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2023年10月の記事は以下のとおりです。

イヌ的?ネコ的?

1) 仕事とは苦しい物であって給料は我慢料という考えに違和感を覚える、2) 指示された範囲外でもいいと思ったことはやってしまう、3) 同調圧力をかけるのも、かけられるのも嫌い。

仲山進也氏がラジオの番組で言っていた「ネコ度チェック」。

オペレーションが得意なイヌ的人材、クリエーションが得意なネコ的人材、そういう区分けをしているようだ。そんな表現があるんだな。よく言うのは、事業が10までのステップで成り立っているとして、0から1までに取り組める人、そして、1から10を動かすのに強みを発揮できる人たち。それがネコとイヌに当てはまるのだろう。

どちらがいいとか悪いとかではない。双方の機能が健全に備わってこそ、組織運営や事業をより良く展開することができる。

番組でも言っていたけれど、新規事業の開発にイヌ的人材を割り当てる、とか、ネコ的活動に理解のないイヌ的役員が新規テーマを管理する、とかが時として起こる。そうなると新しい事業の創出は覚束ない。事業は人なりとはよく言ったものだ。

心理的安全性(サイト内)。マイ!Biz「組織の中であなたはイヌ的?ネコ的?」仲山進也・楽天大学学長▽マイあさ!(NHKラジオ第一、9/28 6時台)

中国で川端康成ブーム

  • 2023/10/05 06:13
  • カテゴリー:読み物

川端康成の描写は深く、優雅で美しい言葉を使っています。小説に描かれた世界観や背景を中国語の表現に落とし込むのは大変な作業ですが、とても興味深いです。

翻訳家・曹曼さんがインタビューに答えている。NHK国際ニュースナビから(10/4)。

今、中国では川端康成(1899-1972)がブームなのだとか。かの国では、著作権の保護期間は50年。川端の作品は今年からパブリックドメインになった。そのことが背景にある。三島由紀夫(1925-1970)の作品も同じ状況にある。日本ではいずれも著作権が切れるのは随分先だが。

中国・重慶の取引先との宴席で川端康成が話題になったことがあった。そちらの新しいメンバーとさっき名刺交換したのだが、苗字は川端康成と同じではないか、と、隣席になった先方の劉さんが私に言う。重慶を訪ねたメンバーにその作家と同じ姓の同僚が初めて参加していたのだ。劉さんとは英語でやり取りしていたが、名前の部分は中国語で発音するのでこちらには通じない。彼は、円卓にあった紙に「川端康成」と達筆で書いたものだ。

川端康成の「古都」と「雪国」は中国語訳で読んだ。私はその2つは読んだことはない。ほかに良いのがあればすすめてもらえないか。「山の音」や「眠れる美女」あたりはどうだろうか。そんなやり取りをしたことを覚えている。12年前のことだ。劉さんは、その後、私がすすめた「眠れる美女」などを読んだろうか。

TPP 発効と著作権(サイト内)。中国でノーベル賞作家「川端康成」ブーム いったいなぜ?(10/4)

プロジェクト成功の秘訣

目的の明確化、高過ぎない到達目標、適切なリーダー、メンバーの人選、本気でやっているか

この5点を見れば、プロジェクトの成否は、そのスタート時点で判るのだとか。NHKのラジオ番組から(9/27)。

何もプロジェクトと断わる必要はないだろう。仕事全般に当てはまることだ。実際、番組の中でも、普段の業務中で抱えている課題をちょっと視点を変えてみることで解決する、そんな表現があった。

上手くいっている事業、儲かっている会社、そういうところでは、よく観察してみると上で引用した諸条件は整っているものだ。特にリーダーやメンバーの人選が効いている。

# マイ!Biz「“プロジェクト・マネジメント”成功の秘けつ」竹林一(京都大学経営管理大学院・客員教授)▽マイあさ!(NHKラジオ第一、9/27 6時台)

Re: 赤い指

  • 2023/10/03 05:49
  • カテゴリー:読み物

その時ふと、ある考えが彼の脳裏を横切った。それは彼の心をひきつけるものだった。数秒間、その考えを頭の中で転がした。

東野圭吾著「赤い指」(講談社文庫、2009年)から(p77)。加賀恭一郎シリーズ第7作。

9月の帰省、その道中の読書用に図書館で借りた。読むのは何度目だろうか。その度に心を揺さぶられる。特に最後の30ページほどだ。

恭一郎の母親は仙台で亡くなった、そう記されていることに、今回、気付いた。本作では練馬署に所属しているが次の第8作「新参者」で日本橋署へ移る。それら伏線は第10作「祈りの幕が下りる時」へと繋がって行く。

赤い指新参者祈りの幕が下りる時東野圭吾の本十冊(いずれもサイト内)

涼しい顔をする

文化庁による「国語に関する世論調査」の結果が公表された。それを採り上げたnikkei.comの記事によると、「忸怩たる思い」や「涼しい顔をする」は、本来とは違った意味で使われるようになって来ているのだとか。

誤用だ、けしからん、などと目くじらを立てるつもりは毛頭ない。用語の意味は移ろうものだし、新しい表現はどんどん生まれて来る。

例えば、独特な意味を示す「引く」や、「推し」「盛る」が、だいぶ浸透して来ていることが今回の調査で明らかになった。そのことを日経は「新しい表現の受け止めも調べた」と紹介している。

その「受け止め」という名詞も、比較的最近、とみに見聞きするようになった表現のような気がするがどうだろうか。記事の内容に合わせて、意識的に、その言葉が用いられたのかもしれない。

棹差す前広に(いずれもサイト内)。国語に関する世論調査|文化庁、「涼しい顔」は「大変でも平気そう」6割 違う意味浸透(9/29)

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