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2020年02月の記事は以下のとおりです。

U-571

  • 2020/02/09 17:25
  • カテゴリー:読み物

艦長はグループ討議などしてはならんのです。(略)なにもかも承知し、力にみなぎっていなければならない。そして、答えがないとか、どうしたらいいかわからないというようなことは絶対に口にしてはならない。

M・A・コリンズ著「U-571」(ハヤカワ文庫、00年)から(p207)。潜水艦を舞台にした戦争映画(米、00年)のノベライゼーション本。「行手にどんな運命が待ち受けるか」見当もつかない、で物語は終わっているけれど、映画の方は、確か、友軍機の姿がちらっと映って幕となる。

映画を観たのは10年程前のこと。TSUTAYAでDVDを借りて来た。その時このブログに以下を書いている。今回と同じように、艦長の心構えについて語る科白を引用した。このシーンは、当然、本書にも登場する(p103)。

これは知識なんかではない。不充分な情報をもとにぎりぎりの決断を下さねばならない。時には、死に至る作戦を、判断を誤れば死をもって償わねばならない作戦を、遂行せよと部下に命じるのだ。

科学の言葉、文学の言葉

人間という存在はいかにも儚くて、生きて死んでいく、それが意味があることだ、と言うのが文学

録音しておいた、昨日の「源ちゃんのゲンダイ国語」(NHKラジオ第一、2/7 9時台)を聴いた。テーマ「科学の言葉、文学の言葉」の下、採り上げていたのは、小堀一郎著「死を生きた人びと-訪問診療医と355人の患者」。この訪問診療医のことをドキュメンタリー番組で見たような気がする。調べてみた。やはり見ていた。NHKスペシャル「大往生-わが家で迎える最期」(19/2/24)。きのう紹介された本を読んでみようと思う。

# 小堀一郎(1938-)、小堀杏奴(1909-1998)、森鷗外(1862-1922)

Re: 官邸官僚

共謀罪の成立に貢献したおかげで、官邸サイドには「黒川検事総長待望論」が根強い。

ごく最近の報道によると、政権はこの人事の実現に向け動いているようだ、「世の風当たりなどまったく気に」せずに。引用は、森功著「官邸官僚-安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋、19年)から(p179)。共謀罪の法案は、いわゆるテロ等準備罪法として成立した。

黒川東京高検検事長の定年延長、不自然な人事でない=森法相(2/3)に、「次期検事総長人事をにらんだものだとの臆測も出ている」とある。法相が不自然ではないと殊更言うあたり益々怪しい。いかに不自然であるか、そのことは「官邸官僚」(p178)を読むとよく分かる。小見出しに「総長レースの行方」とある。

官邸官僚(サイト内)

官邸官僚

  • 2020/02/06 06:58
  • カテゴリー:読み物

いまや名実ともに政権を動かしているその官邸官僚たちは、決して古巣の役所のトップを走ってきたわけではない。ある種のコンプレックスをバネにここまで昇りつめてきたといえる。

そんな連中が「日本を牛耳っている」のか。引用は、森功著「官邸官僚-安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋、19年)から(p114)。木工教室のMさんにすすめられて最寄りの図書館で借りて来た。一読勉強になるけれど、胸糞の悪さはかなりなものだ。吐き気さえ覚える。

主たる登場人物:今井尚哉(1958-)、和泉洋人(1953-)、杉田和博(1941-)、北村滋(1956-)、黒川弘務(1957-)、谷内正太郎(1944-)、福田隆之(1979-)、いずれも Wikipedia から。

安倍政権は、なぜ続くのか日本会議の正体12閣僚が日本会議(以上いずれもサイト内)、安倍首相補佐官 海外出張でも公私混同の疑い 厚労省女性幹部とコネクティングルーム宿泊(2/5)

バックロードホーン

先日別件でお電話をいただいた折、スピーカ・エンクロージャの話になった。こちらが週末に木工をやっていることを思い出されたようだ。本気なのだろうか、良いものを作ってくれるのなら注文しますよともおっしゃる。今はフルレンジ一発のバスレフ数十万円、それを駆動するアンプも当然高級機。やはりそうか。以前雑談でクラシック音楽の話を交わした際に立派な装置をお使いだろうと感じていた。電話から何日か経て、この件を時々思い出す。もし実際に作るとしたらバックロードホーンだな、と勝手にそう心に決めている。理論や設計など少し勉強してみようと、先日、図書館で目に付く本を借りて来た。

  • 長岡鉄男著「世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーをつくる-7000円から楽しめる不思議で奥深い魅力」(講談社、04年、新装版)
  • Stereo編「バックロードホーン・スピーカーをつくる!」(音楽之友社、18年)

バックロードホーン|音工房Z

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