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2020年04月の記事は以下のとおりです。

交響的舞曲

  • 2020/04/20 06:40
  • カテゴリー:音楽

いかにもスラブ的。しかしそのままハリウッド映画の映画音楽になりそうな格好のいい曲

ラフマニノフの「交響的舞曲」第1楽章の冒頭、ラトル指揮BPOの演奏。少しゆっくりした演奏だなと思って聴いた。すると、ラフマニノフが意図したテンポ、Non allegro とスコアに指示、はこれくらいだったんだろうという話が続いた、作曲家自身による、ピアノでのデモ演奏(40年12月録音)を紹介して。クラシックの迷宮「わたしの試聴室」(NHK-FM、4/18 21時)から。

この曲、ラジオで聴いたN響定期の演奏が強く印象に残っている。おれにとって、しっくり来るテンポだった。それだけでなく、この日は、交響的舞曲はもちろん、いずれの曲も素晴らしい出来映え。ハイドンで溌溂としたソロを聴かせたのは、アフナジャリャンという若手チェロ弾きだった。

N響第1898回定期公演
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第1組曲
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1
ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45
管弦楽)NHK交響楽団、指揮)ジャナンドレア・ノセダ
サントリーホールから中継(NHK-FM、18/11/14 19時)

# Gianandrea Noseda (1964-), Narek Hakhnazaryan (1988-)

朝日ぎらい

  • 2020/04/18 12:35
  • カテゴリー:読み物

1) 国際社会では「リベラル」、2) 若者に対しては「ネオリベ」、3) 既存の支持層に対しては「保守」、4) 日本人アイデンティティ主義者に対しては「ネトウヨ」

これが「安倍一強」の秘密か、なるほど。意図して四つの顔を使い分けているのか、それとも、各パーティから、たまたま、そんな風に見えるのか。いずれにせよ上手く機能して来たんだろう。コロナ禍の有事で、だいぶ綻びが見えているようだが。引用は、橘玲著「朝日ぎらい-よりよい世界のためのリベラル進化論」(朝日新書、18年)から(p171)。著者会心の作なのか、「文筆家の仕事は、他人がいわない主張を紹介し、言論空間にゆたかな多様性を生み出すこと」と冒頭で謳っている(p3)。確かに、興味深い指摘が少なくない。今、図書館がお休みで返却はちょっと先になる。読む本がなくなったら、この本、また読んでみよう。

既得権を巡る世代分裂(p30)、会社を憎む日本人(p38)、ネトウヨは右翼ではなく日本人アイデンティティ主義者(p79)、共同体維持のための安易なバッシング(p91)、愛国は右翼の独占物となった結果、朝日=愛国でないもの=反日の図式(p107)、帰属意識を掻き立てるポピュリズム(p113)、正義をめぐる4つの立場(図3-1、p144)、保守とリベラルの「道徳の味覚」(p159)、どこまで許容するか=道徳センサー=良心(p228)、リベラリズムを蝕む自らのダブルスタンダード(p254)

日本人は右傾化したのか安倍政権は、なぜ続くのか(いずれもサイト内)、若者が「朝日新聞ぎらい」になった謎を考える(18/9/11)、WEIRD。[追記]揺らぐ1強、力学変化 コロナで混迷、安倍政権(4/19)

鉄道×クラシック

  • 2020/04/18 06:49
  • カテゴリー:音楽

今ずっとスタジオで本番聞いてたんですけどねぇ。こんなマニアックな番組、NHK、やっていいんですかこれ。クラシックファンの人たち、今なんか、椅子から転げ落ちてんじゃないですか。

ゲストが途中から登場するやそんなことを言った。「×(かける)クラシック」第1弾「鉄道×クラシック」(NHK-FM、4/12 14時、再放送)にて。昨年8月に放送されたパイロット番組。何かに関係するクラシック音楽を採り上げるという。この時のテーマは鉄道。鉄道とクラシック、オタク度、数倍アップ。

そのゲストが登場するまでにかかった曲は、ドボルザークの新世界、それは、ま、いいとして、アルカン、シチェドリン、ライヒ。この並びは確かにマニアックだ。そのあまり馴染みのない作曲家たちによる、鉄道の動きを描写する曲々。カイピラの汽車(ヴィラ=ロボス)も、パシフィック231(オネゲル)も出て来ない。博覧強記で鳴る、あの片山杜秀氏の選曲なのだとか。

×(かける)クラシック - NHK

不死身のひと

  • 2020/04/17 06:15
  • カテゴリー:読み物

帰りの船の中で海鼠はぐったりしたり、死んでしまう。そこで、漁師は船の海鼠の生簀にカニを投入した。海鼠は食われまいと必死に抵抗し、港まで生きて帰って来た

イギリスの話と著者は書いている。同じ趣旨の、イワシとナマズの話を聞いたことがある。特に根拠なく日本の話と思っていたけれど、あらためて調べてみると、ノルウェーのお話のようだ。Wikipedeiaには、Catfish effectの項目がある。引用は、村串栄一著「不死身のひと-脳梗塞、がん、心臓病から15回生還した男」(講談社+α新書、17年)から(p180)。

人生五十年、「今はゴムを引っ張るようにして八十歳まで伸ばしている」(p106)。耐久性に限りがあるのだから、そこそこの年齢になれば、身体のあちこちに故障が出るのは当然。程度の差こそあれ誰にでも起こる。長生きには相応の覚悟が要る。

Catfish effect - Wikipedia、Arnold Joseph Toynbee(1889-1975)英国の歴史家、台湾の外省人と本省人[福佬(ふくりょう)人と客家人]

コンセルトヘボウ管

  • 2020/04/16 06:45
  • カテゴリー:音楽

ベルナルド・ハイティンクはオーケストラの響きに磨きをかけるとともにプログラムの幅を拡げた。

このオケでの彼の功績は小さくない、おれもそう思う。他にメンゲルベルク、シャイー、ヤンソンス、ガッティら歴代の首席指揮者(Chefdirigen)が紹介された。ガッティが業績があったかのように説明がなされたことに違和感を覚えた。セクハラ行為が暴かれて即クビになったあのガッティだ。業界で抹殺されてしまったわけではないんだな。

引用は、先週のベストオブクラシック(NHK-FM、4/9 19:30-)から。番組のお題は、オランダのオーケストラ(4)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)。オケの紹介など前置きに続いて、一曲目の「ハイドンの主題による変奏曲」を聴いた。悪くない演奏だった。トゥガン・ソヒエフ指揮。本拠地コンセルトヘボウでの収録(19/8/22)。

もう一点、あれっと思ったことがある。「これまでの首席指揮者は7人」その中にヨッフムの名がなかったのだ。そうなんだな。Wikipediaの日英独、各版を読んで行くと事情を知ることができる。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 - WikipediaRoyal Concertgebouw Orchestra parts company with chief conductor Gatti(18/8/2)

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