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2020年04月30日の記事は以下のとおりです。

フレームワーク十選

月末のシリーズ十選、今回はビジネス・フレームワーク。よく目にするフレームワークはモノ系に偏っている。SWOT、3C、4P、5F、7S、PEST、Growth-Share Matrix (PPM)、経験曲線、Business Model Canvas、など枚挙にいとまがない。より取り見取り。カネ系もある。と言うよりは、財務、経理の手法や指標に姿を変えたと見るべきか。では、三要素の残り、ヒトに関してはどうか。あるコンサルタントは皆無だと言う。あっても良いはずだ。なにしろビジネスはヒトの営みなのだから。そういう思いもあって、以下のリストには、毛色の違うものが多く並んでいる。フレームワークと呼ぶよりは、ビジネスで成果を上げるためのツールや概念、と言った方が良いかもしれない。

  • 5F。新規テーマの環境分析はこれで。着手するしないを決められる。作業の際、分析の対象と結果をきっちり文章にする。各フォースを疑似定量化。参考)大津広一「会計力と戦略思考力」
  • 3C。既存事業の軌道修正に絶大な効果あり。KSFを特定して、我々はどうすべきか、サプライチェーンの項目に落とし込んで議論する。参考)トレーシーら「ナンバーワン企業の法則」、ポーター「競争優位の戦略」
  • 誰をバスに乗せるか。何かを企図する際、仲間選びこそ重要で、目標設定などその他のことは後回しで良い。参考)コリンズら「ビジョナリー・カンパニー2」
  • 改革の8段階。関係者、特にフォロワーをその気にさせる方法。何かの新規導入や入れ替えなど、応用範囲は広い。参考)コッター「企業変革ノート」
  • セルフ・ハンディキャッピング。これに逃げ込まないことが肝心。自分自身のモチベーション維持、向上のために。参考)フェファー「権力を握る人の法則」
  • パレートの法則。いわゆる8:2ルール。部下の評価や育成はこれで。他にも事業の整理や新規顧客開拓など何かと役に立つ。参考)矢部正秋「プロ弁護士の思考術」
  • 選択肢を用意する。岐路に立つ時、良質な選択肢を豊富に用意できるかどうか、事の命運はそれで決まる。次の岐路を早く察知(設定)することも大切。
  • 歯ブラシ理論と逆転現象。これを知っておくと、ありがちな抵抗に遭っても、心穏やかに新企画や事業開発を推進できる。
  • 体験や観察、内省、抽象化、そして応用。漫然とやっている(かもしれない)このサイクルを意識的に回す。周りの景色が違って見えて来る。人生全般に有用。
  • 提案と判断。営利、非営利問わず、組織はこの二つで動いている、誰しもそう心得るべき。特に、新規事業を担う開発担当者は。

質問などはメールでどうぞ。

ビジネス書十選フレームワークの落とし穴23の組織的ジレンマ(いずれもサイト内)

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