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2022年11月の記事は以下のとおりです。

音楽CDを作成する、K3b

サブのLinux機で音楽CDを一枚、burnした(焼いた)。それ用に、K3bというアプリケーションをインストール。音源は、mp3とflac、両ファイルの混ざり。

CDを焼くのは久しぶりのこと。作業はすんなりとは行かなかった。

まずは、メインのM$-Win機でトライ。以前よく使っていたImgBurnが見当たらない。いつの間にか消してしまっている。再インストール。音源選んで、空のCD-Rをドライブに入れる。が、進行しない。ディスクが空じゃない、と出る。この症状は、おそらく、ディスクドライブの不具合。念のため、iTunesでも試みた。やはりダメ。だいぶ古い装置だ、深追いはせずメイン機での作成は諦めた。

サブ機のディスクドライブは生きているはず。まず、antiXに付属していたcdwで試してみた。焼けるには焼けたのだが音楽CDではなくデータCDになってしまった。CD-R、1枚無駄にした。

webの評判を見て、K3bをインストールした。メニューから音楽CDの作成を選び、音源をリストに並べて行く。flacファイルは問題ない。が、mp3は、unsupported formatと表示される。一体どういうことだ、K3bのネーミングは、KDE mp3 burnに由来するんじゃないのか(当方の勝手な推測)、最優先でmp3に対応していても良さそうなものなのに。

K3bの設定を調べた。Pluginsを開くとflacのデコーダはあるのにmp3はない。やはりmp3はデフォルトで対応していて、不具合の原因は別にあるのだろうか、と思いつつも、ターミナルから、apt search k3bで関連ファイルを探した。mp3と明記したデコーダは見当たらないけれど、libk3b7-extracodecs(application library - extra decoders)があったのでこれを追加インストール。K3b再立ち上げ。するとmp3も認識するようになった。

burnの結果、average overall write speed 2,897KB/s(17x)と出た。

antiX(サイト内)。cdw|sourceforge

distro: antiX-21_x64-base Grup Yorum
kernel: 4.9.0-326-antix.1-amd64-smp

大地の子

  • 2022/11/14 06:31
  • カテゴリー:読み物

戦時賠償を求めない中国に応えるためにも、中国の工業現代化に日本がなすべきことをさせてほしいと思い

と、東洋製鉄、稲村会長の胸の内を綴っている。新日本製鉄の稲山嘉寛氏がモデル。山崎豊子全集19「大地の子 1」(新潮社、2005年)から(p375)。単行本刊行1991年

「圧倒的な作品」とは聞いていたけれど、これ程とは思わなかった。小説の力を見る思いがする。単に感動するというだけではない、色々と考えさせられる。その一つは戦時賠償の問題。中国が日本に対して戦後補償請求権を放棄したことによって、日本における贖罪意識が薄れてしまうことになったのではないか。よくよく考えてみなければならない。

文庫100冊大地の子(いずれもサイト内)。宝山鋼鉄|Wikipedia

[ 朝刊休刊日 ]

独首相の中国訪問

ドイツのオラフ・ショルツ首相が北京を訪れ、4日に習近平国家主席らと会談した。独中両国間の関係強化や経済協力の拡大で合意。この訪中には、フォルクスワーゲンなど十数社の企業幹部が同行した。

六紙の内3紙がこれを社説で採り上げた。「西側の結束を乱す接近だ」(産11/8)、「安保上の警戒を緩めては困る」(読11/5)、「多数の経済人を伴う訪中は弱腰外交につながりかねない」(経11/8)と、訪中したドイツに対して不快感を隠さない。

一方で、「ウクライナ問題を巡る中国のロシア支援にはくぎを刺し、中国の人権問題についても懸念を示した」「G7の立場を直接伝えた意義は大きい」(読11/5)、「台湾の武力統一が望ましくないという考えや、新疆ウイグル自治区など少数民族の人権問題への懸念を中国側に伝えた」(産11/8)、「対話を通じて中国側に人権侵害や力による現状変更の試み、不適切な貿易慣行の阻止を厳しく迫ることこそ大切だ」(経11/8)と、揃ってショルツ氏の外交姿勢を評価する。

他のメディアによると、この会談の結果、ウクライナでの核兵器使用に共同で反対する声明を出すに至ったとか。経済協力拡大の合意を取り付ける一方で大国としての責任を果たすよう要請。北京まで乗り込んで、直接の対話によって、求めるべきことを求め、言うべきことを言う。

日本はこれを見倣ったらどうだ等と意見する社説は一つとしてない。それどころか、ドイツに対して「歩調を乱さず中国への圧力を保つよう働きかける」べきと説く(経11/8)。日本はそんな悠長に構えていて良いのか。日本列島すべてが中国ミサイルの射程内に入っているのだ。「欧州でも重視されるインド太平洋地域の平和と安定など、中国に起因する安全保障上の懸案を十分に議論した形跡がみえないのはどうしたことか」(産11/8)と嘆く余地があるのなら、これこそ日本の役割と注文すべきではないのか。

岸田首相は、APECの機会に、習近平国家主席と首脳会談を行う方向で調整中らしい。実現の暁には、ショルツ首相の訪中について黙っていた左派系も含め六紙社説がその日中会談を話題にすることは間違いない。果たしてどんな意見を披露してくれるだろうか。

さて、11/7週の六紙社説は、そのほかに、イスラエルに右派政権、G7外相会合、病院へのサイバー攻撃、自転車の悪質運転、税金の無駄遣い、米中間選挙、五輪汚職15人起訴、葉梨法相更迭、旧統一教会巡る救済新法、東南アジア外交、次世代半導体のラピダス社などを題材とした。

六紙社説(サイト内)。Olaf Scholz(1958年-)、独首相、習氏の核使用反対表明で訪中の「意義果たした」(ロイター、11/7)、防衛力強化→増税より実のある外交を(政界地獄耳、11/8)、国民生活より防衛費なのか(同、11/11)、独ショルツ首相が企業団引き連れ「中国詣で」…習近平総書記3選のお祝いに「ハンブルグ港」を献上か(現代ビジネス、11/4)

ブラジルの印象

  • 2022/11/12 06:26
  • カテゴリー:音楽

NHKラジオの聴き逃しでクラシック音楽番組を聞いていたら、あの有名な「怒りの日」の旋律が流れて来た。レスピーギの曲だった。

レスピーギ作曲
「ブラジルの印象」
(管弦楽)シンシナティ交響楽団
(指揮)ヘスス・ロペス・コボス
(18分57秒)録音1993年

IMSLPのスコアで調べると、第2曲「ブタンタン」の終わり部分だった。楽譜の練習番号ではちょうど16のところ。ブタンタンは、Wikiによると、サンパウロにあるバイオの研究機関で、毒蛇やサソリなどから毒物を抽出し抗毒素や医薬品を研究開発しているのだとか。有毒生物と「怒りの日」、死にまつわるシンプルな連想だ。

レスピーギ(サイト内)。クラシックカフェ▽ミヨーの「ブラジルへの郷愁」他(NHK-FM、11/7 14時)、Impressioni brasiliane (Respighi, Ottorino)|IMSLP、怒りの日|Wikipedia、Instituto Butantan|Wikipedia、Respighi / Jesús López-Cobos, Cincinnati Symphony Orchestra – Brazilian Impressions|Discogs

ミレニアム5(下)

  • 2022/11/11 06:25
  • カテゴリー:読み物

時が経ち、日々は日常と化した。人生はいつだってそういうものだ。

ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム5-復讐の炎を吐く女」ヘレンハルメ美穂・久山葉子訳(早川書房、2017年)下巻から(p266)。

「ミレニアム」(サイト内)。ジャンゴ・ラインハルト「ヌアージョ」(p21)

[ 下駄の日 ]

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