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2022年04月の記事は以下のとおりです。

出生数最少に

出生数が急減している。昨年2021年、これを題材とした六紙社説は9本。日本経済新聞が4本で突出して多い。経済紙が注目するほどに、少子化は経済に大きな影響を及ぼす可能性がある。

日経は今年2月にも書いた、「急速な少子化は社会、経済の活力を奪い、社会保障制度の維持を危うくする」。つい先日、東京新聞も採り上げた。それらタイトルにこうある、「出生急減に危機感をもっと」(経2/26)、「効果的な対策をもっと」(東4/4)。二つ並べてみると、だいぶ足りていないことが伝わって来る。

チャーチルが何か言っていたように思う。"チャーチル 名言 ミルク"でweb検索すると出て来た。そうそうこれだ。「どんな社会であれ、赤ん坊にミルクを与える以上に素晴らしい投資はない」。出生や子育ての問題は、政策によって大きく改善できる。近年のフランスのように奏効した例もある。社説も言う、政府は「若者たちが安心して結婚・出産できるよう効果的な対策をいくえにも打ち出し、確実に実行する」ことが不可欠(東4/4)と。

昨年の出生数は「80万台割れは避けられたもよう」(経2/26)とある。今年還暦の1962年生まれは162万人。団塊世代と団塊ジュニアの山脈に挟まれた谷間の世代ではあるけれどそれくらいの数があった。60年経って、半分になってしまったんだな。

さて、4/4週の六紙社説。首都キーウ近郊の虐殺や避難民受入れなどウクライナ情勢について各紙が書いた。そのほかには、コロナ第7波や、東証の再編、温暖化報告書、岸田政権発足半年、私立大の改革、文通費改悪、米核戦略見直し、などが話題になった。

琉球新報の記者が取材中に米兵に銃口を向けられた件、東京新聞が怒っている。「報道の自由への威嚇だ」(東4/6)と。

六紙社説(サイト内)。2021年の9本 朝0毎1東1読1産2経4。「少子化対策 予算も増やしてこそ」(朝2020/12/17)

台風1号、22年

きのう台風1号が発生した。日欧米の予報では、今のところ、沖縄本島の方にはやって来ない様子。ECMWFの図(4/8 12:00UTC)は、15日に1千キロほど東を北上する経路を示している。

JTWCでは、台風1号は、Tropical Storm 02W (Malakas)と表記されている。これとは別にフィリピンの横に94Wというのがあって、これについても若干の解説がある。

Eastern Asia | ECMWF、JTWC

改正沖縄振興法

改正沖縄振興特別措置法が成立した。3月末だった期限がさらに10年延長。50年前の復帰以来5次にわたる振興計画が策定されて来た。改正を受け、沖縄県は、第6次計画を5月目処に正式決定する。

政府は新年度の振興予算について、10年ぶりに3000億円を下回る2680億円に減額した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐり、反対姿勢を強める玉城デニー知事と、政府・与党の対立も影響しているのだろう。

減額されたのは態度が悪いからだよ、と忠告してくれているのかな。読売新聞の社説「改正沖縄振興法 未来を形づくる歩み着実に」(4/1)から。この改正を伝える六紙社説は他に見当たらない。読売は一年前にも「国と協力して経済の再生図れ」と沖縄振興計画を社説で採り上げた(2021/4/5)。

こういう声も紹介している。「公共事業での高い補助率や税制優遇措置などがかえって競争力を弱めているのではないか」(読4/1)。地元紙の沖縄タイムスも、「自立へ着実に前進を」と社説(4/1)に書いた。「延長はこれが最後という覚悟も沖縄側には必要」とも。

社説の沖縄、21年(サイト内)

良い戦略、悪い戦略

  • 2022/04/07 06:21
  • カテゴリー:読み物

リストを作ることは、認識能力の限界を乗り越える手段と言える。リストがあれば忘れてしまうことを防げるし、リストを作る過程で、抱えている問題の相対的な緊急度や重要度を天秤にかけることができる。そして「いまやるべきこと」が明確になれば、問題解決に向けた行動を起こせるはずだ。

買い物リストとは根本的に違う。リチャード・P・ルメルト著「良い戦略、悪い戦略」村井章子訳(日本経済新聞出版社、2012年)の第3部「ストラテジストの思考法」第17章「戦略思考のテクニック」から(p345)。

引用部分と呼応して示唆を与えてくれる箇所を抜き書きしておこう。有能なストラテジストがやっていることは決定でなく設計であり、選択肢の中から選ぶのではなく自らデザインしている(p176)。戦略の核は状況の診断、診断で明らかになった課題に取り組む基本方針、基本方針に基づく一貫した行動である(p110)。戦略を立てるときには、「何をするか」と同じくらい「何をしないか」が重要なのである(p34)。

IKEAの戦略が紹介されている(p166)。先日(3/15)それに触れた折は孫引きだったので原典の本書を借りて来て読んだ。かなり良い本だと思う。

天国でまた会おう(サイト内)。NVIDIA(p296)。Ivy Lee Method

幼なじみの絆

楽しいだろう、生きていて。何が起こるか判らない人生、羨ましいわい

留守にしている木曽義仲(青木崇高)が戻るのを待っている場面。三浦義村(山本耕史)が北条義時(小栗旬)に向かって言う。自分は、当たり前のように家督を継いで平凡に生きていると。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第13回から。

取って付けたような、二人のこの会話は何だろうか。平家と源氏が向き合っている騒乱の時代では全てが非日常のように見えてしまう。一面はそうかもしれないけれど、どんな世の中でも極々普通の人々の営みがある、とでも表しているのか。

1月と2月のダイジェストを目にして以来、本編を続けて観ている。大河ドラマは久しぶり。前回は6年前の「真田丸」。それも今回も三谷幸喜脚本だな。たまたまかな。

あの係長が頼朝の側近(サイト内)。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第13回「幼なじみの絆」(NHK総合、4/3 20時)。「噂は、流す方に都合良くできている」

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