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2022年08月の記事は以下のとおりです。

プリズン・ブック・クラブ

  • 2022/08/06 06:28
  • カテゴリー:読み物

ざっくばらんなお喋りをした。話はしょっちゅう脱線したが、どんな話題になっても、これまで読んできた本のどれかに結びついた。自分たちのなかにしっかり根を下ろした本の数々が、まるで過去の経験のように、記憶として、あるいはものごとの判断基準として立ち上がってくるのだ。

そんな仲間意識が持てる読書会の話だ。アン・ウォームズリー著「プリズン・ブック・クラブ-コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年」(紀伊國屋書店、2016年)から(p252)。良い本だと思う。

これぞという本があると友人や同僚らにすすめたりするのは、引用のようなことを少しは期待しているのかもしれない。実際、同僚が同じ本を読んでいると仕事がやりやすく感じられる場面があった。こちらの独り善がりでなければ良いけれど。

話の中に登場する本が巻末にリストになっている。百を超えているだろう。ほとんど読んだことがない。いくつか面白そうな本がある。そのうち読んでみよう。

戦地の図書館(サイト内)、それもこれも確か高橋源一郎氏の番組で知った。

ツイッター買収の行方

ボット(偽アカウント)は5%未満しかないとツイッター社は説明している。が、マスク氏は、それは20%はあるはず、企業価値に関わる情報なのに正確に提供していない、これは買収契約に違反している、と主張している。

思ったほどの企業価値はないとマスク氏は買収の申し入れを撤回した。ラジオの番組で神庭亮介氏がコメントしていた。要するにお金の問題だ。株価の動向から割高な買い物になりそうなので止めにしたというのが実情のようだ。

このブログ(twp)にさえボットはやって来る。検索エンジンのクローラだ。その割合はどのくらいだろうか。そもそも訪問して下さる方(ユニーク・ホスト)は一日当たり平均で百には遠く及ばないだろうから、ボットは20%くらい占めているかもしれない。番組を聴きながらそんなことを考えた。

# 「マスクVS.ツイッター 攻防の裏側で」神庭亮介▽マイあさ!(NHKラジオ第一、8/3 7時台)

戦地の図書館

  • 2022/08/04 06:32
  • カテゴリー:読み物

兵士を待っていたのは、苦しく、心身を疲弊させる、退屈で、恐ろしい日々だった。長い間、ただ親指をいじりながら待機することもあった。戦場では、戦闘に従事している時間よりも、待機している時間の方がはるかに長かった。もしかしたら、待つということが何よりも心身の負担になっていたのかもしれない。

モリー・グプティル・マニング著「戦地の図書館-海を越えた一億四千万冊」(東京創元社、2016年)から(p70-71)。

アメリカ政府は、副題にあるように膨大な数の本を戦地へ送った。それは、娯楽や憂さ晴らしのためだけではなかった。兵士が戦争を戦い抜く勇気や不屈の精神を鼓舞した。二次大戦後、復員兵は大学で学び、高い教養を持つ中産階級を新たに形成していく一員となる。本の力もさることながら、糧食すらろくに手配できなかった敗戦国と比べる時、国力の差を思い知らされる。

ゲタ履きの取締役

男性取締役だってゲタを履いている人がいるのではないか。

そりゃそうだ。実力も人望も伴わない役員は会社にいくらだっている。女性も、同じように登用すればいい。そうすれば「社外の有名人を奪い合う」こともない。nikkei.comの記事から。

将来の幹部候補を養成するための社内研修があった。毎年、40歳前後の社内精鋭が招集されていた。例えばある年のメンバーは25名。その内女性は2名、一割にも満たない。十数年前ならまだしも、もし今、そんな男女比で実施しようものなら、社内外から激しい非難を浴びるだろう。

記事にもあるように「執行役員や、部長、次長クラスの女性比率にも目配り」されなければならない。研修も然り。会社や事業を率いていく人材の候補を豊富に用意できるかどうかにかかっている。これは何も女性に限ったことではない。

女性取締役は社内から 市場は迫る「ゲタ履かせても」(nikkei.com、7/23)

知りすぎたマルコ

  • 2022/08/02 06:26
  • カテゴリー:読み物

ラクダに乗っているつもりが、ラクダに乗せられていることもある

アサドの喩え話にはラクダがよく登場する。引用は、ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-知りすぎたマルコ」吉田薫訳(早川書房、2014年)から(p325)。全561ページ2段組。日数かけて丁寧に読んだ。

アフリカから刺客が送り込まれる。そのビジネスは「平和を望まない人間たち、すなわち平和になると収入が脅かされる人間たち」(p341)がいる限り成立する。戦争や紛争が絶えないのも同じ理由だ。

シリーズ第5作。カールとアサドは、毎回、死にそうな目に遭うが今回それはなかった。

特捜部Q(サイト内)。バタフライ効果(p419)、ノキア(p524)

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