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2018年06月の記事は以下のとおりです。

メキシコ世界王者を破る

連覇を狙うドイツを初戦でつまずかせた功績は計りしれない。大会を一挙に戦国モードに突入させた

日経のサイト(2018年6月18日 6:00)から。戦国モードか、言い得て妙だ。確かに、第一戦を終えた強豪らのスコア(以下)を見る限り、どうなるか分からんゾという雰囲気が漂っている。けれど、今後、アジアやアフリカなどのランキング下位勢が草刈り場のようになって、蓋を開けてみると波乱はなかったねとなるのかもしれないが。

ポルトガル 3-3 スペイン
フランス 2-1 豪州
アルゼンチン 1-1 アイスランド
ドイツ 0-1 メキシコ
ブラジル 1-1 スイス

W杯ロシア大会 16強予想

米朝首脳会談を批判する人に欠けている視点

それでも行われたことに意義がある

先日の米朝会談については、引き続き手厳しい意見が多い中、米朝首脳会談を批判する人に欠けている視点(6/16)を読んだ。ロイターの記事を東洋経済新報社が(その日本語版を)載せたものだ。引用はその記事の副題。ほとんどのメディア(や評論家たち)は、トランプさんが失敗したと言いたいのだろうが、シンガポールでの対談については、この記事くらいに考えておくのが良いのではないだろうか。

日本として既に取れるものは取れている。戦争が起きないということは確保された。これは大きな成果だ。

そんなことを、元外務官僚の佐藤優氏も言っていた。文化放送くにまるジャパン極(6/15)「深読みジャパン」のコーナーにて。ついでに、もう一つ引用しておこう。日本政府がどのように受けとめているか、菅官房長官が述べている。NHK ラジオ第一19時のニュース(6/13)から。

日本にいつミサイルが向かって来るか分からないような状況は、明らかに、なくなったんじゃないでしょうか。安全保障上、厳しい状況は、この会談によって、かつてより緩和されたのは事実ではないでしょうか。

その日本政府だが、ごそごそやっているようで、どうも気になる。シンゾーおまえの懸案事項はキムに伝えてやるよ。ドナルドよろしく頼む、決してタダでとは言わない。それなりのものは用意させてもらう、と、事前に、何かを約束したと報道されている。トランプさんが(不用意に)言っちゃったので、その約束は本当のことだろう。非核化の費用云々ということだが、それも含めて、びっくりするような大盤振る舞いを約束したんじゃないだろうな。

シンガポールの集い

まれびとたちの沖縄

琉球でよく知られるのが、芥隠(?~1495)という京都出身の禅僧である(略)。このときの琉球の王は、尚泰久(1415~1460)の治世である(略)。尚泰久は芥隠に帰依して、多くの寺院を建立し梵鐘を鋳造している。

琉球に仏教を広め定着させようとする日本の禅寺、日本化を模索する琉球王、両者の意向が多くの寺院や梵鐘として形となった。引用は、与那原恵著「まれびとたちの沖縄」(小学館、09年)から(p95)。ベッテルハイムの第3章が目的で借りたが、為朝伝説(第2章)の方が面白かった(為になった)。

先日聴講した文化講座「東アジアの中の琉球金属技術史」によると、当時つくられた梵鐘の数は、1456年に10口(個)、さらに1459年までに23口。大内家が支配した周防や筑前芦屋の鋳物師が作成に関与したとのことだった。

台風6号とW杯

雨風の音で目が覚めた。台風6号が近付いている。スマホで時刻を見るついでにニュースのヘッドラインを眺めると、イランがモロッコに勝ったとあった。それも、試合終了間際のオウンゴールで1対0と。床を出て、録画しておいたそのゲームを見た。実力伯仲とでも言えば良いだろうか、緊張度の高いしっかりしたシブいゲームだ。追加時間になってからのオウンゴールはモロッコには気の毒なことだった。

そういえば、この両国は、イスラムを国教としている。特に他意はなく、あくまでも客観的な事実としてだが。手元のマイペディア97(日立デジタル平凡社)で見ると、各々の宗教は、イランが、イスラム(シーア派十二イマーム派が国教)98%、一方のモロッコは、イスラム(スンナ派,国教)、とある。

ついでに参加32か国の宗教と言語を調べた。W杯は、大陸では欧州と南米の戦いとよく言われる。実際、今回の32か国を FIFA ランキングで並べて試しに前半分の16か国を見ると、その二大陸以外ではメキシコ一国が含まれるに過ぎない。大陸ではなく、宗教と言語に視点を置くと果たしてどうなるか。ランキング・トップのドイツから順に同じ事典で検索。結果を、表にして眺めてみた。

宗教では、大半の国はキリスト教だ。それには、カトリックやプロテスタント、正教も含む。ランキングの下の方に、イスラム教7か国、仏教2か国、が現れる。

言語では、スペイン語を公用語とする国が圧倒的に多い。8か国。それに、七割がた同じと言われるポルトガル語も加えると計10か国になる。16世紀スペイン大帝国の版図を思い出さずにはいられない。あらためて言うまでもないが、スペイン代表チームの(日本での)通称「無敵艦隊」は、あの時代にフェリペ二世が擁した大西洋艦隊の呼称だった。

参加国の公用語からは、かつてのスペイン大帝国以外にも、宗主国と従属国だった頃の関係が見えて来る。フランスとセネガル、イングランドと豪州やナイジェリアがそうだ。

それと、言語で特筆すべきは、ドイツ語が通じる国々が比較的上位にあること。ランキング最上位のドイツはもちろん、ベルギー、スイス、そして前二者ほどではないがデンマーク。

旧ユーゴの2か国がクロアチア語とセルビア語。これらは同じと考えて良いのかな、よく判らない。少なくとも、よく近いと言われるイタリア語とスペイン語との類似性以上に近いはず。

大雑把な傾向はそんなところか。下の方はどうなっているだろうか、ランキング最下位から数えて5か国は次のようになっている。

  • 55、パナマ、カトリック93%,プロテスタント6%、スペイン語(公用語)が大部分
  • 57、韓国、仏教19%,キリスト教17%,シャマニズム,天道教など、韓国語(公用語)
  • 61、日本、仏教,神道,キリスト教など、日本語(公用語)
  • 67、サウジアラビア、イスラム(国教,大部分はワッハーブ派)、アラビア語(公用語)
  • 70、ロシア、ロシア正教が大半,ほかにイスラムなど、ロシア語(公用語),各民族語

客観的な事実として眺めていて他意はないことを、念のため、繰り返し書いておく。

 

あなたのTシャツはどこから来たのか

  • 2018/06/15 09:01
  • カテゴリー:読み物

グローバル化の推進派も批判派も、市場原理を過大評価しすぎているのでないか(略)運命を左右しているのは市場競争というよりはむしろ、政治であり、歴史であり、競争を避けるための創意工夫である。

ピエトラ・リボリ著「あなたのTシャツはどこから来たのか? - 誰も書かなかったグローバリゼーションの真実」(東洋経済新報社、07年)から(序文xv)。この著者は、そもそも市場原理主義者で経済グローバル化推進派ようなのだが。原題、The Travels of a T-Shirt in the Global Economy

# 繊維産業、原料立地、加工貿易、比較優位

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