塗りは木地なり
- 2019/07/09 06:14
- カテゴリー:工芸・美術
塗装職が行う素地調整の一つに水引き研磨がある。スポンジなどを使い、ぬるま湯を木地に塗布すると軽い擦り傷、打痕などは復元する。毛羽が立ち、塗装の大敵である接着剤も白く目立つので、ブラシなどで取り除き、よく乾燥させ、下ろし立てのよく切れるサンドペーパーを掛ける。
エクスナレッジムック「最高の家具をデザインする方法」(10年)の「家具塗装の選択ルール」から(p31)。水びきは時々見かける表現だ。湯びきと呼んでいる本にはまだ出合ったことがない。この本の副題 1) 材料からプランニング、ディテールまで、副題 2) 造作収納からキッチンまで[造付け家具]の設計マニュアル。