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保阪正康▽最後の講義

1:1:8の法則があるように感じた。1割の人は、ものすごく正直に語る。整理して話せる。もう一つの1割は、初めから嘘を言う。8割は、普通の私たち。記憶を美化する。記憶を自分の都合のいいように変える。改竄する、善意に。

保阪正康氏による「最後の講義」から。

沢山の人たちの証言によって近現代の歴史を解き明かそうとして来た。4千人にも及ぶ証言取材を続ける中で人間を見抜く眼が研ぎ澄まされて行った。証言を聞く者は、審判者でもあるべきだ。少なくとも、語られる嘘を史実としてはならない、と。

保阪正康(サイト内)。最後の講義・選「ノンフィクション作家 保阪正康」(NHKーEテレ、12/11 22時、初回放送2023/3/9)、自由学園明日館

利根川大橋

先月28日。洋上を飛んでいたその便は、成田空港へ向けて着陸態勢に入った。銚子上空あたりから、内陸へ進入して行く。利根川をなぞるように飛び、程なく霞ヶ浦に達し、左へ大きく旋回。その時、右側に筑波山のきれいな山容を眺めることができた。

途中、利根川大橋が見えていた。その橋を、一度ならず、渡ったことがある。

20年ほど前のこと。神戸市でホームオフィスをやっていた頃、茨城県の鹿行(ろっこう)エリアへ出張することが何度かあった。そこへ行くには、都心での仕事を終えた最後の日に設定するようにしていた。往きは、東京駅八重洲口からバスを利用。鹿島セントラルホテルでタクシーへ乗り換えて現地へ向かった。

出張先での仕事を済ませたあとは、往路の逆は辿らず、タクシーで下総橘駅へ行った。その際に、あの長い利根川大橋を渡った。下総橘から成田線で成田へ。京成線に乗り換えて空港へ。成田-伊丹便に乗った。鹿行からの帰路はだいたいそのパターンにしていた。

茨城県側から大橋を渡って千葉県の下総橘駅へ向かう客は多くはないのだろう、タクシーの運転手は、決まって、電車でどこへ行くのかと聞いて来た。成田空港と応えると、サッカーW杯の時には空港への直行バスがあったもんだが、と毎度その話が出た。2002年日韓共催の大会で鹿島アントラーズの本拠地も会場の一つになっていた。そこと空港との間の移動が便利なようにということだったのだろう。

2004/10/19 16:55 NRT-ITM NH3111 CRJ-100LR JA01RJ
2004/02/10 16:55 NRT-ITM NH3111 CRJ-100LR JA01RJ
2003/11/21 16:55 NRT-ITM NH3111 CRJ-100LR JA02RJ
2003/04/29 17:55 NRT-ITM JL153
2003/02/27 16:55 NRT-ITM NH3111 CRJ-100LR

東京、24年11月(サイト内)

今年の訃報、2024年

今年ここで触れた訃報はどのくらいあったろうか、と年始まで遡ってみた。例年よりも多く採り上げたような気がする。

敬称略で、中山美穂、北の富士勝昭、谷川俊太郎、西田敏行、浜畑賢吉、松岡正剛、佐々木昭一郎、武田国男、久我美子、桂ざこば、キダ・タロー、フジコ・ヘミング、鳥山明、小澤征爾、そして、山崎元。

15名の方々の没年齢平均は80.8歳。90代で亡くなられた方が4名、80代は6名。

厚生労働省の「簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は、男性81.09歳、女性87.14歳だった。昨年2023年時点のデータ。

死去(サイト内)。令和5年簡易生命表の概況|厚生労働省

モータウン

自動車工場での経験はとても重要だった。組み立てラインがどのように機能するかを知ったからだ。それが私の音楽レーベルのベースとなった。

映像の世紀バタフライエフェクト「ラストベルト アメリカ 忘れられた人々」から。この回の語りも、伊東敏恵アナだった。 

「モータウン」の創業者、ベリー・ゴーディ・ジュニアは、フォードの自動車工場で働いていたことがある。彼は、歌手を車のフレームに見立て、作曲家や演奏家などの部品を取り付けていく完全な分業システムでヒット曲を連発した。

領域はまったく違っても、好業績を上げる仕組みや思想はよく似ていたりする。

レコードレーベル「モータウン」は、ミシガン州デトロイトで生まれた。その名前の由来は自動車の街、モータータウンだった。

語りは伊東敏恵アナ「ザ・ゴール」との出会いフレームワーク十選(いずれもサイト内)。トランプ氏、ラストベルト3州全勝 奪還で8年前を再現(11/7)、映像の世紀バタフライエフェクト「ラストベルト アメリカ 忘れられた人々」(NHK総合、12/9 22時)

物語の先に

つづきはまた明日

そう言う、まひろ(吉高由里子)の表情が何とも切ない。

大河ドラマ「光る君へ」第48回「物語の先に」から。これで最終回。

道長(柄本佑)は死の床についている。まひろは、物語の力で道長の生をつなごうとするのだが、道長はつづきを聞くことなく逝ってしまう。

最初からではなく第34回から観始めた。ちょうど、まひろが源氏物語を書き始めたあたりからだった。以来、人の心を引き付ける物語の力がずっと語られた。この最終回ではそのことが殊更に強調されていたように思う。ただ、その力は、死にゆく道長には果たして及ばない。時代も変わりつつある。物語の時代は最早これまで。「嵐が来るわ」と、まひろが呟いてドラマは終わるのだった。

総集編は29日に放送されるとか。

光る君へ(サイト内)。光る君へ(48終)物語の先に(NHK総合、12/15 20時)、ラストのせりふは「最初から決まっていた」 チーフ演出が語る「光る君へ」最終回(12/15)

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