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2020年05月06日の記事は以下のとおりです。

倍加時間分析、コロナ禍

4月7日、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に緊急事態が宣言された。その際、福岡よりも感染者が多い愛知がなぜ対象外なのかという声があった。あらためて、4/7時点での感染者数を見てみると、確かに、愛知は、それのみならず北海道や京都も、福岡より多い。それに関して、諮問委は、対象を選んだ基準には、感染者が倍になる日数「倍加時間」を加味していると説明した。事情は、例えば、コロナ緊急事態宣言「次の対象地域」、倍加時間分析で浮上の有力候補とは(4/16)に詳しい。

4月16日、緊急事態宣言が全国に拡大された。先の7都府県は追加の6道府県(愛知、北海道、京都、石川、岐阜、茨城)とともに特定警戒13都道府県に。4/16のデータを見ると、果たして、オリジナル7は、感染者数上位7位までにぞろりと並ぶ。諮問委の選択(憂い)は的中したわけだ。右図。追加には、続く6道府県が選ばれたことも判る。

そして、5月4日、緊急事態の期間が延長された。13都道府県の特定警戒指定もそのまま。最新(5/5)の感染者数ランキングでは、依然、それらが上位を占める。ただ、富山(12位)と広島(14位)が食い込んで来ている。その二県は、先の記事中、浮上有力候補とされていた。それも「倍加時間」に着目した予想だった。

ちなみに、人口百万人当りの死者数を都道府県別に見てみた。5/5時点で全国平均が4人の中、10人を超えるのは4都県のみ。石川(14人)、富山(12人)、東京(11人)そして福井(10人)。ここに北陸3県が揃っている。何か事情があるのだろうか。

全国平均4人という数字は、欧米諸国のそれに比べると著しく低い。英仏伊西、軒並み3百人を超えている。米国も2百人超。日本は桁が二つ違う。この低さは何に起因するのか。国民の自粛が奏功しているのだろうか、遺伝的な免疫の違いか。一つの説として、BCG仮説が提唱されている。

ここで用いたデータは以下。報道発表資料 2020年4月|厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」(4/7版、4/16版)から、いずれも【別添1】の表。および、東京で新たに58人感染、3日連続で100人下回る: 都道府県別の新型コロナウイルス感染者数に掲載の「自治体が公表した感染者数」(5/5)。

都道府県別人口・平成29年|統計局COVID-19 Coronavirus Pandemic安倍政権が隠す新型コロナ「日本の奇跡」の原因

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