森と木とスプーン
- 2019/12/26 21:40
- カテゴリー:工芸・美術
雨ざらしでも頓着しないどころか、雨に濡れたほうが乾きが早いという意見もある。
木材の天然乾燥に関して、訳者佐伯誠氏のコメント。ジョシュア・ヴォーゲル著「森と木とスプーン-木製スプーンをこしらえるレシピ」(クロニクルブックス・ジャパン、16年)から(p147)。そういう意見があるんだな。材木屋さんの外に並んでいる材を見るにつけ、濡れてしまうのに大丈夫なのかなぁとよく思う。
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2019年12月の記事は以下のとおりです。
雨ざらしでも頓着しないどころか、雨に濡れたほうが乾きが早いという意見もある。
木材の天然乾燥に関して、訳者佐伯誠氏のコメント。ジョシュア・ヴォーゲル著「森と木とスプーン-木製スプーンをこしらえるレシピ」(クロニクルブックス・ジャパン、16年)から(p147)。そういう意見があるんだな。材木屋さんの外に並んでいる材を見るにつけ、濡れてしまうのに大丈夫なのかなぁとよく思う。
即席の方法として、電子レンジで20-30分程度過熱して水分を飛ばす
生木の乾燥にそういう手が使えるんだな。渡邊浩幸著「木でつくる小さな食器」(河出書房新社、09年)から(p61)。カトラリーを自宅で作ってみようと思い、県立図書館で関連する本を何冊か借りて来た。
# クルミ油(ヨウ素価132-162)、植物油脂のヨウ素価94種類の一覧、渡邊浩幸木工製作所
完成まであと少し。年内に終えられそうだ。先週末、連日通って、最終の仕上げで目違い払いや埋め木などを行い、一旦組立てて脚の長さを微調整した後、再度ばらして塗装工程スタート。ペーパーがけ#240、湯びき、ペーパー#320、最初の塗装、2回目の塗装で油研ぎ#800、そこまで、詰めて行った。今回の塗装は、荏胡麻油によるオイルフィニッシュ。残すは第3回の塗装。次の週末に、蜜蝋を混ぜた油をすり込んで終了予定。8月下旬に着手して、4か月あれば十分だろうと見込んでいたけれど、年末ぎりぎりになってしまった。教室に行くのは月に4回、4カ月で16回。平日5日間通しの作業なら3週間ほどかかったことになる。写真は最初の塗装を終えたところ。
# 第7作椅子b(サイト内)
由々しき事態が発覚したので、それが公になる前にメーンバンクである御行のお耳に入れておきたい
相手が銀行の場合、御社の代わりに御行と言う。あれはいつのことだったろうか、随分昔のある日、経理部門の同僚が電話しているところに出くわした。オンコーがどうのこうのと電話口で言っている。初めて聞く表現だ。電話を終えた同僚にその言葉の意味を教えてもらった。ちなみに社員は行員という、工場の作業員(=工員)みたいだろ、と彼は付け加えた。にいと笑う彼の顔が忘れられない。引用は、池井戸潤著「オレたち花のバブル組」(文春文庫、10年)から(p8)。由々しき事態で物語の幕が開く。半沢直樹シリーズその2。
# 合併企業の悲哀(p35)、PMI、「戦略は細部に宿る」
今月のシリーズ十選は東野圭吾氏の著作。90年代に「放課後」など2、3冊を読みはしたけれど、その後はフォローしていなかった。ここ一年、加賀恭一郎シリーズを皮切りにそこそこの冊数を読んで来た。それらの中から10冊を選んでみよう。発行年順。
加賀恭一郎、ガリレオ両シリーズからは、あえて一冊ずつしか採らなかった(*印)。前者の「新参者」や「麒麟の翼」「祈りの幕が下りる時」、そして、後者の長編諸作、「聖女の救済」や、「真夏の方程式」「沈黙のパレード」、いずれ劣らず読み応えある。シリーズから複数作を採るなら、この両シリーズで十選がほぼ埋まるかもしれない。