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中国で川端康成ブーム

  • 2023/10/05 06:13
  • カテゴリー:読み物

川端康成の描写は深く、優雅で美しい言葉を使っています。小説に描かれた世界観や背景を中国語の表現に落とし込むのは大変な作業ですが、とても興味深いです。

翻訳家・曹曼さんがインタビューに答えている。NHK国際ニュースナビから(10/4)。

今、中国では川端康成(1899-1972)がブームなのだとか。かの国では、著作権の保護期間は50年。川端の作品は今年からパブリックドメインになった。そのことが背景にある。三島由紀夫(1925-1970)の作品も同じ状況にある。日本ではいずれも著作権が切れるのは随分先だが。

中国・重慶の取引先との宴席で川端康成が話題になったことがあった。そちらの新しいメンバーとさっき名刺交換したのだが、苗字は川端康成と同じではないか、と、隣席になった先方の劉さんが私に言う。重慶を訪ねたメンバーにその作家と同じ姓の同僚が初めて参加していたのだ。劉さんとは英語でやり取りしていたが、名前の部分は中国語で発音するのでこちらには通じない。彼は、円卓にあった紙に「川端康成」と達筆で書いたものだ。

川端康成の「古都」と「雪国」は中国語訳で読んだ。私はその2つは読んだことはない。ほかに良いのがあればすすめてもらえないか。「山の音」や「眠れる美女」あたりはどうだろうか。そんなやり取りをしたことを覚えている。12年前のことだ。劉さんは、その後、私がすすめた「眠れる美女」などを読んだろうか。

TPP 発効と著作権(サイト内)。中国でノーベル賞作家「川端康成」ブーム いったいなぜ?(10/4)

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