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明石の門より

天離る鄙の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ

遠路はるばる帰って来た、明石の海峡の向こうに懐かしい都の山々が見える。「柿本朝臣人麻呂覊旅歌八首」の内の一つ。万葉集、巻3-255番。

先日帰省した折、実家から歩いてすぐにあるレストランで牡蠣祭りをやっていた。殻付き牡蠣を特売するという触れ込みだったので、牡蠣好きの母を連れて買い出しに行った。帰り際に入口のそばに柿本人麻呂のこの歌が刻まれているのを見た。目の前は高い防波堤で視界は遮られているけれど、淡路島は手を伸ばせば届きそうなほどに近い。

今回の帰省も神戸空港への便を利用した。空港から三ノ宮へはポートライナーで移動。空港の島からポートアイランド本島への橋を渡る時、車窓から西を見ると、海峡の名の通り淡路島と本州が接近している様が眺められた。船で行き来するとこれは出入り口のように感じるのだろう。万葉人はそれを明石の門と詠んだ。

明石の門、あるいは明石大門と、万葉集にいくつか登場する。どんな歌があったろうか暇な時にまとめて見てみようと思っていた矢先に、天離る鄙の長道ゆ恋ひ来れば、の歌を見かけたのだった。

人麻呂は西側から見たのだろう。神戸空港側からだと逆に東側から見たことになる。それに今は巨大な明石海峡大橋が架かっている。

帰省、25年1月(サイト内)。巻3-255|万葉百科 奈良県立万葉文化館

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