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2019年07月08日の記事は以下のとおりです。

椅子

座位基準点、座の角度、背支持点、背の角度、肘の高さ、座の奥行きと背の高さ、前後脚の位置、

その順で基準線の上に書き入れた後、椅子の形状を(フリーハンドで)描いて行く。井上昇著「椅子」(建築資料研究社、08年、改訂版)の「図面作成の進め方」(p55-62)から。なるほど、そういう風にすればスマートだ。4月に作り終えた自作の椅子は、Jw-CAD 上で設計する際、なにせ初めての事で手順が分からず、手探りで描き進めたのだった。座面傾斜角などは、この本にも掲載されている「椅子のプロトタイプ1型」(p29)を参考にした。

ノコギリが基本

練習するならまずノコギリ、と師匠がおっしゃる。ノコの精度が上がると、後の工程、特にノミによる調整、が、ぐっと楽になる。作業時間が短縮できるばかりか、切断面が寸法通りにきっちり仕上がる。それは、最終的な出来栄えの良さにつながる。

ノコの重さを感じてそれを上手く使う、左手の指をガイドにして、最初はゆっくり小さく動かす、筋を付けた後に、ノコの柄をやや長めに持ち替える等々、ノコ挽きのコツを教えてもらっている時に、これは、他の手道具にも共通していることに気付いた。それは、白書きであり、ノミであり、カンナもか。いや、もしかしたら、もっと広く一般に通底する概念なのかもしれない、そんな風にも思った。中島敦の小説、「名人伝」だったか、その挿話がふと脳裏をかすめた。

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