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2020年10月の記事は以下のとおりです。

宇垣一成

  • 2020/10/15 06:33
  • カテゴリー:読み物

人は誰しもみな、多かれ少なかれ毀誉褒貶のなかに生きている

棟田博著「宇垣一成-悲運の将軍」(光人社、79年)、あとがき(p224)から。本書は評伝ではあるけれど、あたかもフィクションそれも大層良質なフィクション、例えば J・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」、のようだ、読み終えてそんなことを思った。

宇垣一成の評価は定まらない。ひとえに毀誉褒貶の程度が「超特級」であったからと著者は書く。反宇垣派が、槍玉に挙げるのは、宇垣軍縮(25年)であり、三月事件(31年)である。しかし、その軍縮は、実質ほとんど縮小せず、「軍を近代化へ導いた」とその貢献が評価されもする。また三月事件は、それがクーデターを企図したものでありながら、「未遂に終わったのを惜しむ声が少なくなかった」。宇垣という大器が総理になれなかったことに、「死児の齢を数えるに似た悔恨」を抱く人物もあった、その後の悲惨な戦争を避け得たのではないかと。

拝啓天皇陛下様(サイト内)。「温故知新」の掛軸、「岡山大学建設用地」の木札

Re: 学術会議人事

我々普通のヒラの教授からすると学術会議って何って感じで、我々が投票して選んでいるわけでもないし、雲の上の話。大先生方の話。組織の名前に会議が付くと仕事してないと思ってしまう。大先生方が推薦した人だけが入って行くので、ある種の傾向があれば、その同じ傾向の人しか入れないだろうなと想像する。

きのうのラジオ番組で、高橋和夫氏(放送大学名誉教授、国際政治学者)がそんなことを言っていた。「伊集院光とらじおとニュースと」(TBSラジオ、10/13 9時台)。全国87万人の学者の代表云々というのを何かで読んだ。そんだけいれば、確かに、ほとんどの学者先生には関係のない話だ。

同じ日の記事、「ビジョンなき政権 国民が見えているか」(政界地獄耳、10/13)にはこうある、「学術会議の任命拒否問題。学者の扱いなどに国民は興味を示さないかと思ったか、理由も言わず、いささか強引に決めた首相の対応に学問への敬意や知恵を借りるという発想はないようだ」。

学術会議人事(サイト内)

Re: ディアベリ変奏曲

  • 2020/10/13 05:47
  • カテゴリー:音楽

クラシックカフェ「ベートーベン特集」その9(NHK-FM、10/9 7:25~9:15 [再])の留守録を聴いてみると、ディアベリ変奏曲が入っていた。演奏はアンドラーシュ・シフ。ただし、頭とお尻の抜粋で、主題と第33変奏のみ。5分弱、あっと言う間に終わる。フルの50分程に比べると長さは1/10で、スッキリしていて大層好ましい。そう言えば、先月の「村上RADIO」第17回(Tokyofm、9/13 19時)は、「5分で聴けちゃうクラシック音楽」というお題だった。一曲5分は良かったけれど選曲は今一つだった。

ディアベリ変奏曲(サイト内)。村上RADIO|Tokyofm。名演奏ライブラリー▽幻の名ピアニスト アナトリー・ヴェデルニコフのドイツ音楽、ベートーベン「ピアノ・ソナタ第32番ハ短調作品111」ほか(NHK-FM、10/11 9時)

ナンバーワン企業の法則

  • 2020/10/12 06:33
  • カテゴリー:読み物

世の中には、もっぱら最低のコスト(したがって、最低の価格)で信頼できる製品やサービスを提供してもらうことを求める顧客もいれば、製品そのものの性能がすぐれていることを望む顧客もいる。また、人間らしいケアやアドバイスを強く要望する顧客もいる。

マイケル・トレーシーら著「ナンバーワン企業の法則」(日経ビジネス人文庫、03年、原著95年刊)、その「文庫化に寄せて」から(p335)。神戸大の金井壽宏教授によって書かれた、この6ページほどの小文が簡潔で要領を得たまとめになっている。それは「複雑な現象を知りたいと思ったら、まず納得のいく分類体系にふれるのがいい」と始まり、上で引用した、トレーシーらによる顧客の三類型へと繋がって行く。

医薬中間体という商材がある。これは、やっかいなことに、三類型各々が求める価値すべてを満たす必要があると、ずっと思って来た。コスト、性能(品質)、そして顧客との親密性。この本を読んだ08年以降、一つの価値を優先させることに切り替えた。それが見事に奏功しビジネスは、よりスムーズに展開するようになった。

先輩とのメールのやり取りの中でこの本のことに触れた。また読んでみようと図書館のDBに照会したところ、最寄り市立には蔵書されておらず県立にあった。

フレームワーク十選池に魚はいるのか(いずれもサイト内)

おやつのいくさ

人ってウソつくとき、まばたきが増える

特集オーディオドラマ「おやつのいくさ」(NHKラジオ第一、8/12、20:05-20:55 前編、21:05-21:55 後編)から。【作】一色伸幸【音楽】小六禮次郎【出演】若村麻由美(樋口圓花)、いしのようこ(凛子)、松田洋治(圓之助)ほか。「胃の腑ならずに、魂魄を満たすおやつが、練り歩く」。

おやつのいくさ|NHKオーディオドラマ、「おやつ行進曲」【作詞】一色伸幸【作曲】小六禮次郎。FMシアター|水城孝敬作「ほぞ」(7/11)、今城文恵作「10トンドライバーのトパーズ」(10/3)

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