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大阪弁というのは元来が、円転滑脱で、親しみやすく、へりくだったいい方で、聞く方の耳をやさしく愛撫してさからわぬものである。ところが、
田辺聖子著「言い寄る」(講談社文庫、2010年、初出1973年)から(p24)。関西弁で語られる小説二冊を図書館で借りた。西加奈子著「円卓」はかなり面白かったが、この「言い寄る」はちょっと微妙な感じ。他にも探してみよう。