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2019年06月の記事は以下のとおりです。

カネカ問題は日本の問題である

カネカを酷いと批判するより、なぜこのような問題が日本企業では当たり前のように起きているのか? という部分こそが最も重要な論点である。

そうそう、その会社に限らず、日本の企業ならどこにでもある話なのだ。引用は、タイトルの「カネカ問題は~」も含め、カネカ「育休明けの転勤」騒動に覗く戦時体制の残滓-日本の企業は80年前から「カネカ」的であった(6/12)から。

問題の蓋を開けてしまったカネカさんには、ぜひ、社内でよく議論して、今の時代もしくは少し先の時代を見据えた、あるべき働き方を実践してもらいたいものだ。上手く進むようなら、それを社会に発信して、新たな働き方(や労使関係)の領域でリードできる。今回の禍を転じて福と為すことも可能になるだろう。余計なお世話かもしれないけれど。

カネカの件で露呈した、男性育休取得が進まない理由インターネット炎上鎮火マニュアル2019戦う相手を間違えるな。「法律的には問題ない」のカネカさんはどうも法律と世間の常識を知らないように見えるので統計データと突き合わせてみた

安い労働力を求めた結果

雇用格差は、90年代半ばに日経連が提唱した労働の三分類に端を発している。時の政権は、経済界の要望を汲み取って派遣法などの改正を推し進めた。

内橋克人氏がそのように指摘していた。マイ!Biz「解決できるのか雇用差別問題」(NHKラジオ第1、6/12 6:40-)にて。小泉(01-06年〉、安倍(一次、06-07年)、両政権の時代だ。その頃の法改正によって、時給制で、昇給や退職金のない有期雇用、いわゆる非正規雇用が広く定着し、著しい雇用格差がこの国の社会に生まれた。

一方で、人手、特に若手労働力、の不足が深刻化している(と言われる)。これも非正規雇用の問題と結び付いているのではないだろうか。統計などで検証したわけではない、おれが思うところはこう。今、企業は、定年後の高齢者を再雇用する。そこそこ仕事ができる人材であるにも拘らず、低賃金の非正規で良いからだ。働く側の高齢者も文句は言えない。このことによって非正規労働の賃金は、全体に、低く抑えられてしまう。比較的若い求職者は、正規雇用が限られる中、非正規に甘んじざるを得ないが、こんな低い賃金ではやってられない、と就労に対して積極的にはなれない(親のすねをかじり続ける)。高齢者の労働参加が途切れない限り、非正規労働の賃金は低め維持、若者の人手不足は続くことになるだろう。経済界は、安い労働力を求めて非正規雇用の仕組みを獲得した。そのことが、雇用格差や人手不足の酷い有様を招いたとしたら、自分で自分の首を絞めていることになる。

経済界が安い労働力を求める限り、悪いことは収まらないような気がする。けれど、彼らの飽くなき追求は続く。次のターゲットは外国人だ。今年4月の改正入管法施行、それから何年経てば、その顛末が見えて来るだろうか。もっと酷い事態が招来されるのではないだろうか。桑原桑原。

那覇市役所へ、19年6月

きのう市役所へ行った。用件は単純で、電話で済ますことも考えたけれど、何となく嫌な予感がしたので、晴れそうな日を選んで、窓口を訪ねたのだった。予感は的中した。悪い予感ほどよく当たる。一階の窓口だけでは決着せず、三階の別の課と交渉する羽目になった。先方の言い分を聞くと手違いはすぐに判った。そんなことになっていたのか。それは違いますよと説明し、先方には、納得の上データを修正してもらうことになった。その手違いは役所の責任ではない。元の情報源の問題だ。自分の手の届かない遠いところで何かが人生や日々の生活を左右する、程度の差はあれど、そういうことはままある。今回もそれを感じることになった。桑原桑原。

言い寄る

  • 2019/06/12 23:07
  • カテゴリー:読み物

大阪弁というのは元来が、円転滑脱で、親しみやすく、へりくだったいい方で、聞く方の耳をやさしく愛撫してさからわぬものである。ところが、

田辺聖子著「言い寄る」(講談社文庫、2010年、初出1973年)から(p24)。関西弁で語られる小説二冊を図書館で借りた。西加奈子著「円卓」はかなり面白かったが、この「言い寄る」はちょっと微妙な感じ。他にも探してみよう。

金融庁は悪くない

少子化にも財源不足問題にも長年本気で向き合わず(選挙受けしないから)、目先の景気浮揚策(選挙受けするから)に何兆円も税金をつぎ込む

そんな政権与党に対して、我々国民こそ怒るべきなのだ。引用は、「金融庁は悪くない=福本容子」(mainichi.jp、19/6/12)から。本題の金融庁WGの報告書の件、政権は、怒りが収まらず、結局それを受け取らないのだとか。記事の最後に、その報告書の「原案と最終版のセット読みがお勧め」とある。探してみると両方とも web にあり読むことができる。

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