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2019年06月28日の記事は以下のとおりです。

日本史真髄

  • 2019/06/28 20:04
  • カテゴリー:読み物

「憲法十七条」と「五箇条の誓文」の第一条は、文言こそ違えど、内容は同じなのだ。五箇条の御誓文が公布されたのは1868年、憲法十七条は604年。この間約千二百年間、いや「五箇条の誓文」から百五十年が経った現在も、日本人が和を重視する話し合い絶対(至上)主義者であるということは変わっていない。

なるほど。確かに、我々は、話せば判り合える、とか、契約書があっても契約は契約、などと、どこか深いところで思っていたりするもんな。それで、異文化交流の際、彼我の違いに驚いたり、痛い目に遭ったりする(ことがある)。引用は、井沢元彦著「日本史真髄」(小学館新書、18年)から(p86)。歴史学と言うよりは、民俗学や文化人類学の範疇なのだろうか、著者が自説を学術誌などに発表しているのかどうかは知らないけれど。

ぼくと、ぼくらの夏

  • 2019/06/28 07:15
  • カテゴリー:読み物

どっちかっていえば、弱いやつも強いやつにいじめられないで、両方とものんびり生きていける社会が好きだ。そういう社会が嫌いなやつもいるが、俺としては、そういうやつにはちょっと我慢してもらいたい。みんながちょっとずつ我慢する。暴力的なやつには暴力をふるうのを我慢してもらう。権力のあるやつには権力の無理おしを我慢してもらう。

主人公の父親が社会秩序について語るくだり。樋口有介著「ぼくと、ぼくらの夏」(文春文庫、07年、新装版)から(p141)。最寄り図書館の書棚を眺めていて目に留まったので借りて来た。かつて読んだことがある、91年、まだ学生気分が抜け切らない頃だ。再読してみると、今のおれの年齢に比較的近い、親の世代の言動や行動が気になる。当然と言えば当然か。例えば、小峰元著「アルキメデスは手を汚さない」などを今読むとどんな風に感じるだろうか。

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