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2022年06月の記事は以下のとおりです。

ドイツ人の働き方

  • 2022/06/25 06:45
  • カテゴリー:読み物

部下に考えさせ、リードをとった行動を促す。いちいち報告を求めない。自主性を重んじるこうした環境は、生産性を上げるにはとても大切な点です。

ドイツの良い職場はこれが徹底している。日独の一番の違いはこの辺りだろうと思うことはしばしばあった。引用は、隅田貫著「ドイツではそんなに働かない」(角川新書、2021年)から(p51)。

現場の自由度は相当高い。その前提として裁量の範囲(job description、assignment)が職務や担当ごとに明確にされている。曖昧さがない。

しかしドイツ人なら皆が皆そう上手くできるとは限らない。身近なチーム、3つ4つを見ても、理想的なマネージメントがある一方で、日本でも珍しいような酷い例もあった。振れ幅が広いのだ。その点、日本では、どんなに良くても理想には及ばないものの、突出して悪いのもない。均されている。似たような職場全体の比較では、総合点は、わが国の方が少し上回っているのでないだろうか、そんな風に思ったものだ。

「仕事を管理するつもりが、人を必要以上に管理することになっている」(p49)と日本の職場での悪弊が指摘されている。仕事は人がする以上、その人をしっかり管理しなければならない。が、「必要」な範囲を超えてはならない、それが肝心。その範囲は、個人ごとに違うのでそれを見極めることも大切。

世界「新」経済戦争(サイト内)

QuickEditプロ

スマホのアプリその16

有償版を購入した。安定して動くようになったと思い始めた頃に、ちょうどタイミング良くGoogleさんから200円のクーポン券をもらったのでそれを充てた。代金の410円がほぼ半額になった。

Dropboxに、To-Doリストや、読書メモ、メールの下書きなど、テキストファイルを色々置いて、スマホとPC双方からアクセスしている。たいへん便利が良い。スマホからの作業にはこのQuickEditを使う。使用頻度は高い。無償版でも編集操作に支障はなかったけれど、有償版で広告が表示されなくなりさらに好感度向上。

現在のバージョン 1.8.6
更新日 2022/04/04

QuickEditスマホのアプリ(いずれもサイト内)

監禁面接

  • 2022/06/23 06:30
  • カテゴリー:読み物

あなた自身の人生をわたしに語るとしたら、なにから始めますか

そう尋ねられて、主人公は打開策を思い付く。ピエール・ルメートル著「監禁面接」橘明美訳(文藝春秋、2018年)から(p296)。

似たような質問を受けたことがある。「あなたの人となりを語って聞かせて下さい」というものだった。これまでに、就職や転職の活動で、何度か面接を受けた。様々なやり取りがあった中で、最も印象に残っている質問だ。それにどう答えたかは覚えていない。ただ、面接の首尾は上々だったのだろう、その会社から採用通知をもらった。

本書の主人公は、失業して4年、職安にも通い鋭意求職中の身。ただし冒頭の質問は、人事採用の担当者からではなく、拘置所で精神鑑定を担当する精神科医からだった。採用試験でとんでもない事件を起こし拘留されているのだ。

仏語原書のタイトルは"Cadres noirs"、Googleで英訳すると"Black frames"と出る。英訳版の方は"Inhuman Resources"と題されている。日本語訳版は「監禁面接」だ、もうちょっと良いタイトルがあったのでなかろうか。

ピエール・ルメートル(サイト内)。イケア(p453)

来年、150周年

  • 2022/06/22 06:27
  • カテゴリー:音楽

先週末、家人がキッチンで蒸し物をしていた。器から少し飛び出した布に「1993」の文字が見えていた。あの手拭いだ。

それは、演奏会にエキストラで参加した際に記念でもらった日本手拭い。管弦楽は、とある高校のオーケストラ部OBたち。曲目は、ベートーベンの交響曲第9番。お手伝いしたのは、2番ファゴットだった。

かれこれ30年も経つんだな。あらためて見ると手拭いには、高校の「創立百二十周年」と刷り込まれている。そうそう、OB演奏は記念行事のプログラムだった。30年経つということは150周年がやって来る。1993に30を加えて2023、来年だ。

わが母校、と言ってもこちらは小学校、も、来年、創立150周年を迎える。100周年の時には5年生で在校していた。お祝いの式典は初冬の頃で、前後して江崎博士のノーベル賞受賞が報じられ国中が沸いた。学校と博士とは特に関係はないけれど、100周年とノーベル賞と二重におめでたい、と担任の先生が言った。あれから50年経とうとしている。トシとるわけだ。

白夜行(サイト内)

時の娘

  • 2022/06/21 06:32
  • カテゴリー:読み物

誰かが見たり聞いたりしておぼえていることについて誰かが記録し、それをまたさらに誰かが記録したようなことを、真実として受け入れるわけにはまいらぬ

忌むべきものは伝聞証拠だ。スコットランド・ヤードのグラント警部は、入院中の暇つぶしに、四百年前の事件を刑事の眼で見直してみる。ジョセフィン・テイ著「時の娘」小泉喜美子訳(ハヤカワ・ミステリ文庫、1977年)から(p110)。原作は、1951年刊、既に著作権は切れている。

今春読んだ小説二つに本作のことが登場した。「神経衰弱」で二枚のカードを引き当てたような気分になり、読んでみようと思った。

陸行水行中野のお父さん2(いずれもサイト内)。時の娘|Wikipedia、The Daughter of Time, by Josephine Tey - Project Gutenberg Canada

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