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キーワード「1990」の検索結果は以下のとおりです。

大作曲家の音符たち

  • 2022/07/02 06:31
  • カテゴリー:読み物

打ち合わせ用の未編修フィルム(ラッシュ)のあるシーンに、この曲が入っていた。要するにこの〈古城〉を参考に作曲するように、ということだ(これが黒澤監督のいつもの方法だった)。この曲の淡々とした静けさを取り入れて作曲したことを思い出す。

池辺晋一郎著「大作曲家の音符たち」(音楽之友社、2021年)から(p94)。最寄り図書館の新着コーナーで見かけた。本書副題は、池辺晋一郎の「傑作ア・ラ・カルト」。

引用は、著者が黒澤明監督の映画「夢」(1990年)の音楽を担当した折の想い出話だ。登場する「古城」は、ムソルグスキー作曲、組曲「展覧会の絵」の一曲。

「羅生門」(1950年)の中にボレロのリズムの曲が登場する。あれもそうなのか。webで調べてみると、やはり黒澤監督の指示だった。「ラベルのボレロを改作してくれ」。音楽担当の早坂文雄氏は、別の曲を用意していたが、「厳しく黒澤さんに拒絶され」たとか。

# 池辺晋一郎(1943年-)。「日本の映画音楽を語る 早坂文雄から武満徹まで」篠田正浩講演会記録(村川英、城西国際大学紀要、第17巻第5号、2009年)

古風な協奏曲

  • 2022/05/21 06:30
  • カテゴリー:音楽

レスピーギ作曲の「古風な協奏曲」を聴いた、留守録しておいたラジオ番組で。同じ演奏者で、ヴィターリ作曲「シャコンヌ」や、タルティーニ作曲「パストラーレ」もかかった。双方ともレスピーギ編。どの曲も聴くのは初めてだった。

Ottorino Respighi
Concerto all'antica (1908)
Violin - Ingolf Turban
Conductor - Marcello Viotti
English Chamber Orchestra
Recorded 1990

レスピーギにはいい曲がある、あらためてそう思った。この日、最後の曲は「リュートのための古風な舞曲とアリア」、比較的演奏機会の少ない第2組曲だった。ネヴィル・マリナー指揮、ロサンゼルス室内管弦楽団の演奏。

# レスピーギ「古風な協奏曲」他▽クラシックカフェ(NHK-FM、5/12 14時)、Ottorino Respighi, Ingolf Turban, Marcello Viotti, English Chamber Orchestra – Works For Violin And Orchestra|Discogs

北の国から

  • 2021/11/15 06:02
  • カテゴリー:読み物

「不思議なもンだな」「流行歌ってやつはさ。その歌きくとその歌が流行ってたその時代の出来事を想いだす」

大滝秀治扮する清吉が言う。倉本聡著「北の国から(全1冊)-Scenario 1981-'89」(理論社、1990年)から(p60-61)。この話の中にも歌が出て来る。例えば、中島みゆき「異国」(p309、324)。

事実は小説よりも奇なり(Truth is stranger than fiction.)とよく言われる。この脚本家の作品は、もちろんフィクションなんだろうけれど、フィクションと事実の橋渡しをしている、今回文字で読んで、そんな感想を持った。

北の国から'87初恋(サイト内)

朝刊休刊日。

紀ノ川

  • 2021/05/22 07:28
  • カテゴリー:読み物

旧時代ノ因習ニ添ッテ揃エラレタ嫁入道具ノ多クノ無駄ヲ整理返却シタ理由デアリマス」。母親の整えたものの中に必要のないものがあって手狭な新居には邪魔だから折角だが送り返すというのと、内実は同じでも表現の、いや精神の、なんという違いだろう。

有吉佐和子著「紀ノ川」(新潮文庫、1964年、1990年改版)から(p187)。ラジオの朗読を聴いて興味を持ち図書館で借りた。

畑は違っても穫れるものは同じ、と、あるベース奏者が言ったことがあった。ふとそんなことを思い出した。

# 朗読「紀ノ川」(24)【作】有吉佐和子【朗読】藤田三保子(NHKラジオ第2、4/29)

愛読書十選 (1)

  • 2021/05/17 06:33
  • カテゴリー:読み物

nikkei.com の記事(5/6)で、小林喜光氏の愛読書が紹介されていた。阿部次郎「三太郎の日記」など、いかにもそれらしい本が並んでいる。これを見て自分も愛読書を選んでみる気になった。

まず今回は「手元に残した本10冊」。沖縄へ引っ越しするに当たって、ほとんどの本を整理した。その大処分を経てもなお捨てずに手元に残した本がある。順不同。

「モーツァルト事典」海老澤敏、吉田泰輔監修、東京書籍、1991年
「トランプ-ひとり遊び88選」野崎昭弘、朝日新聞社、1990年
「宝島生活歴-街の歳時記」宝島12月臨時増刊、JICC出版局、1978年
「ハンドワークノート京阪神版」TAG、プレイガイドジャーナル、1979年
「MS-DOSテキストデータ料理学」SE編集部、翔泳社、1992年
「奇病連盟」北杜夫、新潮文庫、1974年
「錦繍」宮本輝、新潮文庫、1985年
「河童の手のうち幕の内」妹尾河童、新潮社、1992年
「国境の南、太陽の西」村上春樹、講談社文庫、1995年
「生きた音楽表現へのアプローチ」保科洋、音楽之友社、1998年

十選愛読書十選(いずれもサイト内)。胆力の人、東電の抜本改革託される 会長に就く小林氏(5/6)

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