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2021年09月の記事は以下のとおりです。

菅首相の失敗

対中政策には一切触れず、日米関係もバイデン政権の信頼を得られたとは思えない。政権終盤にはアフガニスタン邦人救出作戦の失敗など

外交安全保障の分野は、誇れるものはなかった。政界地獄耳「次期自民党総裁に求められるのは安倍・菅政治終焉の実現」(日刊スポーツ、9/4)から。

同じの日(9/4)の六紙社説も、菅首相の退陣表明一色。彼のどこがよろしくなかったのか六紙の意見をざっと拾った。後手に回った感染症対策(6票)、Go To キャンペーンへの拘り(4票)、権力集中おごりの体質(5票)、説明や説得の姿勢が欠如(5票)、そして、国会を軽視(3票)。

この一年、ウイルス蔓延にお粗末な政権と二人連れの国難に苦しめられた。とりあえず一難は去ることになり、もう一方は居座る。

なお、外交安全保障政策については、この日の6本の中で唯一、産経が書いている。「アフガニスタンの退避作戦以外は成果をあげた」。日米首脳会談では台湾海峡の平和と安定の重要性を確認し、日米同盟や、G7、Quadで「対中抑止強化を戦略的に進めていた」。アフガンからの退避はやはり失敗。それ以外は上手くやったと。

8/30週の六紙社説、その他に多くが採り上げた題材には、デジタル庁発足、米軍アフガン撤収と退避作戦、予算概算要求、防災の日、池袋暴走の飯塚被告に実刑判決、全国学力テストなどがあった。

「二階切り」で泥沼、万策尽きた首相 退陣舞台裏(9/3)、「お前と一緒に沈められねえだろ」退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半(9/4)

訃報、内橋克人氏

経済評論家の内橋克人氏が亡くなられた。「軸はぶれなかった」「見事な人生だった」(神戸新聞のweb記事から、9/3)。わが国の論壇は大切な人を失ったと思う。ラジオで声を聞いたのは、先月1日の番組が最後だった。

内橋克人(サイト内)。経済評論家・内橋克人氏死去 市場原理主義に警鐘鳴らし|神戸新聞、経済評論家 内橋克人さん死去 日本社会の経済格差を批判|NHK。「脱炭素社会 日本の針路を考える」内橋克人▽にちよう特集マイボイス(NHKラジオ第1、8/1 7時台)

Total Commander

スマホのアプリその11

Total Commander 3.23 (Ghisler Software) を少し前から使っている。このファイラーアプリは、スマホでNAS上の音楽ファイル(mp3、flac)を再生するのに使い勝手が良い。プラグインでNASへアクセスする。

聴きたいmp3などを、ローカル、NAS問わずファイラーから待機リスト(queue)へ放り込んでおくと順番に再生してくれる。並び替えはできるけれどちょっと癖がある。プレイリスト保存可。イコライザやスリープタイマもある。30秒進めたり戻したりもできる。

NASのmp3プレーヤ、それだけで十分に価値が高い。加えてファイラーとしても充実している。2画面式。各種ファイルからアプリ(内蔵、外部)への連携は申し分ない。ランチャ機能もあるので、表に出しているアイコンを整理できる。Total Commanderという名は伊達じゃない。

2画面式と言えば、かつて、VZエディタのファイラーには随分お世話になった。常駐させていつでも使えるようにしていた。MacやM$-Winを使うようになる前の古い話。

LISNA 1.46.3
1by1 1.15
Samba Network Music Player 1.1.4
File Manager Plus 2.7.1

スマホのアプリ簡易NAS設置(サイト内)。Total Commander for Android

林原家

  • 2021/09/02 06:28
  • カテゴリー:読み物

「おまえが会社にしたことは許してもいいと思っている。社長として私が至らなかった面も大きいからだ」「いいか、今後一切、おまえと仕事をすることはない。会うこともない」

兄社長は、会社の実務全般を仕切っていた実弟の専務を責める。林原健著「林原家-同族経営への警鐘」(日経BP社、2014年)から(p94)。兄弟二人の著作を続けて読んだ。悪いのはおまえだ、と互いに責め合う、それが底流にあるように感じた。

兄の放漫経営と、弟の粉飾決算。幸い事業は回復基調で、嘘をついて借りた金を返済し健全化を進めようとしていた。が、私的な資金流用もあり、銀行の怒りを買い会社は破綻に追い込まれる。事実はそういうことなのだろう。二冊を読むとよく判る。

破綻(サイト内)。「破綻」からの引用(p145)

破綻

  • 2021/09/01 06:30
  • カテゴリー:読み物

数々のパイオニア的な研究成果の実現は、林原健の異彩の発想があってのものだ。しかし反面、研究への強烈な思い入れや莫大な投資がなければ、借入金や金利も増えず、結果として一時的に売上げを過大計上する必要もなかった。

あんたの道楽に付き合う羽目になり、えらい目に遭った、と言わぬばかりだ。林原靖著「破綻-バイオ企業・林原の真実」(ワック、2013年)から(p224)。著者は、実兄健社長の下、専務として実務全般を管掌した。その会社、林原は、2011年に破綻した。

過去における架空売上げ計上つまり粉飾決算、「これは正直言って、弁解の余地のない不適切なもの」(p27)と認めながらも、どうやら「何も悪いことはしていない」(p154)が本音のようで、最後には、「なぜ林原は突然潰されたのか」と見出しを立て、「誰にどんな意図があったのか、得をしたのは誰なのか」を推論するに至る(p216)。

次の本へ(サイト内)。京都駅前の天下りポスト(p222)

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