなければならない。対話の機会を持ち続けることが肝要。コラムの鈴木議員や、沖縄の玉城知事のチャネルは一助になるはずだ。米国一辺倒で凝り固まった連中の代わりに一肌脱いでいる。

が、どうも評判が悪い。在京六紙では、2紙が鈴木議員の訪露に関し社説を書き、「独善的な議員外交は無謀だ」(読10/9)、「侵略国擁護は容認できぬ」(産10/8)と、随分お怒りのご様子。

広い視野、高い視座から物事を見ることはお得意ではないようだ。北海道や、九州・沖縄が他国に侵略を受けてから嘆いても後の祭りなことは判っているだろうに。

他の4紙は、鈴木議員や玉城知事の外交に対して社説で意見はしていない。が、少なくとも対ロシアに関しては、似たり寄ったりの考えなのだろう。昨年3月、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説した際、ロシアのプーチン大統領にも演説してもらうべきと、六紙いずれも求めなかったし、岸田首相が、今年3月、電撃的にウクライナを訪問した際にも、折角そこまで行くのだからロシアの大統領にも会うべきと、どれも主張することはなかったのだから。

さて、10/9週の六紙社説は、そのほかに、日韓宣言25年、ノーベル平和賞、ハマス・イスラエル衝突、札幌五輪招致白紙に、埼玉の留守番禁止条例、旧統一教会の解散請求、藤井聡太八冠誕生、全銀ネット障害などを話題にした。

六紙社説、ウクライナ大統領演説首相ウクライナ電撃訪問(いずれもサイト内)

週末陶芸のすすめ

  • 2023/10/14 06:05
  • カテゴリー:読み物

聞けば何でも教えるよ。聞かなきゃ教えないけど。疑問点が出るということは、『分からないことが分かる』段階までレベルが上がっているんだよね。そこまで行ってないなら、教えたって意味がないからね。

林寧彦著「週末陶芸のすすめ」(晶文社、1998年)から(p72)。

カオリンでつくる泥漿「白化粧」。掛けるタイミングの難しさが紹介されている。「器が乾きすぎていると、粘土の粒子をつなぎ止められなくなって、亀裂が入る。逆に、乾燥が足りないと、粘土が水分を含みすぎてへたってしまう。それも、掛けた直後ではなく、しばらくしてから壊れる」(p78)。

9月は白化粧に悩まされた。この半年に手掛けた中で最も巨大な器、オーダー書に白化粧の指示があった。最初は乾かし過ぎ、次は乾燥が足りない。第3シリーズでようやく感触がつかめて上手くいった。その間ほぼ一か月、乾燥について考察を重ねる日々だった。結局8枚つくって4枚割れた。

木工教室10の効用窯元でお手伝いすることに(いずれもサイト内)

XREA スペックアップ

web上のホスティングサービスXREA Free(無料プラン)にお世話になってかれこれ22年になる。つい先日スペックアップが実施された。ディスク容量は、2001年当時50MBだったのが、気付いたら1GBとなり、それが今回なんと10GBへ。

ブログには文字しか書かないので1GBでもだいぶ余裕はあった。今回10GBとなり、ディスクの使用率は「0.39%」と出ている。ほぼ丸々残っているようなもんだ。他のサイトに分散している木工作品の写真などをここへ集約してもいいかもしれない。

古巣のxrea.comへ(サイト内)。【 XREA Free / XREA Plus 】スペックアップのお知らせ(10/10)

権力に弱い人たち

右耳から米国の声、左耳から財界の声を聞くから、国民の声を聞く耳は残されていない

共産党の志位委員長が岸田首相の政権運営を批判。jiji.comの記事(10/11)から。

米国の前に跪く日本。ジャニーズ事務所の圧力に屈し、性的虐待という犯罪行為を見て見ぬふりをしたメディア。この二つはまったく同じ図だ。巨大な権力に対して極めて脆弱、これが日本の社会に通底する根本的な問題。

その問題の解消にメディアは役割を果たすべきだが、巨大権力に弱い、その構図にはまり込んでしまって身動きできない。骨抜きになっている。

米製兵器を買わされる日本戦後史の正体ジャニーズ(いずれもサイト内)。岸田首相に「国家像感じない」 共産・志位氏が批判(10/11)、ジャニーズ事務所・会見、“危機対応”において「不祥事」が発生した原因とは(10/10)

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