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追悼 Quincy Jones

黒人のアーティストがゴスペルっぽいのは当たり前。カラダに染みついているルーツだ。問題は、それと現在の音楽界の間に存在している偉大な先達ら、例えば、チャーリー・パーカー、B.B.キング、ディジー・ガレスピー、マイルス・デイビス、彼らに対する敬意があまりにも軽んじられている。

ブラック・ミュージック・シーンの若手たちは、伝統に敬意を払い、もっと学ばなくてはいけないとクインシー・ジョーンズは力説したのだとか。1995年にアルバム・プロモーションで来日した折のインタビューで。

引用は、特別番組「The Dude追悼・クインシー・ジョーンズ」から。年末年始にいくつかダウンロードしておいたラジオ番組の中にこれがあった。

他界されたんだな。昨日この番組を聴くまで知らなかった。昨年11月3日だったとか。この大物の訃報に気付かなかったのはどうしてだろうか。

彼が制作に関与したアルバムでは、ヘレン・メリルらの「Helen Merrill」(1955年)、そしてジョージ・ベンソンの「Give Me the Night」(1980年)、この2枚を好んで聴く。それに鬼警部アイアンサイドのテーマ曲や、Soul Bossa Novaなども取り混ぜて、昨夜も、眠る前の一時、彼の音楽にどっぷり浸った。

ディスコグラフィーをあらためて見て驚いた。映画「ジョンとメリー」のサウンドトラックは彼の制作なんだな。そういうつもりで今度また観てみよう。

ジョンとメリー(サイト内)。特別番組「The Dude追悼・クインシー・ジョーンズ」萩原健太(TOKYO FM、1/2 20時)、Quincy Jones production discography|Wikipedia

イチロー氏米野球殿堂入り

不完全であるというのはいい。不完全だから進もうとできる。完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思う。

イチロー選手は会見でそんなことを述べたとか。394人中393人の票を得てアメリカ野球殿堂入り。満票にわずか1票足らなかったことをどう思うかと尋ねられて。

英チャーチル首相は気の利いたことを言う、彼が出て来ると、聞き漏らさずメモをとったものだ、と記者が語るのをテレビで見たことがある。実際に、チャーチル氏は、「どんな社会であれ、赤ん坊にミルクを与える以上に素晴らしい投資はありえない」など、様々な名言を残している。

イチロー選手も、チャーチル氏ほどではないにせよ、メモしておきたくなるような、気を引くようなことを言ったりする。何かの受賞の際にも、ありきたりな感謝や喜びの言葉だけで済まさないことが多い。殿堂入りの一連の会見でもそうだったようだ。

イチロー(サイト内)。イチロー氏アメリカ野球殿堂入りで語ったことは(1/22)

明石の門より

天離る鄙の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ

遠路はるばる帰って来た、明石の海峡の向こうに懐かしい都の山々が見える。「柿本朝臣人麻呂覊旅歌八首」の内の一つ。万葉集、巻3-255番。

先日帰省した折、実家から歩いてすぐにあるレストランで牡蠣祭りをやっていた。殻付き牡蠣を特売するという触れ込みだったので、牡蠣好きの母を連れて買い出しに行った。帰り際に入口のそばに柿本人麻呂のこの歌が刻まれているのを見た。目の前は高い防波堤で視界は遮られているけれど、淡路島は手を伸ばせば届きそうなほどに近い。

今回の帰省も神戸空港への便を利用した。空港から三ノ宮へはポートライナーで移動。空港の島からポートアイランド本島への橋を渡る時、車窓から西を見ると、海峡の名の通り淡路島と本州が接近している様が眺められた。船で行き来するとこれは出入り口のように感じるのだろう。万葉人はそれを明石の門と詠んだ。

明石の門、あるいは明石大門と、万葉集にいくつか登場する。どんな歌があったろうか暇な時にまとめて見てみようと思っていた矢先に、天離る鄙の長道ゆ恋ひ来れば、の歌を見かけたのだった。

人麻呂は西側から見たのだろう。神戸空港側からだと逆に東側から見たことになる。それに今は巨大な明石海峡大橋が架かっている。

帰省、25年1月(サイト内)。巻3-255|万葉百科 奈良県立万葉文化館

財務3表一体理解法

  • 2025/01/22 06:04
  • カテゴリー:読み物

その会社の将来の成長力を診断するうえで欠かせない判断材料である、社員の価値や知的財産の価値は財務諸表の数字に表れない

人材の価値は給料や退職金の額でしか表れない。特許などの知的財産の価値も基本的には財務諸表上に表現されない。ましては製造や営業のノウハウは全く出て来ない。

引用は、國貞克則著「財務3表一体理解法」(朝日新書、2007年)から(p125)。

ある会社の全部または一部を買収する計画があり買収監査いわゆるデューデリジェンスに参加したことがあった。事業上のキーパーソンは誰なのかを特定し、その人が買収によって辞めてしまわないように対策を講じる、そんなことを担当した。結局、計画は金額が折り合わず頓挫してしまったが、個人的には、いい勉強になった。デューデリのような機会に奥深く入り込んでみない限り、人材の価値、ひいてはその会社の将来性は正しく評価できないものだとつくづつ知った。

リスキリング(サイト内)。due diligence

帰省、25年1月

年末年始の繁忙期を避けて帰省。ソラシドエアを利用、往復で14千円。

2025/01/20 17:30 UKB-OKA 6J129 B737-800 JA810X
2025/01/17 14:55 OKA-UKB 6J128 B737-800 JA802X

帰省、24年5月(サイト内)

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