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2022年09月の記事は以下のとおりです。

ミレニアム1(上)

  • 2022/09/10 06:24
  • カテゴリー:読み物

人生の総決算として、未完成のものを整理したくなる時期にきている。

そう言うヘンリック・ヴァンゲルは82歳。三十数年来、解くに解けない謎を抱えている。スティーグ・ラーソン著「ミレニアム1-ドラゴン・タトゥーの女」ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳(早川書房、2008年)、上巻から(p121)。「プリズン・ブック・クラブ」で目にして読んでみる気になった。

探偵役のミカエル・ブルムクヴィスト(経済誌「ミレニアム」の記者)が嘆く。「ヴァンゲル姓の人たちがあまりに多いので、誰が誰だかわからない」(p221)。読む側にとってもその状態がしばらく続く。倦むことなくページをめくる。だんだん様子が判って来る。

ミカエルとリスベット・サランデル(フリーの調査員、ドラゴン・タトゥーの女)との接触が仄めかされたところで上巻は終わる。さて続きはどうなるだろうか。第2部以降もあるらしい。読み進めよう。

プリズン・ブック・クラブ「ミレニアム」(いずれもサイト内)。経済ジャーナリスト批判(p148)、チュニジアの夜(p258)、PowerBook G4 1GHzモデル PowerPC7451 res1440x900(p299)

NHK受信料、22年

今回は、PayPayの「請求書払い」を使った。

「請求書払い」ではいつも支払い日を予約するようにしている。たいがい支払い期限の前日を選ぶ。その日の朝になると、リマインダが届く、14時に支払いを実行するけど「残高」は大丈夫かと。それを見て徐に「あと払い」からチャージ。いつの間にか貯まったポイントがそこそこあるので、それを端数に充てることにして、切りのいい数字をチャージする。

ポイントを使うと得した気分になる。が、実際にはどうなんだろうか。失効する前に使ってしまう、まず気にすべきはそれだ。その点、受信料や税金の「請求書払い」は、PayPayをあまり使わない者にとってはポイント活用の機会になる。

NHK受信料、21年(サイト内)。PayPayついに収益化へ ZHD「三位一体」戦略の勝算

名もなき町の殺人

  • 2022/09/08 06:27
  • カテゴリー:読み物

一般的に人間は、何かを想像しながら話そうとすると目が右上を向きやすい。逆に事実を思い出しながらだと左上を向く。極めて大雑把にいうと、嘘をつく時は右、本当のことをいう時は左だ

探偵役の神尾武史が言う。なかなかユニークな人物だ。東野圭吾著「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」(光文社、2020年)から(p294)。家人が図書館から借りて来ていたのでこれ幸いと読ませてもらった。

武史は巧みな話術で様々な情報を相手から聞き出す。新潟県生まれのあの有名な宰相も同じ手を使ったのだろうか。「えぇと君は」「はい、○○です」「それは判っている。下の名だよ」「はい、△△です」「そうそう○○△△君だったね」と、さも、相手のフルネームを覚えていたかのよう。実は相手に言わせている。一度聞いた名前を忘れない、それが人心掌握の基本だとか。忘れてしまっていても、そう気取られずに、また言わせる。その話術こそが基本の基本かもしれない。

東野圭吾(サイト内)。腹上死(p129、現在分詞・動名詞)

ChromeでNHK+、antiX

助けてくれって言って来る奴に加勢してやるのは当たり前じゃねえか。色々持って来てくれるんだ、遠いところを。頼って来るその気持ちにわしは応えてやりたい。

そう言い放つ北条時政(坂東彌十郎)に対して、義時(小栗旬)は、付け届けを持って来る者に便宜を図れば訴訟の意味がないと諭す。鎌倉殿の13人(34)「理想の結婚」(NHK総合、9/4 20時)から。

ニュースに、「五輪汚職、曖昧な組織委規定が温床」「AOKI幹部ら3人起訴」「元理事を再逮捕 KADOKAWA側も2人逮捕」などが並ぶこの時期にタイムリーな賄賂の話。元理事らも付け届けや便宜は「当たり前」と思っているのだろうか。

早起きしてNHKプラスで観た。サブのLinux機ではブラウザにChromeを使っている。webブラウザ色々あれどNHKプラスを再生できるのは多くはない。VivaldiとChrome、見付けた選択肢はこの二つ。Midoriや、Falkon、Pale Moon、NetSurf、SeaMonkey、Waterfoxなど軽量級はいずれも不可。ChromeでNHKプラスを観るのは、12年前の古いPCにはだいぶ負担だろうと思いきや、割とそうでもない様子。OSに軽いantiXを使っているのが奏効しているか。

鎌倉殿の13人(サイト内)。検索・高橋治之容疑者|nikkei.com

「'22平和考」

8月、毎日新聞は、数本の社説に共通タイトル「'22平和考」を掲げた。いわゆる特集だ。同紙社説は特集やシリーズを組むことが比較的多いように思う。

「'22平和考」、数えると9本あった。言葉を拾ってみよう。「NPTの責任」(8/1)、「被爆国の使命」(8/6)、「グローバル経済 危機招く分断」(8/13)、「学びの保障 民主主義の土台」(8/14)、「終戦の日」(8/15)、「食料安保」(8/16)、「米中に埋没せぬ戦略を」(8/17)、「ネット世界の分断」(8/20)、そして、「難民と日本」(8/21)。

いわゆる8月ジャーナリズム。原爆忌や終戦の日を採り上げて、戦争や核の問題について語る。それに留まらずもう少し話題を拡げていることがタイトルの言葉から判る。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とユネスコ憲章の前文にある。「そのために教育が果たす役割は大きい」と14日の記事は唱えている。

'22平和考 毎日新聞|Google。社説の特集、21年8月ジャーナリズム(いずれもサイト内)。

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