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2020年02月の記事は以下のとおりです。

ベートーベンの調べ

  • 2020/02/22 22:45
  • カテゴリー:音楽

しかめっ面ではない笑顔のベートーベンが見えるような曲

七重奏曲の第3楽章メヌエットがかかった後のコメント。「ベートーベンの調べ~器楽/室内楽作品」(NHKラジオ深夜便、2/18 2時台)にて。今年は生誕250年なのだとか。1770年生まれだ。調べてみると、1827年に満56歳で他界している。あと7年経てば没後200年の年がやって来る。

この偉大な作曲家が書いた交響曲や協奏曲など編成が大きい曲は滅多に聴かない。一方で小編成のジャンルでは好んで聴く曲がいくつかある。番組でも紹介された、初期の佳品、七重奏曲(1799年)には高校時代から親しんでいる。それと、40歳の頃を過ぎてから聴くようになった、チェロソナタ第3番(1807年)とピアノ三重奏曲第7番「大公」(1811年)。これらは中期の曲。よく聴くのはこの三曲ぐらいだろうか。ただ、後期の弦楽四重奏曲(第12番-)やピアノソナタ(第28番-)は楽しみに置いている。彼の晩年どころか没年齢も超えてしまった今、そろそろ封印を解いてじっくり聴くのもいいかもしれない。さらに気に入る曲があるだろうか。

人間臨終図巻昔の愛聴盤(いずれもサイト内)、List of compositions by Ludwig van Beethoven - Wikipedia

剣談

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし

先日他界された野村克也氏の言葉とばかり思っていたけれど、これには出典があることを偶々知った。webでさらに訊ねてみたところ、それは、平戸藩主の松浦清(1760-1841)が著した「剣談」という剣術書だった。

野村克也松浦清(以上リンク先は Wikipedia)、吉田豊編者「武道秘伝書」、野村克也著「負けに不思議の負けなし」

苦境に立つ日本の鉄鋼

産業の主役がこれから後退して行く、その歴史的過程を目の当たりにすることになる、そういう深い感慨がある

内橋克人氏がそう述べていた。今朝の「マイ!Biz」経済展望(NHKラジオ第一、2/19 6時台)にて。過去30年で国内の粗鋼消費量は30%減少。今年3月期、日本の鉄鋼産業は、13年3月に高炉大手が三社に集約されて以降最大の赤字になる見込みとか。

内橋氏は今年度も定期的に出演されている。きっちり6週おきだ。コーナー名が「社会の見方・私の視点」だった頃は火曜日。今年度、「マイ!Biz」に代わってからは、水曜日の経済展望にご登場。次が6週間後の4/1になると、今日が今年度最後の回だろう。氏による今年度の解説8回、そのタイトルを並べておこう。

  • 始まった日米通商交渉、日本政府の対応は(5/1)
  • 解決できるのか雇用格差問題(6/12)
  • 参議院選後の政策課題を考える(7/24)
  • 米中貿易摩擦と多国籍企業(9/4)
  • 台風19号の経済への影響と高まる景気後退への懸念(10/16)
  • 世界に広がる外資規制を考える(11/27)
  • 新年、今年の日本経済を読み解く(1/8)
  • 苦境に立つ日本の鉄鋼産業(今日、2/19)

内橋克人氏による論評(サイト内)

掃除婦のための手引き書

  • 2020/02/19 07:09
  • カテゴリー:読み物

三ページもかかって女の人の着物を脱がせるミシマの小説みたいだ。

ルシア・ベルリン著「掃除婦のための手引き書」(講談社、19年)に収録された「わたしの騎手」から(p66)。ミシマは三島由紀夫のことだろうけれど、その小説とは何か具体的な作品を指すのだろうか。そもそも、三島ってそんな描写する作家かなぁ。

先月ラジオで耳にしたこの短篇集を県立図書館で借りた。読んでみて、読者を選ぶという表現が頭に浮かんだ。おれは選ばれなさそうだ。

# 翻訳家エッセイスト岸本佐知子▽著者からの手紙(NHKラジオ第一、1/12 7時台)

螢草

  • 2020/02/18 07:11
  • カテゴリー:読み物

物を売るってのはお客との真剣勝負だと思うね。勝負するには、まずお客に信用してもらわなきゃいけない。あいつは、雨の日だろうが、風の日だろうが、いつもそこにいるってね

葉室麟著「螢草」(双葉社、12年)から(p202)。先日テレビで時代劇「螢草-菜々の剣」を目にする機会があり、その原作を借りて来た。著者の作品を読むのは今回が初めて。八重洲のオフィスに勤めていた頃に読書家の同僚から、葉室麟著、まず「蜩ノ記」をどうぞとすすめられて、そのうち手にしてみようと思いながらも年数が経ってしまった。ぼつぼつ読んで行こうと思う。

その番組では、主演の菜々役が出色の出来栄え、清原果耶という若い女優さん。仇の轟平九郎に扮する北村有起哉がなかなかの悪役ぶり。彼のことを最初に認識したのは、「君たちに明日はない」(10年)でだった。それと、「出社が楽しい経済学」の居相田係長(野添義弘)がちょい役で出ているのを見て笑ってしまった。

# 狂犬(たぶれいぬ)。「生きておる限り、この世に終わったと言えることなどないのだぞ」(p308)。土曜時代ドラマ「螢草 菜々の剣」- NHK

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