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2022年10月の記事は以下のとおりです。

Regeneration

あたりは静けさに包まれていた。すると突然あわてて銃を探し始めたんだ。「恐い。襲撃を受ける前の静けさと同じだ」。教えてあげたい。この静けさこそ真の平和だと。

NHKスペシャル「REGENERATION」から。ケープタウンのスラム街で抗争を繰り返すギャングたちと、彼らの更生に手を貸す牧師の姿を追う。

牧師は、かつて、やり手の投資家だった。たまたま訪ねた麻薬リハビリ施設で、社会復帰を目指すギャングたちに会い、価値観が大いに揺らぐ。「このグローバル化した世界で自らの成功は彼らの犠牲の上に成り立っていたのではないか」と気付くのだ。

# NHKスペシャル「REGENERATION-銃弾のスラム 再生の記録」(NHK総合、10/7 02:40、初回放送2021/10/10)小林ゆう語り

ミレニアム4(上)

  • 2022/10/25 06:31
  • カテゴリー:読み物

当事者のひとりが全員の総意を装って何かをごり押しする、というのはままあることだ。みんなに有利なことだと言われても、あとになれば結局誰かが苦しむことになる。

確かに、そういうことはある。ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム4-蜘蛛の巣を払う女」ヘレンハルメ美穂・羽根由訳(早川書房、2015年)上巻から(p182)。

このシリーズ第4作からは別の作家が書いている。日本語版を読む限り、人物や情景の描写は上手く踏襲されていて旧作の雰囲気は損なわれていない。一部、筋運びが雑な感じがしないでもないけれど。

「ミレニアム」(サイト内)。チームに考え方の違う人間を一人(p249)

Re: 習氏3選にどう向き合う

中国共産党を2期10年率いてきた習近平氏が、更に3期目を務めることが昨日(10/23)本決まりになった。今朝の六紙社説は、一斉にこれを採り上げた(10/24付け)。6本の内2本に「対話」の文字があった。

「中国抜きに国際社会の安定は図れない」「協力と競争の両立を図る、重層的な対中戦略が日本など各国に求められている」「対話を通じて衝突を避け、建設的な関係を見いだしていかなければならない」(毎)

「日本を含む関係国は中国との対話を絶やさず、責任ある大国の常道から外れないよう説得する努力が必要だ」(朝)

3選は「中国がこれまで以上に内外の緊張を高め世界を不安定にさせる存在になりかねないと思わせるメッセージ」。特に「米中の対立深刻化は、世界の安定に最大の脅威となりかねない」(東)

「軍事強国化を掲げる習氏のもとで、中国が台湾威嚇や日本の領海への侵入を繰り返しているのは、危険な兆候だ。日本は不測の事態に備え、米国との安全保障協力を一段と強める必要がある」(読)

「最も懸念されるのは、習氏が台湾併吞を狙って戦乱を引き起こすことである。台湾有事はいや応なく日本有事に直結する。日本には、戦後の平和が破られかねない危機の時代に入ったという自覚が必要」(産)

台湾問題で習氏は武力行使を放棄しないと強調。「日本、アジア、そして世界の安全保障に直結する重大な問題だけに、今後の動きを警戒すべき」(経)

対話の必要性を説くのは2本。きのうの今日だ、ま、そんなもんだろう。それよりも、あっても良さそうな「祝」の文字が一つも見当たらないのは少し意外だった。隣国の新指導部発足だ。それなりの敬意を払っていい。

六紙社説(サイト内)

習氏3選にどう向き合う

中国共産党の第20回党大会が開かれ、習近平総書記の3期目続投が確実となった。2期10年という任期の慣例を破って異例の長期体制に突入する。

日本はその中国とどう向き合うべきか、六紙社説の意見を拾ってみよう。この一週間に中国がらみは党大会開幕など計12本あった(朝2、毎1、東1、読2、産3、経3)。

習氏の「独裁色が強まるのは必至」。中国はロシアなどと連携し「米国との対抗軸を築こうとしている。これは民主主義陣営にとって大きな脅威」「日米欧は厳しく監視せねばならない」。台湾への干渉や尖閣での「中国海警局船の挑発など、日本は習氏の強国・強軍路線と直接向き合わざるを得ない立場である。岸田文雄政権は安易な対中融和ではなく、専制主義に対して厳しく対峙してもらいたい」(産10/17)

共産党規約に、習氏への忠誠を示す標語「2つの確立」が盛り込まれる。「中国の一政党の約束事は本来、世界と何の関係もない。だが共産党は14億人が暮らす世界第2位の経済大国を統治する独裁政党だ。米中対立、台湾問題など各面で世界に影響するだけに注視せざるをえない」(経10/17)

中国は「宇宙やサイバー空間での攻撃能力を高めている。(日本にとって)こうした新領域の対処能力の強化も、重要な検討課題だ。日本を取り巻く安全保障環境が今ほど悪化したことはない。防衛費の拡充は急務だ。だが、財政は逼迫している。与党には恒久的な財源を示す責任がある」(読10/19)

「国連人権理事会で、中国・新疆ウイグル自治区での人権侵害をめぐる討論開催を求めた米国などの提案が小差で否決された」「中国が反対の先頭に立ち、他の理事国に働きかけた結果とされる」。「中国は経済力を盾に人権理での影響力を強めている」。「人権理で日本は欧米諸国と連携し、直ちに変革の先頭に立たねばならない」(産10/19)

中国の軍備に対し「迎撃だけでは守り切れない」と自民党が「敵基地攻撃能力」を提言。それは「本当に安全を確保する抑止力になるのか。かえって地域の緊張を高めないか」、「政府・与党は数々の疑問や懸念にいまだ答えていない」。首相は今国会でもその「検討の中身には一切触れない」。「国民の代表による徹底した議論が不可欠」(朝10/20)

米バイデン大統領が国家安全保障戦略を公表し「中国への対処を最優先に据える方針を明確にした」。日本は「外交・安保戦略の基軸となる日米同盟」の強化に努めるべき。しかし世界の警察官の看板をおろした「米国だけをもはや頼りにはできまい」。クアッドなど「多国間でも安保協力のネットワークを重層的に広げ、深めるのが得策」(経10/20)

在英中国総領事館前で、香港民主化を訴える男性が、敷地内に引きずり込まれて暴行を受けた。「日本などでも中国側が起こし得ることとして警戒を強めるべき」(産10/23)

どうも防衛力の話が多い。抑止を軍備だけで成し遂げるには無理がある。対話の積み上げや国際協調など着実な外交努力が不可欠。と言うか、外交を優先しそこに力点を置くべき。新聞にはその辺りの議論をぜひリードしてもらいたいものだ。党大会は昨日(22日)閉幕したばかりで、次期最高指導部メンバーの発表はこれから。それを待って社説は色々と意見するのだろうけれど。

さて、10/17週の六紙社説では、そのほかの話題に、旧統一教会への調査や、イラン抗議デモ、三菱電機不正、円安150円に、英トラス首相辞意、コロナとフル同時流行、ウクライナ4州に戒厳令、内密出産、衆院10増10減などがあった。

六紙社説(サイト内)。中国経済浮揚へ市場重視に大胆な転換を(経10/19)、日米基軸に重層的な安保網を(経10/20)、敵基地攻撃力 疑問と懸念 徹底論議を(朝10/20)、与党安保協議 抑止効果高める戦略を築け(読10/19)、ウイグルと人権理 欧米と結束し組織改革を(産10/19)、在英公館での暴行 傍若無人な中国に呆れる(産10/23)

日本通信SIM、楽天の代替

今月で実質0円が終わる楽天モバイルの代替には、日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」を選んだ。ドコモ回線MVNO、通信1GB月額290円、通話30秒11円、SMS送信3円、初期手数料3300円。

スマホはeSIMに対応していない、スターターパックを使う、となると配達が2回ある。荒天で航空便が遅れるかもしれない、日数に余裕を持って切り替えに臨む必要がある。MNPの有効期限が2週間なのでそれも考慮に入れて。

具体的な作業は、スターターパック(NT-ST-P)の発注からスタート。14日に楽天市場で注文した。お値段2980円(送料無料)。これは初期手数料代わりになり少しお得。土日をはさんで、17日にショップから受注の連絡があり、19日午後スターターパック到着。その日の内に、楽天モバイル側でMNP予約番号取得、日本通信SIMの申し込みと作業を進めた。

申し込み時、ブラウザ(Vivaldi)の広告ブロックを一時的にオフにする必要があった。それをせずに最初の画面で入力を進めたところ「次へ」が開かない。原因は広告ブロック云々というヒントが目に入らず右往左往したのだった。それと申し込み後に「本人確認書類の記載通りに建物名のご入力もお願いいたします」とヘルプデスクから連絡があり修正を行った。

ヤマト運輸から「お荷物お届けのお知らせ」が来た。SIMカードを明日(23日)届けてくれるとある。月末に回線切り替えの作業を行うことにしよう。MNP有効期限は11/2。

楽天モバイル(サイト内)。http://nihontsushin.com/stp/

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