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2019年07月の記事は以下のとおりです。

椅子

座位基準点、座の角度、背支持点、背の角度、肘の高さ、座の奥行きと背の高さ、前後脚の位置、

その順で基準線の上に書き入れた後、椅子の形状を(フリーハンドで)描いて行く。井上昇著「椅子」(建築資料研究社、08年、改訂版)の「図面作成の進め方」(p55-62)から。なるほど、そういう風にすればスマートだ。4月に作り終えた自作の椅子は、Jw-CAD 上で設計する際、なにせ初めての事で手順が分からず、手探りで描き進めたのだった。座面傾斜角などは、この本にも掲載されている「椅子のプロトタイプ1型」(p29)を参考にした。

ノコギリが基本

練習するならまずノコギリ、と師匠がおっしゃる。ノコの精度が上がると、後の工程、特にノミによる調整、が、ぐっと楽になる。作業時間が短縮できるばかりか、切断面が寸法通りにきっちり仕上がる。それは、最終的な出来栄えの良さにつながる。

ノコの重さを感じてそれを上手く使う、左手の指をガイドにして、最初はゆっくり小さく動かす、筋を付けた後に、ノコの柄をやや長めに持ち替える等々、ノコ挽きのコツを教えてもらっている時に、これは、他の手道具にも共通していることに気付いた。それは、白書きであり、ノミであり、カンナもか。いや、もしかしたら、もっと広く一般に通底する概念なのかもしれない、そんな風にも思った。中島敦の小説、「名人伝」だったか、その挿話がふと脳裏をかすめた。

自身の発言に遺憾、その2

(首相が遺憾と言ったのは)どちらかと言うと、側近や身の回りのスピーチを用意した人に対して、と想像する

ニッポン複雑紀行編集長、望月優大という方がそんな風に言っていた。蓮見孝之まとめて!土曜日(TBSラジオ、7/6 7時台)にて。首相は、当然、スピーチ原稿を事前にチェックしたんだろうから、その内容は納得ずくだったはず。それなのに、引用の指摘の通りとなると、おれは、誰かが書いた文章を読み上げただけで、悪いのはおれじゃない、と言っていることになる。大いにありそうな話だ。

首相みずからの発言に「遺憾」(サイト内)

山の芝居小屋

  • 2019/07/07 06:46
  • カテゴリー:未分類

夢を見た。一座で山を越えようとしている。皆、軽装の山行きを着ている。何人かはチンドン屋の装束のままだ。おれは普段着だけれど、ズボンの膝から下は雨に濡れて色が変わってしまった。雨水が入った運動靴は歩く度にぴちゃっびちゃっと嫌な音がする。自転車を押している。さっきの峠でファゴットや楽譜の束をくくり直したので、輪行バッグが荷崩れするようなことはない。ようやく体育館のような芝居小屋に到着した。外壁が粗末なベニヤ板で覆われていることが一目見て判る。入ってみると、かつての上司がマイクを握りしめて唄っていた、いつもの持ち歌を。こっちこっちと手招きするのは、人気者だったクラリネット吹きだ。誰かに嫁いでいなくなったはずなのに、こんな山奥にいたのか。車座に加わるおれの姿を認めた元上司が、まともにできもしねぇのに、芸人とは笑わせる、と吐き捨てるように言う。それがマイクを通して小屋中に響く。日本語の怪しいおねえさんがやって来て、おれに小さな紙きれを渡した。プーランクのフルート・ソナタなど数曲が並んでいる。一番下には今夜のお値段だ。これは払えないな、と思っていると、目が覚めた。

その小屋は、時々、夢の中に現れる。山の中にあって体育館のように大きい。それはあのイメージと重なる。マナウスの鬱蒼と茂ったジャングルにかつてあったと言う、今もあるのかもしれない、オペラハウスだ。

カローラ販売店の利益

新車販売の利益は5億3000万円。中古車の利益が2億1000万円。メンテナンスの利益が9億8000万円。保険とローンの手数料が合わせて3億円です

カローラ徳島の利益内訳、秘密でもなんでもないのだとか。トヨタの営業マンが売れないときにやる事-目標は「町でいちばんの自動車屋」(PRESIDENT Online 7/3)から。数字を合計すると、20.2億円。その半分がメンテナンス関係というのも驚くが、保険とローンの手数料が利益の一割を超えているんだな。脱ものづくりも埒外じゃない。米 GE 社でいつの間にか金融ビジネスが屋台骨になったように、日本経済を牽引するこの自動車会社にも何かが起こるのかもしれない、そんな風に思った。今度、有報をよく見てみよう。

この記事の最後に著者が紹介されていた、野地秩嘉(のじ・つねよし)ノンフィクション作家。見覚えがある、著作でも読んだのだろうか。PCのフォルダー内を検索してみた。「スイス銀行体験記」(ダイヤモンド社、03年)と、「TOKYOオリンピック物語」(小学館文庫、13年)、どうやらその二冊を読んだようだ。内容は印象に残っていないけれど。

 

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