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2021年04月の記事は以下のとおりです。

五輪ボイコット論

米国務省プライス報道官が、中国による人権侵害に懸念を示し、北京大会へのボイコットの是非を同盟国や友好国と議論したい、と述べた件。この関連で、六紙社説が何か書くだろうかと興味を持って眺めていたが、やはりと言うべきか、一切登場しなかった(4/5週)。

社説以外の記事では、産経が、ボイコットは「新疆ウイグル自治区での人権侵害に対し捜査を開始することを促す説得材料になる」(sankei.com、4/7)と意見している。また、報道官が言う同盟国云々に関しては、「米国からの呼びかけで、日米間でも協議することになりそうだ」(asahi.com、4/7)と観測される一方で、加藤官房長官談として「やり取りの事実はない」(nhk.or.jp、4/7)とも報じられている。日本の態度次第では、

中国外交筋は「もし日本が北京冬季五輪を否定するなら、我々も相応の対応に出ざるを得ない」と、東京五輪不参加の可能性を示唆

と、東京大会関係者がびびってしまうようなことが紹介されている。「五輪ボイコット論に政府困惑 中国、東京不参加匂わせも」(asahi.com、4/8)にて。なお、米国によるボイコットに関しては、

オリンピックのボイコットは効果ないということが判っているので、アメリカのオリンピック委員会がもう早々とボイコットしないと言っている。

富坂聰教授(拓殖大)がそんな話をしていた。「伊集院光とらじおとニュースと」(TBS、3/18 9時台)にて。

この週(4/5週)の六紙社説に沖縄関連が2本あった。「沖縄振興計画 国と協力して経済の再生図れ」(読売、4/5)、「普天間合意25年 負担軽減の原点に戻れ」(朝日、4/10)

東京と北京、五輪の行方Re: 五輪の行方ウイグル族弾圧(いずれもサイト内)

弁護士の「勝つ技法」

  • 2021/04/09 06:44
  • カテゴリー:読み物

マルチプル・オプションは「多種多様な選択肢・解決策」とでもいえようか。考える核心は、マルチプル・オプションを創り出すことにある。(略)抽象論や建前論なら簡単だが、三つの異質の具体的なオプションを創り出すのは並たいていの作業ではない。

矢部正秋著『プロ弁護士の「勝つ技法」』(PHP新書、2018年)から(p241)。

本書で述べられる6つの視点(章立て)、1) 広く深く情報を収集する、2) 情報の真偽を吟味する、3) 状況の全体を俯瞰する、4) 人物の本性を見極める、5) 時間軸で将来を見通す、そして、6)「多彩なオプション」を創り出す。

矢部正秋(サイト内検索)。一年先の口約束は信じない(p194)

ニール63歳

健康にいいからと信じて、毒を飲んでいるようなものです、喜んでね。あの選挙結果は離脱への賛成票ではなく、今の社会への不満の表れだったんです。

EUからの離脱について、ニールがそう語る。「7年ごとの記録 イギリス 63歳になりました(3)」(Eテレ、3/18 22:00-22:45)から。2020年制作。

打ち捨てられたトレーラーハウスに住む彼ニールが、地方議会の議員になったのには驚いたけれど、この7年でも色々とあったようだ。出会いがあり家庭を持ち、その後、破綻して別居。親の遺産でフランスに小さな別荘を購入。教会の仕事も手伝うようになった。次の7年でどんなことになるのだろうか。

「56歳になりました」の折は、弁護士ジョンの言葉を引いた(2013/9/8)、「この番組の根底を貫いているのは、イギリスは依然、階級社会だという前提です。それは、1964年当時でさえ時代遅れだったと思います。」

7年ごとの記録、35歳(サイト内)。UPシリーズ|Wikipedia

プロ司書の検索術

  • 2021/04/07 06:42
  • カテゴリー:読み物

あると信じれば見つかるわけではないが、あると信じて探さなければ見つからない

著者の信条とある。出典、入矢玲子『プロ司書の検索術-「本当に欲しかった情報」の見つけ方』日外アソシエーツ, 2020, p76。最寄り図書館の新着本コーナーにあった。

メディアの中で「新聞を最も重視」。かつて社会の木鐸と称され「倫理規範も確立」している。昨今は「販売収入も広告収入も落ち込んで弱体化」し「情報の質や独立性がその犠牲」になると懸念されている。(p92)

Web of Science、引用文献データベース。ラリー・ペイジは、グーグルの中核技術「ページランクのアイデアをここから得たという説」がある。(p103)

調べるチカラ(サイト内)。SciSearch (Current Contents)

フルスカップ

レポート類を手書きしていた頃にフルスカップという用箋を使っていました。あれの欄外に、「すっきり一枚 せめて一枚」と刷られていたと思うのですが、その文言で正解でしょうか。

最初に勤めた会社では、皆がフルスカップと呼ぶ用箋を使っていた。それには標語のような文言が刷られていた。うろ覚えの記憶を確かめるために、入社年度が同じ、いわゆる同期の、K氏にメールで照会したのだった。漢数字ではなく、「すっきり1枚せめて1枚」が正解だった。氏は、「34年前に書いた」書面で確認して返事をくれた。

手元の辞書で引いてみた。綴りは、foolscap。元々は、A4などの規格ができる以前の、紙のサイズまたはその紙のことのようだ。そのサイズは、国や時代で異なり、例えば、8×13インチ。Webster 1913に、"So called from the watermark of a fool's cap and bells used by old paper makers" と名の由来が記されている。Wikipediaによると、15世紀にまで遡れるのだとか。

Foolscap folio - Wikipedia

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