研究者によるデータ捏造
- 2019/10/24 07:02
- カテゴリー:読み物
知的な風貌の外国人で東京大学の助教の肩書き(略)に、コロッとだまされたマスコミからは、反省の声はあまり聞かれません。
研究不正の確信犯は、ボスや研究機関ばかりかマスコミの脇の甘さにも付け込む。時実象一著「研究者のコピペと捏造」(樹村房、18年)から(p87)。デリケートな話題だけに、全編に渡って情報の出処が抜かりなく記されている。
確信犯でまず思い出すのは、有機物高温超伝導を題材にした、ドイツ出身の彼だろう。もちろんこの本にも登場する(p44)。彼の物語、「史上空前の論文捏造」(NHK、05年、ハイビジョン特集)をビデオに残してある。そのうちまた観てみよう。
# ヘンドリック・シェーン、アニリール・セルカン、小保方晴子、森直樹 (微生物学者)、藤井善隆、11jigen、出典はいずれも Wikipedia