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2018年06月23日の記事は以下のとおりです。

テンペスト

王府が建造した新しい船は、清国式のジャンク戦だ。竜骨と隔壁構造を持つ船は、インディアン・オーク号よりも構造的に優れている。これでちょっとした嵐でも沈没することはないだろう。読谷村の河口で建造中の船は急拵えとは思えないほど美しい

北谷沖で難破した英国船の代わりに、王府が読谷(の渡具知)で代替船を造ったのは史実だったんだな。先日の文化講座「近世琉球の船舶―造船技術の現状と課題」でその話を聴いた。北谷町誌にも記載されているとか。引用は、池上永一著「テンペスト」(角川書店、08年)から(上巻、p184)。

これ以外にも、この小説には、様々な史実が織り込まれている。宮殿内の間取りや建物の位置関係もよく研究されているし、王府の位階は事実を踏襲しているようだ。それもあってか、表では役人たちの出世競争、裏では後宮の女たちを取り巻く醜状、そして表と裏の駆け引きや陰謀、それらは、オビにある通り「圧倒的にリアル」だ。

皮一枚残して

ノコギリをぎりぎりに入れられるかどうか

これが、作品全体の出来栄えを大きく左右する、と木工教室の先生が言う。ぎりぎりは、皮一枚を残す感じでと。実際に、ノミで皮一枚を剥がすが如く見事な調整を、何度かデモンストレーションして下さった。余裕(安全)をみて、スミ線から 1mm も切り残すと、いくら慎重にノミを当てるとしてもキレいに整えるには限度があると。

それと、刃物が切れないといけない、と言う。本来言うまでもなく大前提。カンナやノミ各種、そして白書き、など。

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