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2018年09月15日の記事は以下のとおりです。

マーラーの4番

  • 2018/09/15 20:17
  • カテゴリー:音楽

ついさっきまでN響の演奏会がライブ放送されていた。第1891回定期(プログラムA)。番組表にこうもり序曲、南国のばら他とあったので、気楽に聞き流そうと、NHK-FMを点けておいた。冒頭、曲目が紹介された。前半は確かにシュトラウスで兄弟の作品5曲、続く後半は、なんと、マーラーの交響曲4番。妙な取り合わせだ。ウィーンつながりだろうけれど、巨大な交響曲の前にシュトラウスを並べるかね。

と思いながらも、後半もラジオを点けたままにした。決して好きではないマーラーの中で、4番は比較的アレルギーは低い。佐々木昭一郎のドラマ「四季・ユートピアノ」(80年)がその音楽にこの曲を使っている。第一楽章が始まって1分30秒ぐらいに登場する旋律、もしかすると第一主題か、を耳にするとあのドラマの場面が目に浮かんで来る。そのために、手元のレヴァイン盤など、その部分をつまみ食いするように聴くことがある。場合によってはそのまま終わりまでかけている。

今夜のN響はどうだったか。指揮はヤルヴィ。第一楽章のその部分、悪くない。だいぶあっさりしているようではあったが。「四季・ユートピアノ」をまた見たくなった。

百物語

  • 2018/09/15 07:41
  • カテゴリー:読み物

最寄りの図書館にマンガ本の棚があることに気付いたのは少し前のこと。手塚治虫が少なからずある。その中の一冊、手塚治虫名作集(3)「百物語」(ホーム社、89年)を読んだ。無性に懐かしい。かつて、中学生の頃、集英社文庫版を持っていた。

眷属のキツネたちに長いあいだあなたを四方八方探させていたわ

このスダマのセリフ(p87)を見てハッとした。これだったのか。と言うのも、去年読んだ、久生十蘭の「生霊」に、狐の眷族云々とあって、この狐と眷族(属)のセットは以前に何かで見た覚えがあるがそれは何だったろうかと思い出せずにいたのだった。胸のつかえが下りたような気分だ。

「百物語」は、ゲーテの長編詩劇「ファウスト」を下敷きにしていると言われる。主人公の不破臼人(ふわうすと)、これはファウストだ。メフィストフェレス役のかわいい悪魔スダマも、何か言葉遊びだろうかと考えたものだが思い当たらなかった。あらためて辞書を引いてみると、すだまは、人面鬼身の怪物や霊のことを意味する言葉のようだ。

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