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2020年12月の記事は以下のとおりです。

さもなくば喪服を

  • 2020/12/10 07:11
  • カテゴリー:読み物

闘牛士を売り出すのは、粉石鹸を売り出すのと同じだ。粉石鹸にもいろいろあるように、闘牛士にもいろいろある。うまく売り出せるのは、つねにいい製品とはかぎらない。プロモーターがどうすればよく売れるかを知っている場合なのだ。

辣腕マネージャー、エル・ピポの言葉。彼の目に留まったのは、ある青年の死に物狂いの勇気だった。D・ラピエール、L・コリンズ著「さもなくば喪服を-天才闘牛士エル・コルドベス」(ハヤカワ文庫、81年)から(p391)。仏語原書67年刊。沢木耕太郎、角幡唯介両氏の対談でこの本のことが語られる。

Google で検索するとこういう説明が出る、「マヌエル・ベニテス、またの名をエル・コルドベス(コルドバの男)。 1960年代のスペインで、総統フランシスコ・フランコと並び有名であり、スペインの国民的な英雄と言われた男。 衰退しつつあった闘牛に新しい風を吹き込み、国家的な催しにまで盛り上げた革命的な闘牛士。2016/02/18

旅人の表現術(サイト内)

追加経済対策

今朝(12/9)の社説は、政府の追加経済対策がらみが並んでいる。昨日の政界地獄耳もこのネタ。タイトルを見ると、各紙、何を書いているのかだいたい想像がつく。毎度のことながら20文字ほどの中に上手く主張を盛り込んでいるものだと思う。

  • コロナと追加経済対策 規模で不安は解消されぬ(毎日)
  • 追加経済対策 財源への目配り足りぬ(東京)
  • 国土強靱化 総額ありきで進めるな(朝日)
  • 追加経済対策 効果的支出で感染拡大抑えよ(読売)
  • 追加経済対策 実効性高めコロナ克服を(産経)
  • 経済対策の規模が膨らみすぎてないか(日経)
  • 優先順位おかしい菅政権の大盤振る舞い(政界地獄耳)

読売と産経の二紙も100%オッケーとは言えないようだ。タイトルの微妙な表現からそれが判る。記事本文から少し拾ってみよう。「ランドセル配布や公用車の購入など、コロナ対策とは考えにくい支出にあてる例も相次いだ」(読売)、「政権の看板に名を借りて不要不急の事業が紛れ込む」「この点は国土強靱化についても同様」「省益優先のばらまきが許されるわけがない」(産経)。

菅首相の言葉は響いたか「桜」前夜祭疑惑(いずれもサイト内)。「コロナ対策、経済構造の転換、国土強靱化の3本柱」(産経)

菅内閣支持率急落

相変わらず読売は支持率が高いけれども、やはりコロナ(対策)に対する批判が出て来ている

メディア各社が世論調査の結果を発表。読売新聞「菅内閣支持率61%、8ポイント低下」、TBS「先月より11.5ポイント下落し、55.3%」、共同通信「菅義偉内閣の支持率は50.3%で、前回11月から12.7%ポイント急落」。昨日の「朝刊読み比べ」(森本毅郎・スタンバイ!、TBSラジオ、12/7 6時台)から。

不支持の理由、11月に8.8%だった「首相の指導力」が25%になった。「支持率急落の主な理由はこれだと言っている、菅さんの指導力がないこと」と公明党山口代表の声を紹介していた。

菅首相の言葉は響いたか(サイト内)

アサヒ「ドライ病」

ピーク後からの対応が甘かった。ドライは00年に1億9千万ケースを突破。ここから下り坂に向かうが、アサヒは見たい現実だけに目を向けるようになる。販売量は落ちているのに08年に「20年連続、年間販売量1億ケース超を達成」とうたう。

「スーパードライ」という大ヒットを飛ばし、その成功体験にしがみ付く。日経電子版の記事、アサヒ「ドライ病」治せるか 成功体験のワナ(11/17)から。「見たい現実だけに目を向ける」、なかなか手厳しい指摘だ。

夏の甲子園での名勝負、箕島対星稜戦(79年)。一本のホームランが転機となり箕島を大会優勝へ導く。打者はその瞬間に手の平に残った感触を忘れられない。またやれると思う。一発狙いで大振りになってしまい、大会後は極度の不振。やがて野球から遠ざかる。「また同じようにホームランを打てるのではないかという思いにとりつかれてしまった」、山際淳司著「八月のカクテル光線」にそうある。成功体験はこわい。

アサヒ「ドライ病」治せるか 成功体験のワナ(11/17)。第61回全国高等学校野球選手権大会(79年)、一回戦(8月10日)安積商(福島)4-5x明石南(延長14回)、二回戦(8月15日)日大山形4-2明石南

シベリウス作品39

  • 2020/12/06 06:58
  • カテゴリー:音楽

シベリウスの作品39は、交響曲第1番。留守録しておいたFMの番組にあった。この曲を聴くのは随分久しぶりだ。何年ぶりどころか、10年とか20年とかそんな単位だと思う。

クラシックカフェ
NHK-FM、11/30(月)14:00-15:50
「交響曲第1番ホ短調作品39」シベリウス作曲
(管弦楽)フィンランド放送交響楽団
(指揮)ユッカ・ペッカ・サラステ
(36分53秒)
1993年5月ライブ録音[FINLANDIA WPCS-11437]

かつて、大学4年の年、冬の定期に向けて半年間ほど取り組んだ曲だ。隅々までよく知っている。と思いきや、今回聴いてみると、はや一楽章の前半辺りから怪しい。ファゴットのフレーズでさえ、こんなのあったかなと思う始末。スコアで確かめようとIMSLPでDLした。旋律の線をたどる内に、ある時点からスコア全体が見え始めた。そうそうこういう曲だ。

この日は夜にベトさんの4番があった(この演奏は今一つ)。この4番は、4年の夏に演った曲だ。同じ日(11/30)に夏と冬のメインが並ぶ。そんなこともたまにはある。

ベストオブクラシック▽ベートーベン生誕250年に寄せて(1)
NHK-FM、11/30(月)19:30-21:10
「交響曲第4番変ロ長調作品60」ベートーベン作曲
(管弦楽)BBCフィルハーモニック
(指揮)オメール・メイア・ウェルバー
(30分25秒)
2020.3.7 Bridgewater Hall, Manchester

大学オケ時代の写真ベートーベン十選(いずれもサイト内)。Symphony No.1, Op.39 (Sibelius, Jean) | IMSLP

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